パンダとカメレオン 短歌再掲
2012年 09月 20日
22:46
い ち に ち を 笑 ふ て く ら す は む づ か し く 六 時 の サ イ レ ン 犬 の 遠 声
お昼に
着くことを目指して家を出た。目的地は神戸の王子動物園。仕事で毎日通り過ぎている駅で降り、神戸特有の坂道を登る。パンダが一頭いるのである。私はパンダを見たことがない。東京や白浜まで行かずとも、こんなに近くにいるのに見たことがなかった。
パンダを見たことがないからどうなんだ、と問われれば、どうもないのであり、見たからといって別に偉いわけでもなんでもない。パンダはメジャーになってしまったが、世紀の珍獣である。珍獣なのにかわいい、なんて言われているのである。シフゾウがかわいそうである。で、うん、ま、私は珍獣を見たいのである。ひねくれているので、珍獣であってもメジャーなってしまったパンダを是非見たい、と素直になかなか言えない。言えないとこっそり出かけることになり、こっそり、というのは後ろめたさが伴うもので、延び延びになっていたのだ(と思う)。何を書いてるのだか、さっぱり分からない。
で、パンダを見て、ちっとも動かないコアラや二指ナマケモノも見たりして、山の手の王子動物園から海沿いの兵庫県立美術館へ。19世紀のラファエロ前派の画家バーン・ジョーンズ展へ。ん、こんなの以前からあったかなあ? 美術館の屋上からカメレオンが顔を出している(写真)。秋の空とカメレオン、いとおかし。
とにかく歩き続けて疲れました。明日は急に決まった義母の転院。朝が早い。
そんなこんな。
只今のながらCD
GAZEUSE! / GONG
by alglider
| 2012-09-20 22:04
| 短歌