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あるのすさび

さびしさを糸でかがればかぎ裂きのかたちしてをり棘のあるらし


by alglider
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会食    一首


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20:03



加 害 者 で あ る べ き こ と の 仕 方 な く 問 わ ず 語 り に 剥 が れ ゆ く 空



かがいしゃであるべきことのしかたなくとわずがたりにはがれゆくそら



 土曜日に


 泌尿器科へ行ってきた。ま、高齢男性によくある前立腺肥大なのだけど、4年前に胸椎の手術をした後遺症として神経因性膀胱というやっかいなものが増えた。病気というのはアルコール依存症になってから「つきあうもの」と諦めているけど、増えるとなかなか上手なつきあいが難しくなる。で、毎回、採尿をするのだけれど今回は「糖がおりてるよ」と言われPSA(前立腺の腫瘍マーカー)検査と一緒に血糖も測ることになった。


 これまで糖尿病とか考えてもいなかったけれど、どうだろう、病気がまた一つ増えるのだろうか? 糖分を過剰に摂取すると病気でなくても血糖値は上がるし、尿に糖分もおりると思う。「過剰」には心当たりがあって、ここ半月ほど冬支度をする熊のように甘いものを食べて脂肪がたっぷり身についている。プラスマイナス3㌔ほどの体重の変化はいつもあるので驚かないのだけれど、今はプラス4㌔になりそう。急に肥えたと知ったのは1週間前にはいて出かけたコーデュロイのパンツがはけなくなっていたのである。ウエストが締まらない。たった1週間! 唖然としていたら、今度は尿に糖である。節制するよ。


 娘さんは11月11日にプチ引っ越しをして婿殿の家に行ったけれど、のんびりしたもので婿殿との顔合わせはしたものの、先方の家族とはまだだったのである。で、今日、会ってきた。婿殿は27歳のときに父親(奇しくも私とお咲きさんの大学の先輩)を亡くしていて、家族は67歳の御母堂と弟さんである。一応娘さんがこっちの陣営に座って(笑)3対3で向かい合って2時間ほどの会食の時間を持った。梅田阪急の12階のイタリアレストラン。阪急DEPTはリニューアルされてからほとんど入ったことがないので、ま、完全にお上りさん状態。婿殿が全部手配してくれたらしいが、なかなかいいチョイス。野菜不足でぽちぽちと吹き出物が出ていた私ですが、たっぷり野菜を採ってきました。



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 写真は帆立の燻製と小蕪のクリームパスタ。で、結婚式も披露宴もしなかった娘さんと婿殿。向こうのお母さんが「記念写真でも撮っておいたら思ってるんですが」と言われた。私はどうでもいいのだけれど、こういうときは男親に話が回ってくるもので「お父様も(娘さんの晴れ姿を)見たいでしょ?」というニュアンスだ。私は、まったくそんなことには興味がなくて、二人が決めたらいい。しかし、こういうのは「本当は見たいでしょ」という先入観というか、誤解というか、世間体というかが付きまとって「本当にどうでもいいんです」という私の思いはなかなか伝わらないものだ。はあ。婿殿が「貸衣装、スタジオ代とか入れると十ン万円になりますね」と言う。ま、考えたらよろし。私はそんなことより、モダンで気さくでちょっと変わった御母堂と娘さんが仲良うやってるのが分かって、それが何よりであった。どこかで気が合ってるようだ。



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 クリスマス商戦ただなかのデパートはすごい人人人でした。ここがリニューアルした梅田阪急の呼び物、吹き抜けの広場。物を売るだけの発想ではこうはいかない。空中の渡り廊下より。



 そんなこんな。



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只今のながらCD

DARK SKY ISLAND / enya
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Commented by ひたしんちゃん at 2015-12-22 11:28 x
40年以上前19歳の頃、生まれて初めて大阪梅田界隈をうろついたとき、びっくりしたことが二つあります。一つは梅田阪急そばの「動く歩道」で、当時九州にはなかったからです。私が神様と崇めている手塚治虫先生描くところの未来世界に紛れ込んだ気分になって興奮してしまいました。全くお上りさんもいいところです。
もう一つびっくりしたのは、皆さん全員大阪弁をしゃべることでした。大阪市内だからホントに全く当たり前のことなのですが、九州人からすると大阪弁はテレビで吉本の芸人さん達がしゃべる言葉というイメージが強すぎるので、それを一般市民の方々がしゃべっているのを生で聞くと、とてもインパクトがあったのです。以来14年の関西生活で、私も普通に関西弁をしゃべっていましたが、こちらに戻って来てからは全く関西弁が出なくなりました。やはりネイティブではないからでしょう。でも私は関西弁が大好きで、お笑い芸人さんの関西弁のイメージが先行して蔓延しているのは少し残念です。尤もお笑い好きの私は決して芸人さんの関西弁を否定している訳ではなくて(枝雀師匠や米朝師匠はホンマに素敵でした)、関西弁が笑いを取るためだけの言葉のように全国に受け取られているかも知れないのが、寂しいのです。古都や商都として古くから栄えていた関西には、谷崎純一郎を引くまでもなく、とても雅で匂やかな言葉遣いに溢れています。パンタタさんがご覧になっているかは存じませんが、今やっているNHKの朝ドラ「朝が来た」では、関西弁の良さが十分生かされていると思います。多分、日本全国の人たちが、関西弁に対する認識を少し改めているのではないでしょうか。
Commented by alglider at 2015-12-23 22:34
ひたしんちゃんさんへ

