角刈りの人

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 8日、朝の帰りは台風の影響で風が心持ち強く、わざわざ土佐堀通りを風に吹かれるためにだらだらと歩いた。歩く人の姿が斜に見えるから面白い。そんな中わざと背筋を伸ばして風に向かって歩いた。背筋を伸ばすと2cmぐらいは目線が高くなって風景もなんだか新鮮だ。いつもより2cm高い風を顔に受けて歩く。

 昨日、手紙を入れておくプラスチックボックスに腰をかけていて注意された予告編を書いた。で、それの続き。

 私の仕事は7時間半あまりの立ち仕事である。届いた郵便物を私書箱ごとに振り分けている間は少しでも動くからよいのだけれども、その私書箱ごとの枚数を数える段になると足は止まってしまう。歌って踊って手紙を数えるという器用なことはできない。だから、当然血は足に下がっていく。ときどき軽い屈伸運動をしたりする。また作業台がひと昔のシンクの高さで腰の位置に合っていないからこれまたつらいのである。ときどき腰掛けて数えることができないものかしら、と思っていた。

 で、ベテランアルバイトと思われる年輩の人が手伝ってくれたとき、その人がプラスチックボックスを引っ張てきた腰掛けたのである。私は、そのとき目が点になりましたです。腰掛けてよいのかぁ.....でも、私は育ちがよいのですぐにはマネができなかった。が、私は根がグータラでもあるのでときどき疲れたら腰掛けるようになってしまった。

 んで、心の中では[備品に腰掛けるっていうのはマジーイよなぁ、壊れるかもしれんしー]なんて思っていたんだけれども、腰掛けている私を見ても本職員さんたちは誰も注意しないのである。素通りなのである。[私やったら注意するかもなぁー]なんて思い思い、足のだるさと相談しながら仕事をしていた。それで、注意するとしたらこの人だろうなぁー、という人が現れた。その人は、角刈りで、声が大きく、何ごとも生真面目だがさっぱりしてういる、と見ただけで分かってしまう人である。私を注意するならこの人以外あるまいと、だんだん確信するようになってきた。生真面目さしかこの労働環境問題のジレンマは打開できないし解決できないのである。注意するか椅子を用意するかだ。

 んんで、6日の朝を迎えたのだった。「おーい、そんなんに座ったらアカンやんか」と、その角刈りの人は言ったのであった。私は、遂に注意を受けた、それも予想していた人物に......確信が現実となったとき、私は[やっぱり]と喜んでさえいたのだが、やはり注意されるというのは、心の準備ができていてもあまり心地よいものではなく、こんな日記を書いている。

 これって心の中の揺れの問題としては、マジーイなぁーと思いながら、見咎められるまで仕事中にビールが止まらなかった感じと似ている。

 ただ違うところは、仕事の効率環境などを考えて、真っ当に椅子を要求しようか、と考えることができる点であるるるる.......

 
 お咲きさんの体調不具合のことは次の機会に......



今日はBGMはなしです


今日の一文もなしです
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by alglider | 2006-08-08 11:39 | 日々是口実 | Comments(0)

さびしさを糸でかがればかぎ裂きのかたちしてをり棘のあるらし


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