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あるのすさび

さびしさを糸でかがればかぎ裂きのかたちしてをり棘のあるらし


by alglider
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ゲージュツ (真似っこ)

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17:58

 ずーと起きている。

 朝、8時前に仕事が終わった。雨は上がっているが、いつ降り出してもおかしくないような重い重い濡れ雑巾のような空。だが、湿った空気の中にも、仄かな春が感じ取れる。歩く私の回りが穏やかなのである。何も、春は陽気の中だけにあるのではないのだ。


 仕事場のある堺筋本町から北西に肥後橋を目指す。土佐堀通りなどの表通りを歩かずに、知らないオフィスビル街の裏道を行く。日曜日の雨の朝。普段はサラリーマン、OLが往来する道も、レンタルお絞りの回収車や引越業者などがまばらに見えるだけだ。濡れた看板のオステリア、日曜でも営業をしているのに驚いた老舗のお菓子司、折り畳んだパラソルが倒れてしまったカフェやバール。わざわざ歩かないと、一部の業者さんしか知らない風景だ。


 今日は、国立国際美術館の『夢の美術館 大阪コレクションズ』の最終日である。在阪の国立国際美術館をはじめ、サントリーミュージアム、大阪市立近代美術館建設準備室が所蔵している絵画、彫刻、版画などが一堂に72点集められている。ウォーホルのマリリンなどは国美の常設展で時折見ることはできるが、初めてのものもあるし、大阪市立近代美術館建設準備室のものは収集だけが進んでいる状態であるから、当然初めてである。


 10時の開館だけど、1時間前に着く。バス寄せの近くにある自販機コーナーで午ミティーする。9時半に隣の大阪科学館が開いたので、生誕100年記念、湯川秀樹博士のノーベル賞受賞時の新聞展示を見て時間を過ごす。


 お初ものをちょいと並べると、マン・レイの『イシドール・デュカスの謎』は初めて実物を見るが、これは写真の方が断然良かった。マン・レイは自分の作品を撮った写真の方が印象深い。それと、バスキアも初めて本物を見た。いい。バスキアはニューペインティングなんて範疇に収まらない。ちゃっちくない。カンバスから思いがはみ出ているもの.......ジョセフ・コーネルのコラージュはマン・レイの影響を受けたというだけあってそのまんま、という感じ。でも、それを発展させたボックス(木箱の中に物やプリントがコラージュなどされている)シリーズは、この手の作品の原形になったものではないかしら。


 展覧会のチケットは購入したのにまだ行けていないダリの作品も一点あった。できるだけ近付いて、いくら目を凝らしてみても、油彩で描かれたものとは到底思えない(スーパーリアリズムっていう意味ではありませんよ)。これっていったい何なの.....(@o@;)/ メガマワルー、って感じ。まさに怪物のなせる技です。画面から飛び出し溢れて出してくるピカソと、奥へ奥へ視点が吸い込まれるダリを同時に見ることができたことは意義深かった。スペインの両極。常設展ではさらにピカソの版画と陶芸展をやっていて、サルタンバンクのシリーズを見ました。二つ合わせて1000円はお値打ちでした....(^o^)v


 写真は国美を中から撮影してみましたよ、えなちゃん..........一応カラーです......




只今のながらCD

super mania coba/coba
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Commented at 2007-03-25 21:48
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by 清水ののぶ at 2007-03-27 00:11 x
はじめまして。最近、ブログで知り合った、えなんちょまーさんのとこから入り込みました。まだ少ししか読んでませんので、これから過去にさかのぼり拝見させていただきます。私のところにも遊びに来てください。
Commented by パンタタ at 2007-03-27 00:56 x
清水ののぶさんへ
はじめまして。そちらへ伺ってコメントを書き入れようと思ったのですが、方法が分かりませんでした。コメントをクリックしても書き込むスペースが表れなかったのです。
また、伺います。これからもよろしくです。
by alglider | 2007-03-25 12:21 | 日々是口実 | Comments(3)