ふふと短歌

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01:47

 日付けが変わって、


 思い出して、プラスチックゴミを収集場所へ出しに行った。また降り出していた雨は気紛れに止んで、宅地造成の始まっているマンション周辺は霧に包まれていた。ぽつりぽつりとある街灯の明かりが綿菓子のようにぼーっと灯っている。見上げれば、半月が繭のように浮いている。


 水底にいるようだった。それはグレーの交じった青い青い水底だった。水底から月を仰いでいるのだった。ゴミをぽーんと放うると魚になっていた。

 
 部屋に戻って、ケルンコンサートを聴きだした。なんだか無性に聴きたかった。






夜泳ぐ魚となりて湖面までケルンの月に昇っていきたし
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Commented by ほん at 2007-04-26 05:39 x
水底にいるようだった。それはグレーの交じった青い青い水底だった。水底から月を仰いでいるのだった。

歌の意味筋はよくわかりますが、このコメントの気持ちが伝わりにくい、というより、このコメントのほうが美しい感じがします、が。
失礼しました。
Commented by パンタタ at 2007-04-26 09:11 x
ほんさんへ
そのコメントは予想していたんです......w
まだ言葉が余っていて、短歌の形でメモをしたというところです。また推敲、改めます。いつもありがとうです。
Commented by at 2007-04-26 09:11 x
> 水底にいるようだった。それはグレーの交じった青い青い水底だった。水底から月を仰いでいるのだった。ゴミをぽーんと放うると魚になっていた。
 
> 部屋に戻って、ケルンコンサートを聴きだした。なんだか無性に聴きたかった。

> 夜泳ぐ魚となりて湖面までケルンの月に昇っていきたし

そう、一篇の詩です。
ケルンコンサート、聴きたくなりました。手に入れたくなりました。

「昇つていつた」では・・・
Commented by パンタタ at 2007-04-26 09:30 x
文さんへ
キース・ジャレットの『ケルンコンサート』は世界最強の名盤30選(ユニバーサルミュージック株式会社)で只今1500円です。お買得です。それはそれは天に昇りますです。

>「昇つていつた」では・・・
いやぁー、部屋に戻ってケルンを聴いてしまったんですよ。月を思い出し昇りたい気持ちを昇華させるために、ケルンを聴いたんです。昨夜の霧と半月はほんと綺麗でした。
Commented by ヨーコ at 2007-04-26 13:08 x
ひとつの短編ですね。

とても好きな文章で、自分まで
>グレーの交じった青い青い水底ーーに居るような気分になってしまいました。
Commented by パンタタ at 2007-04-26 15:47 x
ヨーコさんへ
ありがと。フジコ・ヘミングだよ、気を付けようねぇ、お互い...../
Commented by チェキーラ at 2007-04-26 16:15 x
 水底にいるようだった。それはグレーの交じった青い青い水底だった。水底から月を仰いでいるのだった。ゴミをぽーんと放うると魚になっていた。

いい一節ですね。ほんさんがあんまり厳しいもんだから僕が仕返ししたげます。

  欹てた底深き方に魚としてわたしはをりぬケルンの月に

  そばだてたそこふかきヘにおうとしてわたしはおりぬケルンのつきに


どーでしょう?


Commented by チェキーラ at 2007-04-26 16:18 x

  欹てた底深き方に魚としてわたしはをりぬケルンの月と


のまちがいでした。申し訳ない。
Commented by パンタタ at 2007-04-26 17:16 x
チェキーラさんへ
[チェ]なのね。いきなり「欹たつ」ところがテキーラ、いやもとい、チェキーラさんらしい。でも、この「欹てた底深き方に」は謎ですね、結構、難しい。けれど、月に向かって張り詰めている感情みたいなものは伝わるような気がします。でも、謎。
プラゴミ捨てに行って、こちょっと書いたんやけど、何だか申し訳ない、みなさん書き込みありがとうございます。
Commented by チェキーラ at 2007-04-26 19:50 x
そうですねえ。むずかしいですねこれをすべて使うとなると。
ケルンコンサート、魚、夜、湖面、月・・・。
意味がとおってないです。ちっ!
Commented by alglider at 2007-04-26 20:12
チェキーラさん
笑点じゃないですから......
パンタタ
Commented by ゆり at 2007-04-26 22:10 x
こんばんは。ブログに近所のごく近しい人がアクセスしているのが分かってしまいました。ちょっとほとぼりが冷めるまでプライベート設定にしておきます。すみません。

夜の街悲しい顔の魚たちゆらゆらゆれて恋さがしゆく

どんなもんでしょう、師匠。
Commented by パンタタ at 2007-04-27 00:08 x
ゆりさんへ
はい、了解しました。でも、リンクしている人だけはアクセス可能なんて設定ができないのですかね?
師匠って......困ったな。
悲しい顔の魚が、恋を探しに行くのか、
恋を探しにいくから悲しい顔なのか、と問いを設定してみたらどうなるでしょう?
Commented by 高人 at 2007-04-27 11:51 x
あまりにイメージが美しいので、ずっと考えていて、、、

>水底の青き夜より仰ぎ見るケルンの月まで昇りたき魚
Commented by パンタタ at 2007-04-27 22:23 x
わぁ、高人さんまで
ありがとうございます。これは、いよいよ私もこの言葉で何首か作らなければならなくなってきました.....-"-;
by alglider | 2007-04-26 01:05 | 短歌 | Comments(15)

さびしさを糸でかがればかぎ裂きのかたちしてをり棘のあるらし


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