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霜月朔日 + 短歌一首

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22:43

採 血 の ま な ぶ た 閉 ぢ る つ か の ま に 子 供 と か へ る う し ろ の 正 面


さいけつのまなぶたとじるつかのまにこどもとかえるうしろのしょうめん



 帰り道、


 きれいな三日月が出ていた。mixi で誰かが書いていたけど正確には六日月だとか。ま、そこは大雑把でいいじゃない。ちゅんと尖がって流れる曲線がうつくしゅうございました。ちょっと見とれて相対してたわけですが、何だか「負けました」と心で詫びて目をそらしてしまった。


 アルコール専門病院には9月の末ぐらいに入院して、年明けまでいたので、この季節になると病院の生活をよく思いだす。あのころ見た月は、断酒会からの帰り道だったっけ。山あいの寒い道を同病の連れと歩いたものだ。緊張もしてたけど、ずいぶんとのんびりした入院生活だったように思いだす。冬の星座は冴え冴えと美しく、行く先を教えてくれているようでもあり、手の届かぬものの象徴のようでもあった。


 I 女史から電話があったことも手伝って、このごろ病気であるわが身をよく振り返る。酒を飲まなければ、何とかやっていける。今と当時を比較し、賛美するのはあまり賢い方法ではないと思うが、あれができぬこれができぬ、といろいろと逆に増えてしまった不便なことを謙虚に人生の引き算で考えても、飲まぬ今が圧倒的に“私”である。ま、難儀な不安症や強迫神経症というものが足されたけれど。



 そんなこんな。



只今のながらCD

ANOTHER SETTING / THE DURUTTI COLUMN
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Commented by BEATNIKS at 2011-11-02 01:22 x
「 飲まぬ今が圧倒的に“私”である。」古くから知っている者として本当に私もそのように思います。
Commented by 雪太郎 at 2011-11-02 08:42 x
トシをとるにしたがって、一つの病気を押さえ込んだかと思ったら、別の病気がこんにちは。
あぁ。

でも、どれならうまく折り合いつけていけるか、を選択して治療するしかないんだろうな、と観念する今日この頃です。

冬の星座はいいですね。
ずいぶんと遠くの小さな星までみえます。
Commented by ボブ at 2011-11-02 08:48 x
昨夜の月はきれいでしたね。
六日月には参りました。
そんな細かいこといわいでも…って感じでした(笑)
Commented by 稲泉 at 2011-11-02 19:11 x
ああ。

六日月のはなし
ぷよよんさんね~。

変に細かくてまいりますよね~あの人。

まったく。

誰か注意してやってください(笑)
Commented by パンタタ at 2011-11-02 20:24 x
BEATNIKS さんへ

あなたに言われると心底うれしいよ。
初めて会ったときから、かれこれ40年だね。
すげぇ~、笑

Commented by パンタタ at 2011-11-02 20:25 x
雪太郎さんへ

病気、モグラたたきみたいっす、笑
冬の星座、いいよね。歌も大好き!

Commented by パンタタ at 2011-11-02 20:26 x
ボブさんへ

ええ、細かい人が約一人いるんですね。
今日は七日月だね、
もう、いいってばよ、笑

Commented by パンタタ at 2011-11-02 20:27 x
稲泉さんへ

ぷよよんさんへ電話して注意しておきます。

Commented by 稲泉 at 2011-11-02 20:41 x
そうしてやってください(笑)
by alglider | 2011-11-01 21:59 | 短歌 | Comments(9)

さびしさを糸でかがればかぎ裂きのかたちしてをり棘のあるらし


by alglider
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