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あるのすさび

さびしさを糸でかがればかぎ裂きのかたちしてをり棘のあるらし


by alglider
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お盆休みは月末     一首



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23:27



そ れ は 羽 、 そ し て 夕 ぐ れ い ち 日 を 失 く し て 明 日 は 夕 立 が く る



それははね、そしてゆうぐれいちにちをなくしてあすはゆうだちがくる





 今日は


 朝から頭痛に悩まされてリビングでごろんとしていた。頭痛は若いころからの持病だが、義母や友人が脳梗塞にかかってからというもの、年齢とともに怖くなってきた。で、横になっているリビングではケーブルテレビの「24」一挙放送をお咲きさんが見ていて、私もジャック・バウワーの無茶ぶりにどんどん引き込まれてしまった。でで、頭痛はどこへやら、笑。

 お盆休みは月末に取るので明日は仕事。お咲きさんも仕事と思っていたら、普通にお盆休みだった。余裕が違うはずだ。ぬかったわ。


 結社「心の花」に所属の歌人・武富純一さんの感想がフェイスブックを通じて送られてきた。許可を得て下に転載する。





窪田さん『汀の時』お送りいただきましてありがとうございます。


 全体の感想ですが、「繊細」「世界観の淡さ」「喩の奥深さ」「静謐」「生へのまなざし」「儚きものへの目」「静かな情念」等の言葉を思いました。一冊を通じて延々と霧雨が降り続いているような気がしました。その雨は決して止むことはないけれど、時々向こうに明るい光が明滅しているような…。


 下記、佳いと思った歌を挙げます。(厳選しました)。


日曜のユンボはひとり鋼鉄の疑問のままにふかく眠れり


差しこめる夕日を今日の栞としきみの駅まであとふたつほど


何ごともなさずに暮れるいち日の終わりに聴こゆ The Fool on the Hill


行くぼくを責めるかのよう蝉の鳴く命ひとつは同じじゃないか


まいにちを惜しんでいるか、残照の問いかけの過ぎ街の灯ともる


雨の上にゆうぐれ来たり悲しみの背骨のごとく鉄塔の立つ


二つぶの向精神薬ころがせば指の谷間に薄日は差せり


折り鶴の祈りのかたち鋭くてなにも語れぬ一日のあり




 逆編年体ということなので敢えて編年で並べてみました。福島氏の跋に、病気のことを知りました。私は酒が好きで「心の花」ということもありまして、酒の歌に接すること多く、私自身もよくうたってきました。それだけに酒を真逆からとらえたこの歌集は衝撃的でした。酒への、こんな見つめ方があったのか…という、言葉にしてしまえばいささか軽いけれども、最初に感じた思いです。


 今後のわが「酒観」の変容があるとすれば、間違い無くあなたのこの歌集によるものです。最後の章の「寛解」という意味深き言葉についてもずっと考え続けています。

 ふみまろ歌会を通じて、あなたのような「我とは異質な」歌人に出会えたことを光栄に思います。これからもどうぞよろしくお願いいたします。




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 事務手続きの関係で送れていたamazonでの取り扱いが始まりました。『汀の時』(←クリック)。現在、品切れ中になっていますので、少しお待ちいただきますが、よろしくお願いします。



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 先日、歌集を置いてもらいに昔馴染みだったバーへ久しぶりに行った。それから、もう一軒回って、こちらは手渡しで販売。スロッビング・グリッスルが縁で昔々知り合った女の子。今は二児の母となってレストランバーをやっている。彼女が「短歌を続けてね」と言ってくれた一言が支えになった時期があった。写真はバーからバーへ巡る途中の扇町公園。夜歩くのは久しぶり。昔、あまから手帖の編集部は公園の近くにあった。




 歌集『汀の時』は直メ、ツイッター、フェイスブック、mixi、そしてこのブログ非公開のコメントで予約してくださると、送料はサービスしま~す。山椒さん謹製、活版印刷栞はもう少し(本当に少し)あります。6首バリエーションがあります。葉ね文庫店主の池上きく子さんの笑顔とカバーを折る素敵な指先を見たい方は、葉ね文庫でどうぞ。栞も付きます。









 そんなこんな。






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只今のながらMUSIC

AMERICA / AMERICA





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by alglider | 2017-08-13 19:57 | 短歌 | Comments(0)