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プチ鬱ですわ + 短歌二首

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20:56


花 の 名 を 知 る す べ も た ぬ 風 の ご と わ れ を 揺 ら し て 人 は 逝 き た り

はなのなをしるすべもたぬかぜのごとわれをゆらしてひとはゆきたり



ゆ ふ や み に 浮 か ぶ 人 影 お ぼ ろ な る 日 々 は 名 残 り と わ れ に 告 げ た り

ゆうやみにうかぶひとかげおぼろなるひびはなごりとわれにつげたり




 昼から

 CDを買いに街へ出た。お目当ての頭脳警察の新譜「俺たちには明日はない」は十一月に延期になっていた。デヴィッド・アレンズ「ゴング」のまさかの新譜「2032」などを買う。これには私の好きなバイオリニスト勝井祐二さんも参加している。と、まあ、出かけたから元気なようだが、そうでもない。


 街で行きかう人、そういう人たちというのは生きている人たちなのだ、という当たり前のことが強迫のように襲い、気がそぞろになる。私はどこへ行っても生きている人にしか会えないのだった。マルセル・デュシャンの至言「死にゆくものはすべて他人である」の逆説、「出会えるのは生きてる人だけ」という、その想念が頭から離れない。動悸が高まる。胸のあたりがくるしい。だいたい胸に意識がずっといってること自体おかしい。


 今年は多くの人を見送った。ああ、それで今、私は鬱だなと自己診断。外に出ることはできているから、パニック症ではなく、プチ鬱か。お咲きさんにその発見を告げると「ここ何週間かそんな感じやね」って。はあ…そうやったんや。ベクトルは上向きなんだけどなあ...たぶん。お酒をやめるためのルーティンワークと位置付けている毎日更新もできてるし。ま、これができなくなったら、重症です。





 鬱の日は生きている人ばかりの日、そんなこんなプチ鬱の夜だ。





只今のながらCD

THE INCIDENT / PORCUPINE TREE
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by alglider | 2009-10-24 18:47 | 短歌 | Comments(0)

さびしさを糸でかがればかぎ裂きのかたちしてをり棘のあるらし


by alglider
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