雪日和 (三題小噺) + 短歌二首
2011年 02月 11日
21:11
バ ラ ス ト の ひ と つ ひ と つ と 眠 り け り 心 か よ は す 孤 独 も あ り ぬ
ばらすとのひとつひとつとねむりけりこころかよわすこどくもありぬ
夜 ふ か く 最 終 電 車 を 見 送 り し 枕 木 の ご と わ れ も 眠 た き
よるふかくさいしゅうでんしゃをみおくりしまくらぎのごとわれもねむたき
朝、リビングの
カーテンをあけると銀世界。「まだまだだよ」と雪は音もなく降っている。眠っていたお咲きさんに「雪で真白」と声をかけると「ほんま?」と起きだして、一目見てまた寝てしまった。ああ、この中を私は出かけるのね。映画と個展と補聴器。何だか三題小噺やね。
映画は深く考え込む文芸路線は好まない。これは最近の傾向で、若いころは訳が分からなくても小難しい映画をよく見に行っていた。最近は痛快娯楽アクションで約2時間ほど我を忘れていられる映画がいい。見た後で考え込むのはどうもしんどいのだ。で、ブルース・ウィリスの「RED」を見てきた。好きな俳優モーガン・フリーマンも出ていたし(歳をとったなあ)。
んで、席だけをキープして、1時間ほど余裕ができたので、ブログで教えてもらった人の個展を見に行った。大江ビルヂング(←写真クリック。電線がステキ!)というレトロな古建築の中に入っている画廊なのだが、入ろうとすると警備員さんに呼びとめられてしまった。「どこ行かはんの?」「乙画廊」「まだやで」と、開廊前に着いてしまって、映画を見てからに計画を変更したのであった。
ま、映画の内容はごたごたとは書くまい。面白かったっす。実に馬鹿げた情況設定でやすやすとアメリカ副大統領が狙われてしまうんだから。終わってヨドバシカメラに義母の補聴器の相談へ。それから画廊へ。
気づけば何も食べてなくって薬も忘れていた。ちょっと胃が痛む夜である。
そんなこんな。
只今のながらCD
BLACKOUTS / MANUEL GOTTSCHING
by alglider
| 2011-02-11 18:17
| 短歌