「ほっ」と。キャンペーン

五月 + 短歌 + おまけのソネット

f0100480_22153657.jpg


223:39

逃 げ て ゆ く 五 月 の 尻 尾 を つ か ま へ る 風 の な だ り の 丘 は ひ か り て


にげてゆくごがつのしっぽをつかまえるかぜのなだりのおかはひかりて



 せっかく


 五月の素晴らしさに気づいた今年だったのに、平年より早い梅雨入り、そして明日で五月も終わりだよ。何か思い出せるいいことだけ、印象深い風景だけを思いだそう。しかし、そうは問屋が卸さぬようだ。



何者であったか

ああ五月
お前は何者であったか
いい子ぶってはいけない
錨をおろしたままの船が曳航されてゆく

そして五月
何者にもならず
街は腐葉土を用意し
いかにもそれはそのように腐り始める

風を食み
広げられるだけの両手に
抱え込んだ処理しきれぬもの

光に盲しい
さよならの花たち
すでに別れ終えたものたちさえも






 そんなこんな、いろいろ頭を言葉がよぎる夜中だ。




只今のながらCD

TOGETHER / JOHNNY & EDGAR WINTER
[PR]
Commented by izumi at 2011-05-31 00:09 x
何者であったか……とつぶやいて
眠るでしょう。


今日の風は、はるか彼方に
海か、山か、闇か、光か
どっかにもう、いってしまいました。

私は汚れた手を組み合わせて、眠ります。
おやすみなさい。
Commented by パンタタ at 2011-05-31 20:13 x
izumi さんへ

よく眠れましたか?
手は汚した方がいい。よく眠れる、笑
汚さない人、汚れていない歌が多いですね。

by alglider | 2011-05-30 22:15 | 短歌 | Comments(2)

さびしさを糸でかがればかぎ裂きのかたちしてをり棘のあるらし


by alglider
プロフィールを見る
画像一覧