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あるのすさび

さびしさを糸でかがればかぎ裂きのかたちしてをり棘のあるらし


by alglider
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口ずさむもの

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 ある一日、その一日中、口から離れない歌なんてものがある。気が付けば一日それを口ずさんでいたりする。三日ほど前は、中島みゆきの「いや〜ねぇ〜、ふるい、うたは〜」だったが、今日は買い物に行く途中から加藤登紀子の「この〜、りょうぅてにぃ〜、バラをだいてぇ〜」が離れない。たぶん、寝るまで頭の中をぐるぐる回っていることだろう.......

 辰巳泰子さんのHPを読んでいたら、短歌は[救済の文学]とも言われているそうだ。私も、以前からそうだよなぁ、と思っていた。自分で書いているものや好きな短歌は、自己憐憫、自己救済だといつも思っていた。それでよいのか、と変な文学志向が頭を過る時があるけれども、塚本邦雄さんみたいにとんでもない歌人がいるからなぁ、私の歌は私小説ならぬ私短歌だと思っている。まぁ、始めて二ヶ月だから、短歌になっているのかないのか、そこもよく分からないんだけれども。そんなことを今日思っていたら、短歌ってブルースと似ているなぁ、と思い至った。恋人に去られた悲しみを、同じフレーズであったりするけれども、手を変え品を変え歌い続ける。それぞれの歌が一首で完結しながら、それは細胞のひとつで、ひとつ一つの細胞が集まって、例えば[悲しみ]という臓器を作っている。また、何時でも口ずさめて、寺山修司の『ポケットに名言を』じゃないけれど、頭の中に持ち歩ける。

 くり返される悲しみと、くり返される自己救済。

 でも、ここ何日かはしんどくて短歌も浮かんでこない、というか気力がない。とほほの




今日のながらCD

T-BONE WALKER his original 1942-1947 performances/T-BONE WALKER
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Commented by ヨーコ at 2006-11-10 21:10 x
わたしは、今日真っ蒼な空の下、二駅間ぶらぶら散歩に出ましたが、
ついて出た鼻歌は、何故か『叱らないで』叱らないで~マ~リ~ア~さ~ま~♪がリフレインのように止まりませんでした。→青山 ミチです。

By the way,
短歌ではありませんが、これ 誰が創ったかわかりますか・・・・
『止まったままで 動かない  時計の針と 哀しみと・・・』
Commented by パンタタヌキチ at 2006-11-10 21:51 x
青山ミチとは懐かしいです。さすがに、横浜、港のヨーコさんです。
で、『止まったままで........』の詩は存じておりまぬ。何か俊太郎さんが書きそうな出足しですがね.........
Commented by おっかん@吹田 at 2006-11-11 00:13 x
先週の「まぼろし放送」という番組で童謡特集をやっていました。
http://www.maboroshi-ch.com/index.htm
その中で、サトウハチローさんの「夕方のおかあさん」の詞と曲が耳にこびりついて離れませんでした。
聞けば、サトウハチローさんはお母さんに縁薄く、孤独な少年時代を過ごされたようで、その悲しみを忘れるためか、かなりヤンチャをされたとか。

物悲しいメロディーと情景が浮かび上がるような詞のマッチングがなんとも言えません。
とにかく、この歌詞とメロディーを今週はずーっと口ずさんでました。
Commented by nangomisato75 at 2006-11-11 00:42
古典的になりましたなぁ
Commented by パンタタヌキチ at 2006-11-11 02:06 x
おっかん@吹田さんへ
サトウハチローは好きですわ。詩集を手に入れようと思っているところです。『百舌が枯れ木で』というのが、民間で流行って、サトウハチロー作詩と分かった時に、自分のオリジナルとは随分違っていたのですが、レコード化のときに、「みなさんが歌っている通りでいい」と言って口承のままにしたという話があります。ええ話やと思います。
Commented by パンタタヌキチ at 2006-11-11 02:09 x
おぉ、nangomisato75はビリケンさんの裏ブログかぁ。最近、唱歌もよく口ずさみますわ。
Commented at 2006-11-11 06:41 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
by alglider | 2006-11-10 11:11 | 日々是口実 | Comments(7)