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あるのすさび

さびしさを糸でかがればかぎ裂きのかたちしてをり棘のあるらし


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おかしなコンサート

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23:06


 高橋悠治さん


 のコンサートはとても変わっていた。一曲ごとに説明が入る。まあ、MC ですね。作曲者の来歴や曲の背景。民族や歴史、思想、戦争とのかかわり。古典と現代音楽。波多野睦美さんの歌う歌には、ジョイスの「フィネガンス・フェイク」や失語症になったシャンソン歌手のリハビリのために作られたベケットのテキストを引用した実験的な歌、そして詩人・長谷川四朗の世界。それぞれに解説が入る。


 MC がそんなに長いわけではないが、ある意味、現代音楽に関するトークショー的側面も。驚いたのはジョン・ケージ「18 の春のすてきな未亡人」で詩はジョイスでピアノは「閉じられたピアノ」と言って蓋をして叩き、ピアノが打楽器として扱われていた。こういうのって既に有名なのかもしれませんが、初めての私には面白かったです。前衛ということも考えたが、やはり、それより目のまえで行われている出来事と人のことが一番で、前衛とは人が成すことで平易でなければならないような気がした。そして偏屈ではなくおおらかなこと。


 最初は高橋さんの独演だったのですが、30 分ほどの曲、チャポー・ジュラ「沙漠の行進」は湾岸戦争の犠牲者のために書かれた曲。ベートーヴェンの「歓喜の頌歌」やアメリカ国家が歪んで入り込む。これが大変よく眠りを誘ってくれました、笑 いやいやすごくよかったのです。


 あさのまがりかどの歌  長谷川四郎

 海が見えるか見えないか
 朝のまがりかどまがれ

 一角獣がいるかいないか
 朝のまがりかどまがれ

 砂漠と時計むすびつけ
 朝のまがりかどまがれ

 大砲がこっちむいてる
 朝のまがりかどまがれ

 黒い鉛の海がみえる
 朝のまがりかどまがれ

 でっかい赤い太陽がしずむ
 朝のまがりかどまがれ




 写真はコンサートのあった松方ホールから神戸港を望む。


 そんなこんな。


只今のながらCD

LOW COUNTRY BLUES / GREGG ALLMAN
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Commented by at 2011-02-28 09:38 x
ライブの感動は、別格ですねぇ。
隣町のおねえさんの歌でも、たのしい。いい演奏家のものならなおさら。
わたしはしばらく忘れてゐます。
Commented by machi at 2011-02-28 19:57 x
インフルエンザをもらいました(^^;
娘に即うつりました(^^;
私は軽かったんですが娘は高熱が出ています・・。

随分前に、ここ小さい船に乗って外側からの工場見学をしました。
○重のドックと三菱のがあると主人が言っていました。

Commented by パンタタ at 2011-02-28 23:55 x
文さんへ

ひさしぶりのライブ。
それも憧れの高橋悠治さん。
ちょっと悟った感じの人でした。
ついで7日もライブなんです。

Commented by パンタタ at 2011-02-28 23:57 x
machi さんへ

インフルエンザですか、それは大変でしたね。
感染力強いんですね。
ご主人はこっち関係の仕事でしたよね。
私は毎日見ている風景です。

by alglider | 2011-02-27 20:25 | 日々是口実 | Comments(4)