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重い + 短歌一首

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21:18

花 に 影 か さ ね て ゆ れ る コ ス モ ス の 光 り は 風 の な か に あ り け り


はなにかげかさねてゆれるこすもすのひかりはかぜのなかにありけり



 体育の日



 寝ていると、休日返上のお咲きさんが会社に出てゆく音が聞こえた。コトッと鍵の閉まる音がする。それからが、ちょっと辛かった。酒に酔って部屋にこもっていたとき、お咲きさんがそうやって会社に出て行く音を毎日聞いていたからだ。半覚醒の中、酒を飲み続け、ベッドに濡れ雑巾のように横たわっていた日々を思い出す。すると脚や腕が硬直してくる気がする。動けないのである。比重の違う油の中に漂っている感覚。重い。身動きの取れない状態、これがなかなか辛い。


 お酒を止めて何年たってもこういう心の深い部分にある瑕や後悔は消えないものだ。死ぬるときまで、そんな感覚は嫌だから、肝臓とかだけじゃなく、感情の方を回復させる生活が必要だ。のんびり、抜けているところもあるのだが、いつもビクビクして生活している。


 起きだしてからは、洗濯、食器洗い、水回りの掃除、買い物、喫茶店で原稿のためのメモ、帰宅後原稿に着手と、とにかく動く。そうしているほうが心が楽なのだ。動悸が激しくなるのを薬で抑え、一日、ま、充実させました。一人でいるときの方法論だ。



 そんなこんな。



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Commented by at 2011-10-10 22:41 x
そう、時間があると駄目。
びくびくする。
忙しくした後は、疲れきって、そして、びくびくする。
Commented by パンタタ at 2011-10-10 22:58 x
文さんへ

そう、のんびりしたいなあ、と思っていても
心底ゆったりできない。
時間があるとびくびくしてます。
疲れきって、びくびく...適度な忙しさを。
そういう配分ができない病気でもありますが。

Commented by 雪太郎 at 2011-10-11 08:17 x
私は自律神経失調症と外出不安症だったんですけど、
これもやはり、時間があるとダメでした。
「具合が悪くなるに違いない」と脳が考え始めてしまうみたい。
今は、体が動くようになってきたので、そういう時は、すかさず動き回るようにしているけれど、
体も辛かった頃は、沼に引きずられて行くようで
とても怖かったなぁ・・・。
症状は違うかもしれませんが、自分で自分のコントロールができない怖さ、ありますよね。

Commented by パンタタ at 2011-10-11 20:19 x
雪太郎さんへ

私は外出不安症はなかったんです。
アルコールを買いに出なきゃならないし、
夜の街で飲み歩いてましたし、笑
ただ、アルコールが抜けていくときがつらい。
体がコールタールに沈んでいくようで...
恐いですよね、あの感覚。

Commented by テキーラ at 2011-10-17 16:49 x
あ。
いい歌。
Commented by パンタタ at 2011-10-17 20:18 x
テキーラさん、

吟行お疲れさま、というか楽しかったみたいね。
お褒め、ありがとう。
私も写生に励まなくっちゃ。うう。

by alglider | 2011-10-10 16:14 | 短歌 | Comments(6)

さびしさを糸でかがればかぎ裂きのかたちしてをり棘のあるらし


by alglider
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