ブログトップ

あるのすさび

さびしさを糸でかがればかぎ裂きのかたちしてをり棘のあるらし


by alglider
プロフィールを見る
画像一覧

題詠

f0100480_9153752.jpg


 mixiで入っている短歌のコミュの題詠に[父]というのがあった。お題があっての上で短歌を作ったことがない。頭の中で考えてみたことはあったが、うまくいかないので鉛筆を握って、あれやこれやと推敲することはなかった。今回は題詠を出している人の作品を日ごろ気に止めているので、私も参加してみようか、という気持ちに後押しが加わったみたいだ。

 やってみると難しい。言葉が浮かんでこない。で、観念の[父]を離れて、手掛かりに実際の[父]のことをずっと思い起こしてみた。いくつかの映像が浮かんでは消え、消えては浮かぶが、結局残ったものだけが言葉となっていった。

 題があって、それにまつわる歌がすらすらと詠める、というのはいかにも歌人らしくてそれなりにかっこいいのかもしれないが、どうも私の歌は自己憐憫・自己救済みたいなところがあって、流暢に永々と詠うということができない。[あぁ、自分の思いはこういうことだったのか]と、題が後から着いて来る(発見する)ことがしばしばだ。しかし、題が先にあって歌を作るというのは、基礎体力作り、筋トレみたいなもので、我流の短歌だけれども今回やってみて機を見てぼちぼち続けていてみようという気になっている。短歌がお酒を飲まない生活のベースになって行きそうな予感がするからだ。


 というわけで
 
今日のsutanka

孤独死の司法解剖免れて酢となり果てし父の酒捨つ


今日のながらCD

ERIK SATIE PIECES POUR PIANO/YUJI TAKAHASHI


 明日は思い出した[父]のことを書こう
[PR]
by alglider | 2006-09-09 09:15 | 日々是口実 | Comments(0)