ブログトップ

あるのすさび

さびしさを糸でかがればかぎ裂きのかたちしてをり棘のあるらし


by alglider
プロフィールを見る
画像一覧

けふもつれづれ + 短歌

f0100480_18141922.jpg


22:57


し あ は せ の 写 真 の 褪 せ て や は ら か き 光 り ま と ふ を 黄 昏 と 呼 び

しあわせのしゃしんのあせてやわらかきひかりまとうをたそがれとよび



 湿度の


 高い曇天で始まった日だったが、昼からは晴れ、傘を使わずに済んだ一日だった。午前中に予定通り国立国際美術館の「絵画の庭 ゼロ年代日本の地平から」を観に行く。草間彌生さん、奈良美智さん、町田久美さん、加藤美佳さん、O JUNさん、会田誠さん、加藤泉さんといったところは、あいかわらず面白い。面白いというのは、とりあえずの表現で、思慮深く技術もありコンセプトにも揺るぎがない。


 そして、気に入らないものも。気に入らない、というのはとりあえずの表現で、サブカルの周辺から一歩出ていない幼児性を抱え込んだ作品、「この不安が私なの」的開き直り傾向が見てとれる作品も。現代美術における絵画という古い表現手段の新しさを考えているうちに、短歌の新しさのことを考えていた。ま、答えなんて出なかったけど、かなり表現(短歌)について刺激を受けた絵画展であった。答えはでなかったが、私は幼児性と開き直り的私(わたくし)性というものとは縁がないな、と思って会場を後にした。


 一時間弱ほどかけて中之島から茶屋町まで、試写会場へ移動。いやあ奇遇というのは続くもので、ジャクソン・ブラウンの会場で隣席だったポップス評論家のU柴さんとばったり出会う。そういえば、ロックにちょこっとコミットした映画だったのだった。


 ああ、オフ会の題詠に「桜」が出ていたことを思い出した。まだ、桜に心は動いてないや。できるかしらね。



 写真は奈良美智さん「After the Acid Rain」部分




 山笑うこれが私の不安なの、そんなこんな少し考えごとをした夜だ




只今のながらCD

MUJIC FOR FILMS / BRIAN ENO
[PR]
Commented by 拓諳 at 2010-03-16 23:52 x
あ、行ってきはったんですね。
奈良さんも良かったけど、会田誠さんも印象に残ってます。
「ジューサーミキサー」の前では20分くらい魅入ってしまいました(笑)
Commented by パンタタ at 2010-03-17 00:01 x
拓諳さんへ

ああ、私、会田誠さんは「滝の絵」のほうに
釘づけになっちゃいまして、汗
はい「ジューサーミキサー」も大作でした。

Commented by ボブ at 2010-03-17 09:01 x
パンタタさんの文章を読んで、わたしはわたしの歌の開きなおれない(開きなおりきれない)私性を感じて恥ずかしくなりました。
Commented by at 2010-03-17 09:51 x
夜桜、辰巳泰子さんの写真とあいまって、艶やかでありまする。

わたしはひらきなおってるかなぁ…、
うぅ~ん、ようわからん。
現代美術も、ようわかりませぬ。
Commented by パンタタ at 2010-03-17 20:37 x
ボブさんへ

「開き直り」って、いい意味で使ってませんから、
開き直れないボブさんって、いいんじゃないでしょうか。
自分との付き合いに「開き直る」っておかしいやん。ねぇ。

Commented by パンタタ at 2010-03-17 20:42 x
文さんへ

はい、思わぬ効果で艶っぽくなりました。

開き直らない方がいいんだと思うけれどなあ。
文さんの凄さは、何回も書いてますが
「仕方なさの在り方の凄さ」だと常々思っておりまする。
現代美術は美しく楽しければいいのです。


by alglider | 2010-03-16 18:14 | 短歌 | Comments(6)