「ほっ」と。キャンペーン

東京へ行ってました   一首



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涙 す る 夢 見 る こ と も な か り け り か げ ろ う の 死 を し て 一 日 と す



なみだするゆめみることもなかりけりかげろうのしをしていちにちとす




 月光の会、

 福島泰樹主宰の短歌絶叫コンサート「曼荼羅30周年記念ライブ」を見に東京へ行ってきた(今回は写真を撮るのを忘れた)。ハードスケジュールで動いたもので、帰ってきてからはぐったり。とにかく、ヒルイチに東京に着くとアルコール関連の友達に道案内を乞うて、東京都現代美術館へ「山口小夜子展」を見に行く。家に資生堂の「花椿」があったからか、私は高校時代から山口小夜子さんの写真をずいぶん集めて、学習参考書のカバーにしていたこともある。大学時代には山海塾との縁ができて、当時、大森にあった駱駝艦の本部で天児牛大さんが山口小夜子という女性から仕事のオファーがあったけど、何をしている女性か知らない、というのを聞いて驚いたことがあった。後々、仕事にはなったようで、今回の展覧会には山海塾×山口小夜子の写真が何点か展示してあり、うーん、どうにかして写真集を手に入れたい、と思ってしまった。悪い病気である。しかし、ずいぶんと下町に現代美術館があるもので、お土産屋の大将がお手製のちょんまげ鬘を被って皿回しをしていたのが印象的だった。それから、横浜までこれまたアルコール関連の友達に会うために移動。この友達は数年前にはご近所にいた人でお互いに懐かしく、機会があれば短い時間でも会うようにしている。アルコール依存で入院して仲良くなった人たちとは、現在連絡を取り合っている人はいないのに、ネットで知り合った人はリアルに長続きしている。面白いものだ。



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 横浜から吉祥寺へ1時間かけて移動。曼荼羅でライブであるが、その前にネットの短歌関連で知り合ったdさんと初めての待ち合わせ。二人とも写真は持ちあっているので分かるのだが、駅の2階と1階でお互いがお互いを待っていると出会うことはない、笑。電話をしてすぐに移動。便利だな。短歌絶叫は何度も見ているが、さすがに今回は力が入っていて、そして初めて聴いた「サトル」には泣かされた。友川カズキさんの弟さんの実話だそうだ。兄弟で詩人を目指すのだが、鉄道自殺というもたらされた悲劇に「詩人なんて一人でよかったんだ」という言葉が胸に刺さる。ライブの後は曼荼羅で打ち上げがあったのだが「サトル」で気が消沈していた私は参加せずに、dさん、AYAちゃん、みやたさん、テキさんとで居酒屋ですごす。


 いつものようにネットカフェで朝を迎える。マッサージチェアの部屋があるというので「お、いいな」と思ってそれにしたのだが、マッサージが終わって寝ようとすると、背中にゴツゴツと按摩をするコブシの部分が当たって痛い。失敗だなあ、あれは。ネットで全日本女子バレーボールのモントルー大会の録画を見ながら3時間ほどうとうとする。さて、大阪に戻って歌会に参加する予定なのだが、詩人のなっちゃんから「東京に行くなら池袋リブロの『ぽえむぱろうる』に行かなきゃ」とメールを貰っていて、知らなかったのだが、調べると詩歌関連だけを扱っていた幻の店の一カ月限定の復活らしい。関西人の私には“復活”は関係ないのだが、根が好きなものだから歌会には少し遅れることにして、池袋にまで足を延ばす。田村隆一の写真と自筆原稿があった。田村隆一さんと私の父は顔立ちが似ていて、反抗的で多感な思春期に田村隆一を読み始めた私の思いはずいぶん複雑だった。昔の話ね。自筆原稿というのはもう死語というか博物館入りになっていくのだろうなあ。教えてくれたなっちゃんへのお土産に「ぽえむぱろうる」の便箋を購入。



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 午後3時ごろ、大阪市福島区で「ふみまろ歌会」に合流。さすがに歳を取ると無理が効かずに、しんどい。好きなことをしゃべらせていただき、終わってからの楽しみである中華料理を待つばかり。しかし、食事もあんまり進まなかったなあ。これも歳のせいです。食べる、という基本を少しずつ少しずつ減らしていくんですね、生き物は。



 疲れが取れていないので、報告のみ。そんなこんな。




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只今のながらCD

RETURN TO FOREVER / CHICK COREA
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by alglider | 2015-06-14 17:55 | 短歌 | Comments(0)

さびしさを糸でかがればかぎ裂きのかたちしてをり棘のあるらし


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