道に迷う    一首

■■■
■■
f0100480_16242162.jpg


20:42


は な び ら の 肩 を よ せ あ う さ ら さ ら と 謀 な ど 話 し お り た り



はなびらのかたをよせあうさらさらとはかりごとなどはなしおりたり




 ケーブルテレビの


 新しいチューナーの宣伝DM が届いて、今月中の申し込みなら工事費が無料だという。今、わが家には録画機器がないので、この機会に外付けハードディスクを一緒に頼もうと、隣り駅前にある支社へ足を運んだ。「わざわざ来てくださって」と言われたが、フリーダイヤルはずっと話し中だし、支社への直通電話はホームページには記載されていない(直通電話番号を書いているホームページって少ない気がする。問い合わせはメールかフリーダイヤルって面倒だ)。行った方が断然話は早い営業形態になってしまってることを、当の営業マンが知らないのだ。サービスは何と言っても“対面”ですよ。


 で、工事費無料キャンペーンだから下見や工事の日程は混み合っていて、祝日の29日に取りあえず、どういう取り付け方法がいいのか見に来てくれることになった(部屋の掃除をしなければならない)。基本料金が月800円ほど増えるが、電話を乗り換えたら無料になるので、損得の話をすれば得みたいだ。


 で、その段取りが、お昼まえに終わり、さあ、整体へ行こうと思ったら、何を勘違いしていたのか1時間ばかり早い。つまり時間が空いた。喫茶店で今読んでいる水原紫苑さんの「桜は本当に美しいのか」を読む案もあったが、ものすごく天気がいいので、目的地駅の二つ手前で降りて歩くことにした。以前は電車から見るだけで降りたことのない町を歩く、電車からの風景を確かめるというのが趣味だったのだけれど、脊髄を損傷してから杖を利用するようになったものだから、あまり歩くことはしなくなっていた。えいやっと、歩きだした。

 もともと沿線が下町なので、50円の缶コーヒーの自販機には驚いたけれど、漬物屋やたこ焼き屋などがならぶ。商店街の再活性化を行っているようだけど、正直な感想をいうと、その活性化案は散漫で思いつきの域を出ていない。案の定帰ってから商店街のホームページを調べたが、あまり活動はされていなかった。先にも書いたように基本は“対面”なのだが、商店街がレトロ趣味に生き残りを懸けるのは、少し安易な気がする。というのも“人情”というものを“レトロ”の範疇にいれてしまった時点で、もう終わっている気がするのだ。


 で、どんどん歩いて行ったのだ。目印は高架の線路で、それから外れてしまわない限り、目的の駅には着くはずだ。しかし、歩けど歩けど見知った風景が現れない。高架沿いに道を取り、向かいから来られた老夫婦に道を尋ねた。そしたら、目的地からめちゃ離れてしまっている。学研都市線という線に沿って放出という駅を目指しているつもりだったのだが、その放出駅から乗り換えで出ているおおさか東線の高架にいつの間にか沿って歩いていたようである。


 老夫婦曰く「放出まで歩いたらめちゃしんどい。そこにおおさか東線の高井田中央駅があるから、そこから放出まで一駅戻った方が早いで」。あちゃー。で、その電車を利用しないと整体の予約時間に遅れるところまで追い込まれていた。私は「すみません。ありがとうございました」深く頭を下げ、電車に飛び乗った。ぎりぎり予約時間に間に合って、めでたし。


 そうそう、スマホでグーグルマップを見たらこんなことにはならなかったのだ、と気付いたのはその日の夜。いいアプリを持っていても使い切らない。基本ガラケーの男であるかもしれない。


 お墓は彷徨いの道中に撮った。





 そんなこんな。


f0100480_20395483.jpg

只今のながらCD

SPIRAL CIRCLE / HELGE LIEN TRIO
[PR]
Commented by 雪太郎 at 2014-04-21 08:47 x
ははぁん。都会はいっぱい線路があるけん、迷子になるとばいね(笑)
あと、ビルヂングがいっぱいあると、空間が遮られて、方向がわかんなくなりやすいですよねぇ。

こちら、基本、道しるべは「山の頂き」と「水の流れる方向」という、原始的なものなので、迷子にはなりにくいのですが、もし迷子になっちゃったら「それはもう遭難」ですね。わはは。

「人情をレトロの範疇に入れたら終わり」・・・いえてる。
そもそも「レトロ趣味」ってなんだろうなぁ。
デザインとかにその言葉を使うのはわかるけど、町の在り方などのソフトの面で用いることが適切な言葉なのだろうか。
商店街の「レトロ作戦」って、金かけずに作ろうとして失敗したテーマパークに終わりそう。
・・・と「ほっといてもレトロ」な田舎町で思うのでありました。
Commented by kanrinin-yuko at 2014-04-21 08:58
先日、松原市の父に会いに行き、その帰り道、電車に乗らずに天王寺まで歩きました。
近鉄電車で準急で15分くらいの距離です。
ハルカスを目指せ!、というのが父のアドバイス。
息子がいっしょだったのでたどり着けたけれど、私一人だったら無理でした。

私は吹田まで天王寺から電車に乗りましたが、息子は梅田まで歩いたそうです。
つまり、松原から梅田まで徒歩。
もし交通機関が何らかの理由でストップしても、彼の場合は帰宅困難者にはならないでしょう。
Commented by パンタタ☮ at 2014-04-21 22:29 x
雪太さんへ

そうなんです。それも高架を仰ぎながら歩くというのは、
つまり風景は高架と空だけでありまして、
間違っていても風景は一緒というわけです、笑
一度歩いたことのある道の線路を挟んで反対側を歩いたので、
時間的な感覚で「これはおかしい」と分かったわけ。
遭難しなくてよかった、よかった。

人情があれば、いろんなことは後から付いて来る。

Commented by パンタタ☮ at 2014-04-21 22:31 x
ユウコさんへ

息子さんすごいとおもうけれど、
ハルカスを目指せ!と言ったお父さんもいいかげんすごいと思います。
松原から梅田って直線距離でもありますねぇ
帰宅難民には絶対ならないね。
S君、慌てもしない気がする。

by alglider | 2014-04-20 16:24 | 短歌 | Comments(4)

さびしさを糸でかがればかぎ裂きのかたちしてをり棘のあるらし


by alglider
プロフィールを見る
画像一覧