病院から美術館へ + 短歌
2009年 11月 07日
21:38
たちまちにひびはいたみてあかりけすくりやにのこるひょうはくのかよ
いつもは
待ち時間も入れて診察に一時間半から二時間ぐらいかかるのだが、今日は一時間で済んだ。早いなあ今日は、なんて思っていたら、ふと彫刻家の長澤英俊展「オーロラの向かう所」(←クリック)を国立国際美術館で開催されているのを思い出した。おお、これはよい機会。
阪急梅田駅から中之島の美術館まで裏道を選び、遠回りしながら歩く。ちょうどええ距離。田蓑橋の途中で堂島川を眺める。水辺は気持ちいいですね。
「オーロラの向かう所―柱の森」という作品は、上の写真のような感じなのだが、これは撮影用に光が回してある。実際は暗闇の中に展示されている。その空間に入るときに係の人が暗幕の中までついてきて「左手の壁があります。そこに手をあててまっすぐは進めます。目が慣れてきたら柱の中を自由に歩いてもらって結構です」と。
目が慣れるまで五分ぐらいかかっただろうか。ほの白い列柱がかすかに見え始める。それでも暗い。怖くてとても自由に歩けない。ほのかゆえに確かな垂直だけを体に感じながら、動くのは水平移動だ。感覚がずれていく。mixiの短歌友だちマリアさんのことを思ったが及ばぬことである。しばらくしたら座り込んでいた。
帰りに散髪、中古CD 屋へ。ムーディー・ブルース、パブロフズ・ドッグ、ニュー・トロルス(1st と 2nd のカップリング)などゲット。パブロフズ・ドッグはずっと欲しかったCD で満足。2nd も欲しいのだがなかなか見当たらない。
明日はゆっくり創作の日にして夜は回転ずしだ。
刮目し及ばぬことと座り込み、そんなこんなオーロラの夜だ。
只今のながらCD
PAMPERED MENIAL / PAVLOV’S DOG
by alglider
| 2009-11-07 16:39
| 短歌