耳順     再掲一首


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21:35


再掲

耳 順 と は 暮 れ 方 な ら む 誰 か ら も 心 い た だ く 花 い ち も ん め



じじゅんとはくれかたならむたれからもこころいただくはないちもんめ



 一月は


 お酒をやめはじめた18日があり、誕生日も3日後の21日で、なかなか心のあわただしい月である。日時を選んで生まれたわけではないけれど、お酒も日時を選んでやめたわけではない。やめられていることに気づいた時が物心ついたときの人生のように始まりなだけである。


 で、お酒をやめて10年が過ぎ、11年目に入った。やめ始めたころに立ち返ると、10年というのは夢のような話で「10年やめています」という人の話を、なんの実感も持たず病院で聞いていたことを思いだす。決意もなく気づいたらお酒を飲まずに1日が経っていた、という延長で10年がたった。


 誕生日の方は乙未。還暦、耳順である。耳順というのは、孔子の「論語」為政第二の第四節からの言葉で「吾 十有五にして学を志し、三十にして立ち、四十にして惑わず。五十にして天命を知り、六十にして耳順う。七十にして心の欲する所に従えども、矩を踰えず」。耳順より40歳の不惑あたりが有名だろうか。で、60歳で他人の意見に反発を感じず、素直に耳を傾けられるようになるというのはなかなか徳の要ることで、孔子も難儀な言葉を残してくれたものである。


 昔の60というのは長生きでめでたく、それこそ赤いちゃんちゃんこなどが似合うほどめでたい席を設けたりしたのであろう。私は赤いちゃんちゃんここそ着ないが、まあ目出度いことであるよのう、程度に思っていたのだが、仕事で還暦は男の大厄であることを知った。ま、調子の乗らず気を付けて足元をすくわれないよう、ということであるかもしれない。断酒10年と還暦が重なったのも何らかの意味を見つけなさいという巡りあわせであろう。そして持病の再発、悪化のないことを祈る。


 短歌結社「月光の会」に入ってもう何年にもなるのに、今年初めて福島泰樹主宰に年賀状を出した。今年は性根を入れて作歌に励む心意気の表明だったのに「思い出」をめぐる連作がなかなかできず。締め切りが近づいてきた、嗚呼。



 そんなこんな。



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只今のながらCD

NEVER TURN YOUR BACK ON A FRIEND / BUDGIE
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Commented by d_snow at 2015-01-25 23:01 x
還暦は耳順でしたか。
学生の時習ったはずなのに不惑以降は忘れていました。
そんな私も不惑の歳を過ぎても惑ってばかりいます。
Commented by パンタタ☮ at 2015-01-26 21:02 x
d_snowさんへ

私もあんまり覚えてはいません。
やっぱり覚えやすいのは「不惑」かな。
四十にして惑わず、はやっぱりインパクトがある、笑。
しかし、最後まで惑うのが人生でしょう。
のんびり行きましょう。

by alglider | 2015-01-25 21:34 | Comments(2)

さびしさを糸でかがればかぎ裂きのかたちしてをり棘のあるらし


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