観劇

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23:44


 お咲きさんと


 芝居を見に出かけた。が、私が先に家を出て同じ電車に乗るはずだったが、はぐれてしまって、駅で「遅いなあ」と待っていた私が後発で追いかけることに。途中の駅で待ち合わせをし、無事合流。「おわび」と待ち合わせ駅でシュークリームを買っていたお咲きさんである。


 見に行ったのは平田オリザさん主宰、青年団の「革命日記」。以前、と言っても小劇場ブームのころだからもう25 年ぐらいは前か、その頃は仕事の関係でしょっちゅう芝居を見に行っていて、戯曲の審査などもやっていたことがある。それ以来だから随分と久しぶりというか、もう素人の観劇である。平田オリザさんの芝居は一度見に行きたかったのだった。それが叶ったのもmixi での友達であるリスさんの情報のおかげ。


 昔のお芝居では、日常に非日常が不条理に入り込んでくる、というパターンが多かった、というか主流だった。平凡な家庭に異(邦)人=不条理が入り込む、というパターン。しかし、今日見た「革命日記」は革命を志し(といってもすごくいい加減なのだが)、平凡な家庭を装っているアジトに日常が入り込んでくる。空港襲撃(管制塔制圧)と大使館占拠を計画中のメンバーだが、ピンポンとチャイムがなって、ご近所から自治会の依頼が舞い込む。また、メンバー個人の日常(恋愛)が革命と同時に語られ齟齬をきたす。芝居は日常(=社会には還元できない個の問題)に向き合う形で唐突に終わるのだが、この日常を社会の問題にウルトラ化させないところで物語が成り立っている。ここが、この「革命日記」が描いた「今=日記」だと思われ、また救いであった。平田オリザさんという人はどこかで「救う」戯曲を書く人なのかもしれない。一回では分からないけれど、特徴的だったのでそう思う。


 帰り、これまたmixi での友達、きらくさんにメールをしてホール近くの回転ずし屋を教えてもらい、直行。くら寿司だった。ラッキー、ちょうど200 円割引券を持っていた。




 そんなこんな。



只今のながらCD

THE IDIOT / IGGY POP
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Commented by izumi at 2011-06-20 05:35 x
平田オリザさん、優しい目と柔らかな声のおじさまですよね。
私もあの方のお芝居を観てみたいなぁ。NHKの劇場中継で昔、ちょろっと観たことがあります。

ところでオリザというのは、宮沢賢治の物語で「稲」(米?)
だったのですが、そこから取った名前でしょうかね?

あと、私は最近の回転寿司のおいしさに、先日ぶっとびました(笑)
Commented by リス at 2011-06-20 13:07 x
うちと同じデートコースですね☆(笑)

理想と、現実や感情との間で生じてしまう矛盾。
ひとの弱さをそっと掬いあげるようなお芝居で、心が揺れました。
パンタタさんの感想を読んでいてなんだか色々と腑に落ちた気がします。
ありがとうございます♪
Commented by 稲泉 at 2011-06-20 14:15 x
ここ数年、主人の影響でお芝居を観るようになりました。

が、一度で理解できないものはDVDを購入して改めて観るようにしています。

活字からの情報はそれなりに処理できますがお芝居から読み取るのは集中力いりますね。

今度、観てみたいと思います。
Commented by パンタタ at 2011-06-20 20:09 x
izumi さんへ

宮沢賢治の「グスコーブドリの伝記」の中に出てくる穀物ですね。

でも平田オリザというのは本名なんですって。
お父さんが「稲」のラテン語かな、そこから付けたらしいです。というのはウィキさんから。

Commented by パンタタ at 2011-06-20 20:12 x
リスさんへ

ウィキから
平田は、日本における近代演劇は西洋演劇の輸入と翻訳にウェイトを置いて始まったものなので、戯曲の創作までもが西洋的な論理に則って行われてきたのではないかと批判し、このためその後の日本演劇は、日本語を離れた無理のある文体、口調と論理構成によって行われ、またそれにリアリティを持たせるための俳優の演技も歪んだ形になっていったのではないか、と考えた[要出典]。これを改善するために提唱されているのが、現代口語演劇理論である。

現代口語演劇理論ってなんだか短歌みたいですね。
そちらのくら寿司はうちの近くのくら寿司より、
ハイテク化が進んでいました。
超特急で注文が来るのが楽しくってキャッキャッ言ってしまいました、爆

Commented by パンタタ at 2011-06-20 20:17 x
稲泉さんへ

芝居には芝居の言語がありますね。
写真を読み説くのと一緒。
そこに慣れないと、読み解きにくいです。
面白いよ。
背中向けたまま演技するし、
台詞と台詞は被っていくし、
ささやくような発声もあるし、
なかなかユニークだと思っていたら、
平田オリザの演劇理論によるものだそうです。

by alglider | 2011-06-19 22:30 | 日々是口実 | Comments(6)

さびしさを糸でかがればかぎ裂きのかたちしてをり棘のあるらし


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