アル中はハレンチ罪

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 ユダの福音書が見つかったらしい。金貨3枚でキリストを裏切ったユダにはそれなりの密約があったとか......ダン・ブラウン、新作ネタ一本見っけかっ!

 [仲間]という言葉を使うときに、断酒会の[仲間]だけでなく、アル中以前の仲間、友人たちのことが話題になることがあります。私も入院中に、喫煙室でボーッと一服くゆらしていると、[この病気になると、会社の同僚は見向きもしてくれない。会社のためだけに生きてきたから、同僚に見放されると、オレにはもう友達と呼べるヤツはいない......]と話されているのを、耳にしたことがあります。私は、会社のためだけに生きるなんてことはできなかった方だから、そのとき、[あぁ、そのような事態に陥るんだ]と、発見といえば変ですが、気づきました。

 会社の同僚だけが付き合いの全てで、家族には見放されていく、こうなるとやっぱり、断酒会やAAなどの自助会に参加しないと、孤独は酒を呼び込んでしまいます。[アル中はハレンチ罪]という言葉を聞いたのですが、以前勤めていた会社の同僚が、病院に見舞いに来てくれても[お前、なんちゅうアホなことしたんや]というメッセージを受け取るというのです。同じ人を殺してしまうのでも、止むに止まれぬ事情(?)が察知できるものと、アルコールによる幻覚で人を殺めてしまった人を比較(?)すると、アル中の方は[女風呂を覗いた]罪と同じくらいに[しょうむない][そんなことでアホやんけ]と片付けられてしまう傾向は確かにあります。

 私は、ちょいと特殊なのかも知れませんが、お酒を共に飲んでいた友人が支えです。断酒会でお酒を止めて、暮らしているわけですから、その暮らしの部分では、かつての飲み友達が私の[酒のない生活]を支えてくれています。入院した直後に面会にきてくれたのは、間接的ですが、入院の原因となった迷惑を被った当人でした。また、退院したときには、他の飲み友達から[僕は、酒を飲んでないあなたとも、うまくやっていけるよ]というメールをもらいました。退院を待っていてくれたのですね、嬉しい、というより心強かったですね。私は、友人の温情によって、なんとかハレンチ罪はまぬがれたようです。私の知る範囲での話ですが.........

 難しいことですが、立派なアル中として、生きていかないと[ハレンチ罪]の偏見はなくなりませんね。

只今のながらCD
rodstewartunplugged.....and seated/Rod Stewart
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by alglider | 2006-05-18 12:55 | アルコールと自由 | Comments(0)

さびしさを糸でかがればかぎ裂きのかたちしてをり棘のあるらし


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