自分の為に時間を使う パンタ短歌26
2006年 08月 22日
昨夜遅くまで起きていたので、起きたら昼の2時ごろだった。で、窓にカーテンをしていないから、いつもは明るいはずの部屋が暗いのである。ありゃー、って思っているとザザァーッと夕立ちが始まった。子供のころから大の苦手である雷様も御一緒である。楽しみにしていた[夜遊び]に文字どおり水を刺された気分である。出かけるか出かけるまいか、悩みだすことになった........
話は変わるようで変わらない........退院して2ヶ月ほど経ったときに、大学時代、大学生協お勤め時代に、地元での母親代わりのように親しくしていてくれた「飲み屋」のおばちゃんが店をたたんで田舎に引っ込むという話を聞いて、さよなら会に駆け付けた。アル中で入院していた報告などをして、飲まずにその会を終えた。で、鹿児島の山奥に蟄居したおばちゃんと月一の葉書のやり取りをしている。[まだ飲まずにおります]と送ると[好きなビールよう止めたねぇ、油断めされるな]と返事が来る。そのおばちゃんの葉書の一節にこんなのがあった。
[まわりの皆は独り住居は淋しいだろうとか落ち込むだろうとか思ってたようですが、すっかり一人暮らしにも慣れ満喫しています。こんなに自分の為に時間を使ってもいいのかと申し訳ない気もおこります。現実から離れて一年近くすぎました。お金をつましくつかうことも又色々教えられています。頭の体操になります。物を粗末に出来ません。冷凍庫を利用し最大限に冷凍冷蔵を活用します。これも全部私のためだけのことです。........]
何ごとにも正直すぎて[勝手者]と言われてもいた明るいおばちゃんの生活が見えてくるようである。が、なかなか凡夫にはこの[自分の為に時間を使う]という素直さが難しい。料理をするのも、また洗い物、洗濯なども[自分の為に時間を使う]のだけれども、何となくこれまた素直に邪魔臭いし、素直に億劫であったりする。要は、屈折しているのであるが、凡夫はなべてそうであろうとも思う。やや私自身屈折率が高くて[遊び]さえも億劫である、なんともはや、なのである。
んで、[出かけるか出かけるまいか]と悩んでいたのだけれども、[自分の為に時間を使う]ということで[夜遊び]に出かけることにした。店をやっている友人に電話をすると「○○ちゃんや××ちゃんにも、あんたが来るゆうてるからおいでって電話しておいたよ」ということであった。ありがたいことである。ということで夕立ちも降り止みました。
今日のパンタ短歌
逃げ水に揺れるカラスの羽根は濡れ武器商人に私はならぬ
今日のながらCD
RATTLE AND HUM/U2
by alglider
| 2006-08-22 14:08
| 日々是口実