連休明け初日 + 短歌

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22:56


手 の ひ ら を 合 わ せ る ほ ど に う ち と け て 何 も わ た せ ぬ 手 の ひ ら で あ る


てのひらをあわせるほどにうちとけてなにもわらせぬてのひらである



 朝の


 電車が遅れてねえ…ただでさえ仕事に行く気合いの入っていない連休明けというのに、遅れるかなあ…困ったものである。適度に忙しく、あれこれ不毛なことを考えずに済んだが、ちょっこしチクっとくる棘もあった。何気ないたったひと言で気が塞いでしまうんよ。私にとっては道理の通らない言葉だが、私の道理に絶対性があるか、と自問すればするほど気が沈む。そうやって轟沈するんよ。まあ、そんなもんだよねえ、日常ってやつは。


 ほかの人より敏感であると書けば、ちょっこしいいふうにも聞こえるが。そうでなく、ほかの人なら何ともない日常会話に立ち止まる。精神科の先生に言わせれば自意識過剰となる。自意識過剰と書けば、ちょっこしカッコ悪く聞こえる。どっちでもいいのだが、さっき書いた日常ってやつが厄介なのだ。そらそうだ、宇宙の果てで仕事をしているのではないし、火星で煙草を吸って、水星で用をたすわけでもない。決まった机があって毎日そこに腰掛けている。Fool on The Hill である。そんな病気を抱えながら、なんとかかんとかであった連休明けの一日目。





 ひと言に立ち止まりをり春の闇、そんなこんな連休明けの一日を終えた夜だ。





只今のながらCD

IN PRAISE OF LEARNING / HENRY COW
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Commented by at 2010-05-07 00:20 x
>手のひらを合わせるほどにうちとけて何もわたせぬ手のひらである

うん、無力な自分にうんざりすることが、多々あります。
Commented by パンタタ at 2010-05-07 22:20 x
文さんへ

そう、どこへもとどかないむなしさ...です。

by alglider | 2010-05-06 21:41 | 短歌 | Comments(2)

さびしさを糸でかがればかぎ裂きのかたちしてをり棘のあるらし


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