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あるのすさび

さびしさを糸でかがればかぎ裂きのかたちしてをり棘のあるらし


by alglider
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情けない一日

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10:11

 火曜日5日の仕事でのこと。

 私の仕事は、深夜便で来る私書箱宛の封書や葉書を、翌日受け取りに来る会社の為に枚数を数えて確定しておくことだ。その封書や葉書は、機械にかけられて私書箱の分だけが私のところに回ってくる。当然、間違って来るものもあって、それは除けておいてしかるべき部署にまわす。ということは、逆のこともあって、機械選別からもれた分が手で分けられて、私のところに追加で回ってくる。結構な枚数がある。機械のことだから間違いもあるのだけれども、分厚いものや定形外のもの等は機械を通らないからでもある。そのもれた追加の手分け作業は、私の目の前で違う部署のバイト君がやるのだけれども、火曜日のバイト君が全く働かない。さぼって無駄話ばかりしている。私は当然、その分を数に読み込まなければならないし、数えて伝票を切る部署に下ろす時間も定められているので、そのさぼってばかりいるバイト君が気になって仕方がない。

 口で注意するのもなんだから、途中まで選別された私の受け持ち分を、バイト君の横まで取りに行って、「早くやってくださいよ」という意思表示を行動で示すのだが、彼は一向に意に介せず、今度は更に、プラスチックケースを持ってきて腰を下ろし本格的な無駄話態勢に入ってしまった。私は自分の仕事を全うしたい。私は「何故このようなことが私の身に降り掛かるのだ」「何故このような情けない光景を見なければならないのだ」と怒りよりも、不安になって、途方に暮れて、おどおどしてしまう。損な性格である。その、えへらえへらしているバイト君を見ていると暗澹たる気持ちになってくる。しかし、そうこちらが仕事を全うできない不安を覚えたり、情緒不安定になってばかりもいられない。仕事が進捗しない。

 で、本当に嫌だったのだけれども、意を決して

 「君の仕事が終わらないと、私は先に進めないんですが」

 と、言った。

 その私の「情けなく思う気持ち」が伝わったかどうかは分からないけれど、彼、バイト君は「あぁ、すみません」と言って、速やかに、その仕事を片付けてくれたが、その一日、彼は私に関係する仕事以外はさぼってばかりだった。ここの職場は、初めから連係ということを教えていない。全体の流れを教えないのである。観察して自分で手探りで推測するしかない。だから、自分の仕事を責任持って他の部署に手渡していっているんだという意識のバイト君が少ないような気がする。部署部署でミーティングなどがある。一人がさぼってもその部署で完結していればOKのようであり、相対的に作業が遅れる可能性を考えていない。私は自力の観察で自分の仕事がどのように手元に届くのかを推測したのであって、便の遅れなどがあっても私の元には連絡がこないから聞き耳を立てているのである。

とほほの..........



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Commented by ヨーコ at 2006-12-08 05:33 x
名作映画『泥の川』(宮本輝原作)を彷彿とさせ、川のほとりに繋留された舟を思い起こさせます・・・・
うらぶれた、昔ふうの舟・・・・好きないい写真です。
Commented by パンタタヌキチ at 2006-12-08 10:48 x
ヨーコさんへ
『泥の川』の舞台はもっと下へいったほうですね
Commented by ビリケン at 2006-12-08 12:55 x
だるま船かな?
材木を川に並べる時に使う船ですよね。
小さいけど、馬力有るのです。
Commented by alglider at 2006-12-08 14:25
だるま船って言うのですか、なんかかわゆい名前ですね。
材木ではありませんが、川岸に何か運んで来た模様でした。
Commented by machi at 2006-12-08 14:51 x
私も我慢してがまんして・・
そして溜まってしまった気持ちを言うから爆発状態でものを言う。
そのあとの気まずい想いがあとに残ってしんどくなるのがパターンだった。
仕事の流れを読もうとしないのは楽したいから・・?
難しいですね。
Commented by alglider at 2006-12-08 15:51
machiさんへ
K子さんがまた調子崩しているみたいですね。昨日電話がありました。励ましというか、心、安まる連絡をとってあげてみてください。
パンタタヌキチ
Commented by office-nekonote at 2006-12-08 22:16
『泥の河』は岩波ホールで見ました。
いい映画でした。
田村高廣が淡々とした生活を表現していてうまいなあと思いました。
仕事で演技性人格障害の人たちの支援をしますが、この人たちのほうがいかにも芝居芝居した人生で、田村高廣とか宇野重吉とか山本安英、滝沢修、北林谷栄、杉村春子などの演技のほうが普通の所作・普通の人生そのままの舞台を見せてくれたのでは思わされるぐらいです。
小栗監督の第2作の『かやこのために』(かやこは漢字)も涙が止まらず鼻水がつまり呼吸困難になりました。
Commented by nangomisato75 at 2006-12-09 07:58
失礼しました。だるま船で無く艀みたいですね。
Commented by black-board at 2006-12-10 14:41
>+(;¬¬)…草履が浮いてると思った…
Commented by パンタタヌキチ at 2006-12-10 21:37 x
アルラさんへ
やっぱりセンスですな。これが草履に見えるなら......
Commented by black-board at 2006-12-10 22:28
…(^^)v
by alglider | 2006-12-08 03:03 | 日々是口実 | Comments(11)