数学雑記 + 短歌
2007年 10月 22日
23:34
がっくし……>+O
ちょっと前、NHK・BSで「ポアンカレ予想」を証明したロシアの数学者ペレリマンさんの番組をやっていた。途中から見たので、再放送を待っていたら、今日、総合で夜10時からあった。ビデオを撮ったのだけれど、デッキのタイマーがずれていたのか終了5分ぐらい前に止まってしまった。で、がっくし……
「ポアンカレ予想」というのは「地球からロープを打ち上げて宇宙を一周させ、無事に回収できたら宇宙の形は丸い」というもので100年は証明されていなかった。それをペレリマンさんが証明し、4年に一度の数学のノーベル賞と言われる(ノーベル賞には数学の賞がありません。一説にはノーベルが数学者を嫌っていたとか、数学に嫉妬してたとか)フィールズ賞を受賞したんだけど、辞退して、その上失踪してしまった、というので、ゴシップ的にも話題になりました。
まぁ、数学なんてちんぷんかんぷんなんですが、難問を解く物語には一級の推理小説を読むような楽しみがあります。「フェルマーの定理」を証明したワイルズさんの物語「フェルマーの最終定理」サイモン・シン著 / 新潮文庫 / 820円、なんかハラハラドキドキです。
その「ポアンカレ予想」を証明するのに、有効だった考えに、幾何化予想というのがあって、宇宙は最大8つの形で構成されているというのです。トポロジーからでてきたみたいですが、数学者ってわけの分らないとんでもないことを思いつくものです。そして証明してしまう。そういうのって、傍から見ているのは面白い。
でも生まれ変わったら、もう少し具体的に理解できるように、数学者のはしくれになってみたい気もする。
短歌再掲
地下鉄のふた駅分を歩きをり秋は地上に天蓋を成し
ちかてつのふたえきぶんをあるきおりあきはちじょうにてんがいをなし
只今のながらCD
The Smiths / THE SMITHS
by alglider
| 2007-10-22 19:45
| 短歌