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あるのすさび

さびしさを糸でかがればかぎ裂きのかたちしてをり棘のあるらし


by alglider
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長月朔日 一首

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23:13




も う わ れ は ど こ の だ れ で も い い や う な 空 の あ を さ よ 雲 の し ろ さ よ




 というような


 九月の始まりだった。日中は陽射しも強く、暑さは残り、夕方までは夏の空だった。ひぐらしが鳴きはじめるころには刷毛で掃いたような雲が出てきた。山からは赤蜻蛉が下りてきて、やはり秋は近づいてきている。


 背中の痛みや右半身の痺れ、排尿障害などなど、よくよく考えてみると「えらいこっちゃの体」になってしまったのかもしれない。たぶん死ぬまで続くと思うんですよね。お咲きさんに「もっとえらい病気になった、と思っていいかもしれん?」と言うと「のんびりしててその程度でいいんじゃない」と言う。よく分からないが「オレは大変な病気だ、困った体だ」とぼやいたり喧伝しているよりはいいみたいである。不便も不自由も慣れてくれば生活だ。


 季節が背中を押してくれるのだ。ひぐらしの鳴き始めた森をゆく。




そんなこんな。



只今のながらCD

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Commented by izumi at 2012-09-02 01:06 x
パンタタさんはすてきだ。

私も、私はどこのだれでもいい、と共感しています。勝手に(笑)

九月は好きな月です。
自分の手のひらを見つめるような、静かな心になれます。学生の時は、外掃除しながら、高い空を馬鹿みたいに見てたっけ、とか……セプテンバーって響きも好きです。

なんだか、大事なものがどかーんと波に攫われて、砂の城も壊れて、でもいいんだ、みたいな九月が、好きです。
Commented by 佐藤 at 2012-09-02 14:56 x
やっぱりパンタタさんだな。
悟りにちかいさわやかな諦観にかんじます。

「不便も不自由も慣れてくれば生活だ」

凄いな。私はまだまだそこまでいけません。
さすが兄貴(^^;)
Commented by パンタタ at 2012-09-02 21:15 x
izumi さんへ

すてきだ、なんて書かれたら百日紅とか上ってしまいますよ、笑

izumi さんの文章を読んで、最近、手のひらを見つめていないことに気付きました。
で、じっと見る。はっきりした単純な手である。

>砂の城も壊れて、でもいいんだ、みたいな九月

は、詩ですね。私もそんな九月が好きです。

Commented by パンタタ at 2012-09-02 21:16 x
佐藤さんへ

お久。
仕方ないじゃないですか、完全に治りそうもないのだから、笑
諦めもします。あがくより楽。


Commented by ya at 2012-09-08 23:57 x
まう→もう

見え消しにしなくていいし、そっと直してね。
Commented by alglider at 2012-09-09 15:07
直した。けど、どこで覚え間違いをしてるのか?だ。
by alglider | 2012-09-01 23:13 | 短歌 | Comments(6)