不調 一首
2015年 06月 28日
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20:05
そ の 髪 を 思 い 出 せ な い 朝 と な り 雨 あ い ま い に た だ た だ と 降 る
そのかみをおもいだせないあさとなりあめあいまいにただただとふる
本日は
気分のすぐれないしんどい日です。スティーブ・ライヒをエンドレスで聴いています。すると私を飲み込もうとしていた波が、小さな小さな引き潮になっていきます。くりかえしくりかえすことで訪れる穏やかな時間の余韻。
夜、うつくしい魂は涕(な)いて、
―かの女こそ正当(あたりき)なのに―
夜、うつくしい魂は涕いて、
もう死んだっていいよう……というのであった。
湿った野原の黒い土、短い草の上を
夜風は吹いて、
死んだっていいよう、死んだっていいよう、と、
うつくしい魂は涕くのであった。
夜、み空はたかく、吹く風はこまやかに
―祈るよりほか、わたくしに、すべはなかった……
妹よ・中原中也。そんなこんな。
只今のながらCD
DOUBLE SEXTET 2×5 / STEVE REICH
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20:05
そ の 髪 を 思 い 出 せ な い 朝 と な り 雨 あ い ま い に た だ た だ と 降 る
そのかみをおもいだせないあさとなりあめあいまいにただただとふる
本日は
気分のすぐれないしんどい日です。スティーブ・ライヒをエンドレスで聴いています。すると私を飲み込もうとしていた波が、小さな小さな引き潮になっていきます。くりかえしくりかえすことで訪れる穏やかな時間の余韻。
夜、うつくしい魂は涕(な)いて、
―かの女こそ正当(あたりき)なのに―
夜、うつくしい魂は涕いて、
もう死んだっていいよう……というのであった。
湿った野原の黒い土、短い草の上を
夜風は吹いて、
死んだっていいよう、死んだっていいよう、と、
うつくしい魂は涕くのであった。
夜、み空はたかく、吹く風はこまやかに
―祈るよりほか、わたくしに、すべはなかった……
妹よ・中原中也。そんなこんな。
只今のながらCD
DOUBLE SEXTET 2×5 / STEVE REICH
by alglider
| 2015-06-28 19:23
| 短歌