立つところ + 短歌(随分推敲しました)

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21:01


汽 笛 は 遠 く 夕 闇 せ ま り わ が 胸 を つ か む も の ゐ て 月 に で あ ひ ぬ


きてきはとおくゆうやみせまりわがむねをつかむものいてつきにであいぬ



 連休の


 最後の日を家の中で過ごす。出会いには別れがつきまとうので、何だか切ない連休前半だった。それで活力が萎えたのか、最後の三日ほどは家で本をだらだら拾い読みしたり、CD を聴き流したり、煙草を吸って、と書きだすと些細な動作のこれといった方向のない、何気ない積み重ねしか列挙できない。まあ、平板な休みの後半だった。


 ああ、明日から仕事かあ…と、ちょっと面倒くさい気分になっているが、行ったら行ったで、余計なことを考えずに済む(少しの煩悶は抱えてしまうのだが)から、精神面の健康にはよいのかもしれない。抱える煩悶が大きな不安に変化することはあるけれど…。ぼーっとしていると、すぐに寂しさや切なさに取り憑かれてしまう。過去のこと、そしてこれから消えゆくもの、去りゆくもの、死にゆくものばかりに心がいくのだ。これ自体は病気であるとも言える。言えるが、それをわが糧にしていかねば、と思う。そこをわがものとして抱え込み、そこに私は立たねばならない。
五月は空に。




 去るものは振りかえり笑み風の立つ、そんなこんな連休最後の夜だ。





只今のながらCD

GREENSLADE(1st) / GREENSLADE
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by alglider | 2010-05-05 17:32 | 短歌 | Comments(0)

さびしさを糸でかがればかぎ裂きのかたちしてをり棘のあるらし


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