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あるのすさび

さびしさを糸でかがればかぎ裂きのかたちしてをり棘のあるらし


by alglider
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入院やら売却やら     一首


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18:16





う つ む け ば ま つ げ の 先 か ら こ ぼ れ ゆ く 夏 の し ず く は ア ス フ ァ ル ト に 消 え





うつむけばまつげのさきからこぼれゆくなつのしずくはあすふぁるとにきえ





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 二回(二週間)さぼったら、もうすっかり冬で、今日の最高気温は10度ぐらいだとか。ストーブは点けていないが灯油の手配は済んで、エアコンにはときどきお世話になっている。体調が優れないのに気ばかり急いて、結局は大したことはできずに一日は終わるのだけれど、よくよく考えればできることって「この程度でしょう」と自分を振り返れば、この程度なのである。逆に言えば体調不良は忙しい“気”に由来するようなもので、胆力の欲しいところである。座禅をしていたころは違った。だから、時間が取れず(これも焦りの悪循環)できていない今は、していたころを思い出すようにしている。「あなたは本当はできる子」症候群である。焦ってしなければならないことなんて、ほとんどないのだけれどなあ。


 13日からお咲きさんが五日間入院していた。心房細動など不整脈の心臓疾患のためのアブレーション手術のためだ。首と脚の付け根から計5本カテーテルを入れて不整脈を起こしている部分を電気で焼くというもので、局部麻酔のつもりでいったら全身麻酔で、目覚めてからが一番つらかったらしい。人工呼吸器が麻酔中に装着されていて、本人は知らないものだから外されたときに「息をして!」と叫ばれ、あわてて息を始めたそうで、自発呼吸も止まっていたらしい。私も全身麻酔の手術を受けたが、そんな呼吸停止の記憶はない。退院の一日前に手術の話を執刀医師から聞かされたが、よくは分からない。「成功」と言われれば疑義を挟む知識は持ち合わせていない。経過観察に注意を払うだけである。しかし3DCTってすごいですね。お咲きさんの心臓が画面でくるくる回る。アブレーションをしたところを色分けしてあるのだが紫、黄色、赤などウミウシのようだった。


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 今年は雨が多かったせいか紅葉が遅かった気がする。お咲きさんを病院まで迎えに行き、近くの駅からタクシーに乗った時、お咲きさんが「色づいてきたわねえ」と言った。遅い季節の変化を別々に気にしていて、それが重なり合った一言だった。それがとてもうれしく、好きな桜の紅葉を撮りに行った。毎年撮っているのだが、前述のように今年は遅い。



 長年の懸案だった実家の売却が決まり、兄が片付けに籠ったり奔走したりしている。ここになって、兄弟で思い出や懐かしさの種類も総量も質もずいぶん違うものだ、という事実が分かった。随分と私は薄情なようで、ほとんどの物は処分してしまっていいと思っているが、兄は形見わけのようにあれこれ、思い出の品の引き取り手を探している。こまめな父親だったので写真類はアルバムにわんさかとあって、私はそれほど保存に執着していないのだが、兄は東京の業者に全部送ってデジタル化するという。


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 私の家には高校や浪人時代の友達が多くやってきていたので、取り壊すと知ると懐かしがって写真を撮り、お別れのあいさつに来る御仁が数人現れる。上の写真は「見納めに行きたい」と言うBEATNIKSさんと梅田のソニプラ前で待ち合わせしてた時に見つけたスワイプする自販機。珍しいから写真を撮ったけど、誰も利用していなかったなあ。


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 実家の片付けをしていると、兄が「これこれ」と言って箱を持ってきた。中にはレコードの“帯”がコレクションされている。持っているレコードの全部の帯があるわけではないが「アートロックの彗星」とか、その時代時代のコピーが懐かしい。ま、その手の人たちにとっては資料でもあるだろう。それで、レッド・ツェッペリンの初来日のチケットの半券がでてきた。半券がこんなに、A4より大きいのである。ビートルズ以来のロック外タレ(←死語)の一番手だったので扱いがでかい。チケットも抽選かなにかで、当たって郵送されてきたと思う。私が高校2年の時だ。




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『汀の時』のAmazonでの取り扱いが始まりました。『汀の時』(←クリック)。よろしくお願いします。短歌を続けることを見守っていてくれた、天満ガーデン・カフェの中野ひろ子ちゃんの旦那さんがやってる古本屋さん「駄楽屋書房」(天神橋三丁目)さんにも歌集『汀の時』を置いてもらいました。近くの方は手に取ってご覧いただけます。駄楽屋書房(←クリック)。よろしくお願いします。



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 実家にあった歌集、詩集、画集、全集などは葉ね文庫さんへ送ることになった。美本ではないけれど、本の価値はそれぞれに違うもの。望まれるところへ行ってくれればいいなあ、と思う。


歌集『汀の時』は直メ、ツイッター、フェイスブック、mixi、そしてこのブログ非公開のコメントで予約してくださると、送料はサービスしま~す。山椒さん謹製、活版印刷栞はもう少しあります。6首バリエーションがあります。葉ね文庫店主の池上きく子さんの笑顔とカバーを折る素敵な指先を見たい方は、葉ね文庫(←クリック)でどうぞ。栞も付きます。





 そんなこんな。





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只今のながらMUSIC

ARE YOU LISTNING? / DOLORES O’RIORDAN






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Commented by むかし、ヨーコだったひと。 at 2017-11-26 00:03 x
ずいぶん長い間忘れて過ごしておりました‥‥。
アルコール依存症であったことを。

且つて、大阪や上野公園のオフ会でお会いした事があります。
ふと懐かしくなって、「アルコール依存症」のキーワードを頼りに検索して、すぐにパンタタさんのブログに来れました。
ブログのタイトル『あるのすさび』を記憶していたからです。

パンタタさん、短歌集を出版されたのですね〜!
素晴らしいですね♪
『汀の時』‥‥いつか手にして読んでみたいです。

あれから10年以上、、、、わたしの身辺にもいろいろな出来事があり、わたしも変わっていきました。
そうね、断酒して4〜5年、今から7年くらい前からスポーツジムに通いだし、煙草も止めて健康な生活をするようになり、
依存症の方々とも疎遠になっていきました。
大病を患ったあと、1年前から週末だけワインを1〜2杯楽しむようになりましたが、
今のところ普通の生活ができるので、依存症ではなかったのかも知れませんね。

オフ会で知り合えた方のうち、何人かは自死や 親しかった人たちは癌で先に往かれることが続きました。
寂しい限りですが、60代にもなると命にも限りがあることが身近になってくるので、致し方ないのかもしれませんね。

思いのままに書き連ねてしまいました。
時々、寄らせて頂きます。
Commented by alglider at 2017-11-26 19:02
ヨーコさんへ

めちゃくちゃ久しぶりですね
東京で会った時はクリームさんやノイさんが一緒だったかな。寒い寒い雨の日でしたね。上野動物園に行きましたね。よく覚えています。懐かしいですねえ。

断酒はもうすぐ12年目が終わります。13年目突入ですね。私も断酒会から離れ、連絡を取る人も少なくなってきました。先に逝った人も多いですね。条件は一緒ですからつらいものがあるよね。ワインは、気を付けてねえ~、ぐらいしか言えませんね。人それぞれだからなあ。

歌集「汀の時」はamazonで買えますので、ポチッとお願いしま~す。ヨロピコ。


by alglider | 2017-11-19 16:45 | 短歌 | Comments(2)