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あるのすさび

さびしさを糸でかがればかぎ裂きのかたちしてをり棘のあるらし


by alglider
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雑記 + 短歌二首

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22:06

 空が低い........


 職場は11階にある。広くとられた窓から、山の稜線に沿って降りてくる雨雲が見える。私を包み込むかのようだ。こちら側の立ち位置にもよるのだろうが、空が低い。


 「空が低い」と呟くと、前に座っているデスクが「空が低いですか」と不思議そうな顔をした。そりゃ、デスク、何十年もここからの風景を見ておられるのだから......鮮度が違いますですよ。




題詠[ぶらんこ]が出ています。

受け切れず君のささやき落下する刹那言葉の空中ぶらんこ


うけきれずきみのささやきらっかするせつなことばのくうちゅうぶらんこ




みずからの香りに自死し口梔子は風にまみれて夜に腐りぬ


みずからのかおりにじししくちなしはかぜにまみれてよるにくさりぬ



帰り道、風に吹かれ漂ってくる芳香。ああそうだ。腐りかけ散りかけの口梔子の花を夜に認める。





只今のながらCD

around/Tom Verlaine
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Commented by d_snow at 2007-07-06 00:45 x
口梔子の短歌を読んで「爛熟」という言葉を想いました。
自分のむせかえるような甘い芳香の中で窒息するように
散って行く…そんな口梔子に強く心魅かれます。
Commented by パンタタ at 2007-07-06 11:42 x
d_snowさんへ
口梔子の香りきついよね。ユリの香りがアレルギーの人もいてはるから、口梔子の人もいるかも。
「甘い芳香の中で窒息するように」、そうですね、自死していく感じがします。

by alglider | 2007-07-04 21:24 | 短歌 | Comments(2)