せめての言葉   一首

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23:54


「な あ お ま え 崩 れ て い け よ い つ ま で も 天 秤 棒 な ぞ 担 い で お ら ず」



「なあおまえくずれていけよいつまでもてんびんぼうなぞかついでおらず」




 午後4時半ごろに


 仕事の合間というか、少し時間があく場合がある。次の準備をしてもいいし、新聞に目を通すのもいいし、ひたすら調べものに没頭するのでもいいのだが、ここ3日、その時間帯に短歌を推敲したり新しい歌を詠んだりしている。パソコンというハイテク機器のありがたさである。向かっていたら、極端な話、何をしていても分からない。やばいサイトとかデイトレなどは一応チエックがあるらしい。短歌はUSBとワードだけだからね。


 やること(仕事)をやっていると、こういう少し後ろめたいことにもリトル余裕ができる。酒を飲んでいるときは、仕事ができない、罪悪感、紛らわしの勤務中飲酒、すると更に仕事ができない、more 罪悪感、また飲むと悪循環だった。お咲きさんが「今日は体調が優れないので休みます」なんて会社に電話をしているのを見ると、まっとうな人には、そういうことを言える許しを会社内の人間関係や世間様からいただいている、構築しているのだな、と恨めしいかったが自分ではどうすることもできなかった。


 今は何とかバランスを取って日々暮らしているが、そういう生活はつまらないな、と感じるときもある。人生の大半を酒の勢いでエイヤッと自己主張してきたから、酒をやめてから自分の意見を言うことに慣れない。自分の意見を言うことは、世の中、時と場合によっては必要なのだから、言えない私は世の中に馴染めずにいる。左を右と言われても、ああそうですかスミマセンでした、と謝ってしまう私なのだが、最近のご時勢はそうも言っておれなくなってきた。酒を飲まずに信じる言葉、せめての言葉を語れるか、私とってはかなり遠い、時間のかかる話なのだが、重要なことだ。時間が待ってくれるだろうか。


 別項:産む子供のデザインができる可能性が出てきたが、国家による選別と国家によるデザインになる可能性を思う。当然、倫理は政治的意図により変更され、徐々にお国のための赤子を選び、誰もが推奨するようになる。戦える強靭な肉体、最先端の技術で生まれる大和魂。新しい優生思想になる危惧を抱いている、というか、今日、仕事の帰り、その可能性に気付き愕然としたのだった。




 そんなこんな。



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只今のながらCD

SLEEPER TOKYO,APRIL 16, 1979 / KEITH JARRETT, JAN GARBAREK, PALLE DANIELSSON, JON CHRISTENSEN
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by alglider | 2014-01-29 22:58 | 短歌 | Comments(0)

さびしさを糸でかがればかぎ裂きのかたちしてをり棘のあるらし


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