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あるのすさび

さびしさを糸でかがればかぎ裂きのかたちしてをり棘のあるらし


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また、嵌ってしまった......

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 前作の『陰摩羅鬼の瑕』が、ややネタ切れかなんて思っていて(我が娘さんも同意見)、どげなもんじゃろと、読み始めたら、すっかり『邪魅の雫』にはまってしまった。はまると、今度はその先行きばかりが気に掛かるので、他の余計なことを考えずに済むので助かる。強迫不安神経症のときの推理小説頼みですね。

 で、この京極堂のシリーズは、時と場所と人物が入り組んでいて、分かりにくいなぁ、と思っていたんだけれども、今回、『邪魅の雫』を即行で購入したら、付録で『京極夏彦全作品解説書』なるものが付いてきて、時系列で『事件』が整理されている。それを見ると、昭和26年の1月9日に『姑獲鳥の夏』が始まっていて、その暮れには『魍魎の匣』が動きだしている。翌年の5月2日には『絡新婦の理』の被害者第一号が出て、7月に『姑獲鳥の夏』が解決.........というように事件が絡みあって進行しているのだった。

 まぁ、今回の『邪魅の雫』は時系列では重複していないのだけれども、人物が思い出せない。一年か二年かけてのペースで出るものだから、人物の整理も大変だし、それと、副読本的な『百器徒然袋 雨』『百鬼夜行 陰』なども絡んでくるので、ややこしいけれど、これ自体が推理のようでまたはまってしまう。あぁ、終わらないでほしい、と念じながらどんどん読み進む、推理小説の不条理な快楽なのであった。

 今夜もバイト。年末は御歳暮の関係で週五日出勤かもかもエブリバデー........




今日のながらCD

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Commented by ヨーコ at 2006-11-09 07:16 x
京極夏彦氏の推理小説は、難解な漢字遣いといい、おどろおどろしい雰囲気が伝わってくるようで、怖くて手に取ったことがありません。
嵌りますか・・・・・・?    年末、仕事が忙しくなりそうですね。
Commented by BEATNIKS at 2006-11-09 11:43 x
京極氏の本は未知ですが昔教えてもらって読んだ、中井秀夫の
「虚無への供物」を思い出しました。かなりショックだったのをストーリーより覚えていて、今手元にあり再読したいと思っているくらいです。
by alglider | 2006-11-08 09:41 | 日々是口実 | Comments(2)