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あるのすさび

さびしさを糸でかがればかぎ裂きのかたちしてをり棘のあるらし


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森博嗣詩集『魔的』から二編

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離れていく

 人はテレビのリモコンのように
 だんだんと非接触になっていく
 どこまで遠く離れれば
 スイッチがつかなくなるのか
 それを試そうとする子供のように
 みんな離れていく
 だれでも、そう
 離れていく
 まるで、その距離を自慢するみたいに




飛ぶと飛ぶ

 飛べないことを
 知らない連中が
 飛んでいるのだよ

 生きられない理由を
 知らない連中が
 生きているように





この詩集は結構良いですっ/ 森博嗣『魔的』中公文庫 476円+税
私は推理小説『すべてがFになる』しか知らなかったから余計ですね........
もっと象徴的な深〜い詩も掲載されているのですが、分かりやすいのん二編載せました
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by alglider | 2007-03-02 12:43 | 日々是口実 | Comments(0)