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あるのすさび

さびしさを糸でかがればかぎ裂きのかたちしてをり棘のあるらし


by alglider
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ぼうつと + 短歌

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22:57

 ぼうつと

 
 してゐて、このまま、ぼうつとしていやうと思つてゐる。

 そんな夜です。

 そんな夜にはキース・ジャレットを聴いて

 高橋新吉を読んで、やつぱりぼうつとしてゐるのです。







辺 境 に 今 は ゐ る ら し こ の 夜 の キ ー ス ・ ジ ャ レ ッ ト 人 に 知 ら ゆ な




へんきょうにいまはいるらしこのよるのきーす・じゃれっとひとにしらゆな









只今のながらCD

THE KOLN CONCERT / KEITH JARRETT
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Commented by くも at 2009-05-28 07:06 x
「人に知らゆな」っていう文法がよくわかんないですが。

教えてください。(「じぶんで調べろよ」という天の声)
Commented by パンタタ at 2009-05-28 22:29 x
くもさんへ

万葉集だったかな
青山の横切る雲のいちしろく我と笑まして人に知らゆな

夕凝りの霜置きにけり朝戸出にいたしく踏みて人に知らゆな

とか

山中智恵子さんの

しづかなる咲ひに神を殺すこと蛇に知らゆな血のひとときを


原阿佐緒さん

うらわかき心みだれをひそかにもかなしめる身と人に知らゆな   

福島泰樹(先生)さん

ヒマラヤヘゆきたしあわれ雪渓を峰を越えゆく鳥に知らゆな

などから文法は調べないで
「人に知られたくない、知られないようにしてください、知られるな」
などと思っていました。

調べてみると
「ゆ」には、上代に受け身の助動詞がありますね
それに+禁止の終助詞「な」が付いたものだと思います。
知ら(未然形)+「ゆ(終止形)」+「な」
多分、これかと。
普通に知ってしまってたので、文法を考えたことがありませんでした。
機会を与えてくださりありがとうございます
Commented by くも at 2009-05-29 06:20 x
「ゆ」は自発の意味もありますね。
「聞こゆ」の「ゆ」ももともとはそうです。

なるほど、それでしたか。受け身ですか、上代語法で、いまも
残存しているんですね。

また、よくこんなに用例をお探しで、ありがとうございます
Commented by パンタタ at 2009-05-29 07:48 x
くもさんへ
短歌絶叫コンサートをされている福島泰樹さんですが、
一番初めに出された録音のレコード(CD化は未)「曇天」(砂子屋書房)の中で
福島さんが叫ぶのではなく、相方の龍さんが

ヒマラヤヘゆきたしあわれ雪渓を峰を越えゆく鳥に知らゆな

それはもう美しい旋律で歌うのです。
25年ほど前の話でしょうか。それ以来、
その旋律、語感が気に入って、見つけたらメモしてたんです。
でも、文法は調べたことがありませんでした。
ただただ歌唱の印象と語感が好きで。

それにしても「蛇に知らゆな」ってすごいですね。

Commented by くも at 2009-05-29 12:41 x
「蛇に知らせむ」よりはいいですけど。
by alglider | 2009-05-27 21:36 | 短歌 | Comments(5)