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あるのすさび

さびしさを糸でかがればかぎ裂きのかたちしてをり棘のあるらし


by alglider
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首までちとせだらけ   一首


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20:49


触 れ ら れ ぬ 逃 げ 水 の ご と き 八 月 に き み は い た の だ 影 を 残 し て



ふれられぬにげみずのごときはちがつにきみはいたのだかげをのこして




 15日、

 16日とお咲きさんの実家に帰って墓参り、雑草取りなどをする予定だったが、お咲きさんの仕事が忙しく(お盆休みと言いながら、ほぼ毎日職場へ参じてました)、しかも、明日からは一週間東京へ出張ということで、涼しくなる(なればいい)9月に帰省することにした。去年は、大雨で電車が動かず、大阪で寿司を食べて戻って来たのだった。さてさて、お盆休みも終わりで、明日からまた電車が混むなあ。


 今日mixiで参加している短歌のコミュニティの歌評を書き上げ、大阪・梅田まで出かけてきた。月末29日と30日にかけて結社「月光の会」の夏合宿が福島県会津若松である。たった一泊のためには遠いなあ、と思ったけれど福島県は足を踏み入れたことのない県だし、結社の朋友が震災のことを語ってくれるであろう(たぶん)。今年行かなければ、行く機会を逃すかもしれない、と考えるとすべては終活である。ただ、この合宿に参加するまでに前号評の〆切を抱えていて、そして合宿でやる歌会の連作も作らなきゃいけない。結構忙しいのである。私の盆休みは、福島から帰ってきてからの31日と9月1日の二日間だけ。所属部署の組織替えがあって人数が減り、補勤をしてくれる人が足りないのだ。とほほ。31日には短歌友達、文さんと会えるかもしれない。楽しみであるが、今は可能性としてある。


 で、ただいま嵌っているのが、元ちとせの新しいCD「平和元年」。この雲行き怪しい時代によく出してくれた、って思う。反戦歌、人を思いやる歌、別れの歌、原爆の歌、どれもカバーであるがアレンジがとてもよく、歌もそれに負けないで応えている。収録曲を書いておく(書いてしまうぐらい気に入っていてイチオシであるが、余計なお世話かもね)1「腰まで泥まみれ」ピート・シガーの反戦歌。中川五郎さんの訳で知られている。2「スラバヤ通りの妹へ」松任谷由実が日本の占領下にあったジャカルタのスラバヤ通りでも少女との邂逅を歌ったもの。3「美しき五月のパリ」フランスの反ベトナム戦争から生まれた歌で作者不詳である。日本では加藤登紀子の歌がはやった。4「ユエの流れ」祭りの日、出兵した恋人の帰りを待つ歌。5「リリー・マルレーン」マレーネ・デートリッヒの歌で有名。デートリッヒはナチスから逃れアメリカに亡命。反ナチの態度を明確にし米兵の慰問活動を続ける。その時に出会った歌らしい。6「最后のダンスステップ」出征前夜の男と女の話。あがた森魚作詞作曲、アルバム「噫無情」に収録。7「戦争は知らない」寺山修司作詞の良く知られた反戦歌。戦争も知らないが父も知らないという不幸。8「死んだ男の残したものは」作詞谷川俊太郎、作曲武満徹と大御所二人の手によるベトナム戦争時に作られた歌。9「ケ・セラ」ホセ・フェリシアーノの歌が有名。学生運動家の間でよく歌われた。ケセラセラと同じ、どうにかなるさ、という意味。いま。憂歌団の木村充輝もカバーしている。10「永遠(とわ)の調べ」この曲は映画「日輪の遺産」のため元ちとせが歌ったもの。11「死んだ女の子」終戦直後、日本を訪れたトルコの詩人ナジム・ヒクメットが作詞したという。広島で亡くなった女の子を歌っている。12「さとうきび畑」沖縄戦を歌った歌として有名だが、ここでは元ちとせがデビュー前、19歳の時に録音したテイクを使っている。


 んで、私は仕事の行き帰り、帰ってきてからもずっとこれを聴いている。誇張でもなんでもなくこれしか聞いていない。首までちとせだらけ、笑。



          




 では「腰まで泥だらけ」をどうぞ。そんなこんな。





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只今のながらCD
平和元年 / 元ちとせ

*題字は吉永小百合さん揮毫。
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Commented by 懐古親父 at 2015-08-17 10:57 x
ご無沙汰です。暑いですね。さて、腰まで泥まみれ、懐かしく聞かせて頂きました。
中学生の時だったと思いますが、某市民会館(今年限りで閉館)で、高石ともやさんが、コンサートに来たとき
に聞いたのが、最初でした。何か良く理解出来なかったけど、反戦歌なんだろうと言うより、ともやさんの迫力に、感動したもんでした。
あ~あぁ、懐かしい~
Commented by alglider at 2015-08-17 21:48
懐古親父さんへ

まだまだお暑うございます。
中学生だったときそんなコンサートがあったのですか?
ちょうどフォーククルセイダーズとか流行ったときでしたね。
そうか、チラシもあったことも知りませんでしたわ。
「腰まで泥まみれは」、あのころ多くのフォークシンガーが歌ってますね。
岡林信康さんも歌っているし。
で、某市民会館は閉鎖ですか!
泰造が結婚式挙げたとこやから、ちょっとがっかりするかもしれんなあ。

パンタタ☮

Commented by さと at 2015-08-26 21:14 x
ピート・シガー「一人の小さな手 なにもできないけど それでも。。」今、手を繋いで立ち上がれば食い止めれるのだろうか?知らない内に戦争始まってた時代の繰り返しはいけないですね。何の矯めに歴史を学ぶのか?過ちを繰り返さないためです。が、戦争で儲ける企業もあります。困った!
リリーマルレーンもいいし、元ちとせさん良く集めましたね。「血まみれの小さな鳩」高石友也もあります。勿論杉田二郎、ジローズも懐かしい!
Commented by alglider at 2015-08-27 23:50
さとさんへ

ピート・シガー懐かしい名前ですね。近くである反戦集会には顔を出すようにしてますが、昔の学生運動と違ってほんとうに幅広い年代の人が集まっています。
「血まみれの小さな鳩」は作詞作曲:西岡たかしです。五つの赤い風船がオリジナルですね。
西岡たかしさんはときどき小さなライフハウスで歌っておられるようですよ。
高田渡さんの追悼歌も作っていたようです。

パンタタ☮

by alglider | 2015-08-16 19:34 | 短歌 | Comments(4)