大阪梅田の「動く歩道」は私の記憶に間違いがなければ、あれは大阪万博EXPO'70nの産物ですね。万博で「動く歩道」が披露され、それが阪急が梅田の一等地に呼び物として設置したのだと思います。ひたしんちゃんさんのこの文章は大阪のお上りさんへのレスポンスですね。ありがとうございます。
あと大阪弁は大阪やからしゃべるけど、吉本と落語の言葉遣いは少し違います。落語は古典が多いですから基本、船場言葉です。これが大阪弁の基本で、上方の落語家は船場言葉をマスターしないと使いものにはなりませんし、師匠からも認めてもらえないと思います。吉本の大阪弁は実に現代的で流動的かつ流行的です。このごろみんなが母親のことを「うちのオカン」なんて言いますが、最近のことか、もしくは大阪の下町、そして下町の若者が芸人になっていったからだと思います。
それと全国的に誤解されてるのは明石家さんまさんのせいでしょう。「アホちゃいまんねんパーでんねん」。「ちゃいまんねん」とか「何々でんねん」なんてめったに聞かないし言いません。さんまさんは和歌山の人ですから、大げさになったんでしょう(これは想像)。
NHKのテレビ小説は8時15分枠になってからずっと見ていたのですが、「マッサン」までで、前回の「まれ」あたりから見ていません。「あさが来た」の評判が良いのは仕事柄聞いております。「びっくりぽん」ですね。関西弁に対する認識が改まる、ですか。そうですね、せわしいようなのんびりしてるような。心の不思議によう添うてます。

パンタタ☮

Commented by ひたしんちゃん at 2015-12-24 18:17 x
 パンタタさん、ご返事ありがとうございます。
 あろうことか文豪谷崎潤一郎を「純」一郎と誤変換したのに気付かないまま送信してしまいました。失礼しました。
 谷崎の「細雪」で有名な「船場言葉」をウィキペディアで確認してみたら、大阪弁の解説の中で「貴族的な」と評してありました。僕は知らなかったのですが上方落語は船場言葉が基本ということなら、気品あふれる米朝師匠の語りは、師匠の人徳だけでなく言葉そのものにも由来していたのですね。
 でも、昨年直木賞を受賞された黒川博行さんは大阪が舞台のハードボイルド的小説をたくさん書かれており、そこで交わされる余り品の良くない大阪弁の会話が実に軽快で小気味よくて、これはこれで素敵です。この会話は中毒になるので、つい黒川さんの小説は何冊も読んでしまいました。直木賞を受賞される以前からです。
 田辺聖子さんのエッセイに出てくる「カモカのおっちゃん」もいい(これもだいぶ昔NHKのテレビ小説でやりましたね)。
 さんまさんや吉本芸人さん達の関西弁がテレビ向けの誇張を含んでいるのは、九州人の僕から見ても何となくわかります。時々博多弁と熊本弁をゴッチャにしたような九州弁がテレビで流されると、僕なんかは腹を立てたりするのですが、大阪の方々は笑いながら「そないな言い方せえへんわ」と言いつつ受け入れてあげる大らかさがある気がします(ちなみに僕が大阪にいるとき「せえへん」と「しいひん」はどちらが正しいのかいつも迷ってました。関西も広いので地域によって違うのでしょうか。)
 そう言えば、関西弁の短歌というのは僕は目にしたことがありませんね。
Commented by さと at 2015-12-25 08:00 x
お二人の言われることは私の常々感じることと同じでわが意を得たり。という気持ちでスッキリ!
最近の吉本芸人?は私のテレビ離れに拍車をかけています。
私は「せえへん」かな?

エンヤ

静かで染み入るような透明感のある声、賑やかなクリスマス商戦の声と対照的ですね♪
Commented by alglider at 2015-12-27 23:12
ひたしんちゃんさんへ

黒川博行さんは読んだことないのです。関西弁の日常に生きているけど、小説の中の文字になると何だかテンポが合わない。読み慣れたらそうでもないかもしれませんが、また小説というものが標準語で書かれているものが多く、読書体験と言えば標準語になってしまうわけで、逆に言えば慣らされたのかもしれませんね。

「せえへん」「しいひん」は「しいひん」は京都弁ですね。これは私の兄嫁が京都出身で「しいひん」でしたわ。それと関西弁の短歌はありますが、それだけで一冊というようなものはお目にかかりません。連作とか、必要に応じて関西の歌人さんが詠っておられます。

パンタタ☮
Commented by alglider at 2015-12-27 23:16
さとさんへ

亡くなった花木京師匠が若手芸人の言葉遣いについて「汚い」と一喝してましたね。「濁音が多すぎるとも」。濁音と言うのはしばしば虚勢の言葉に使われますね。
私も「せえへん」やね。
エンヤは新譜です。どれも一緒なんですが、つい買ってしまいます、笑。

パンタタ☮
by alglider | 2015-12-20 18:50 | 短歌 | Comments(6)