クリスマスのブタ + 短歌二首(推敲しました)
2010年 12月 24日
22:47
金 曜 日 電 話 で 知 り し き み の 死 の 送 り 辺 の ご と 生 ご み を 捨 つ
きんようびでんわでしりしきみのしをみおくりべのごとなまごみをすつ
死 は 隣 り き み は い づ く の 天 空 の オ リ オ ン 仰 ぎ 息 を の み し か
しはとなりきみはいずくのてんくうのおりおんあおぎいきをのみしか
世の中は
クリスマスなのだが、もう子供が中学生になったことから特別なことはしていないなあ。で、クリスマスだというのに、相変わらず追悼の挽歌である。今月は挽歌しか詠まないことに決めたのである。
挽歌を載せながら、まったく関係ない話を。クリスマスの思い出話である。娘が3歳のころ 「 サンタさんに何のプレゼントを頼むの? 」 と訊けば 「 ブタのぬいぐるみ 」 と答えた。また、なんの偶然か、その年のキディ・ランドには新製品のブタのぬいぐるみが山積みされていたのだった。私は躊躇なくそれを選び、クリスマス用にラッピングしてもらった。
娘が寝込んでから枕元にプレゼント(ブタ)を置く。それで、朝、娘は 「 わ~、ブタだぁ~ 」 ということになった。それはそれでいいのだが、娘が大きくなってから 「 私はあの頃からサンタの存在を疑っていて、もし本当にサンタが居るのなら、ブタなどというふざけたプレゼントのお願いをすると、きっと拒否するだろう、と試してみたのだ 」 と言う。うう。そんなことを考えるおませちゃんだったのね、と知ることになる不甲斐ない私であったのだった。しかし、いいブタだったのになあ。のちのち私の昼寝用の枕になったのだ。
そんなこんな。
只今のながらCD
BIRDS / TRACE
by alglider
| 2010-12-24 22:02
| 短歌