参日雑記 + 短歌
2008年 01月 03日
23:48
明日は初出、仕事である。
職種上、仕方がない。そんで、外で聴く音楽用に4ギガのiPod nanoを使っていたけれど、どうもメモリーが少なくて好きな曲が入りきらない。もっと大容量のが欲しいと思っていたところに、娘さんの帰省である。「あんさん、これ使わへんか?」と尋ねると「え、nanoやんか、マジでっ?」と喜ぶものだから、譲ることにして、私は80ギガのiPod classicを買ってきた。ボディがでかくなって重いけれど、昔のウォークマンを想えばコンパクトだ。
で、その買い物に出たついでに、どっちがついでか分からないのだけれど、娘さんが裾上げを頼んでいたパンツを2本受け取りに行った。娘さんはすでに競技歌留多闘魂合宿のため姫路に行っている。明日の夜遅く帰ってきて、翌朝早く出かけ、そのまま横浜へ帰ってしまう。で、私が受け取りの代役の大役である。
久しぶりにブティックなるものに入る。ずいぶんシックな店だった。受取証を渡すと、裾上げ代1本600円×2+消費税で1260円だった。で、2060円渡すと、若い男性店員が「えーっ、2060円お預かりして1260円いただきますから」と電卓をこっちに向けて、私に見えるように計算する。テンキーを押すのだが、店員からは電卓が逆だから、二度三度失敗をする。「早く800円ください」と私は心の中で言う。なぜそんなことをする、私はガキの使いではない。これはサービスではなくて、間違いの責任を客と折半しようと企みである。サービスなら、さっさとスピードアップするべきだよなぁ。で、その〝間違いの責任を客と折半〟なのだが、不思議なことに受取証を「これはお持ちください」と返してくれたのである。
私は「これ回収しないと、もう一度取りに来られたら困るでしょ?」と、これは声に出して言ったのだけれど「電話番号を控えてありますので大丈夫です」と、訳の分らない返事。ちょっと怖いお兄さんが二度来て「あんっ、金払ったのに、商品がないっっ!」何てすごまれたらアウトだな、この店員さん。なんて思いながら「あっそっ」と持って帰ってきたけれど、いまだに意図するところが分らない。間違いの責任折半どころか、倍増だな。
[短歌1月号]
脳 髄 の 記 憶 は 湿 り 羊 歯 の ご と い ち 日 ひ っ そ り 光 合 成 す る
のうずいのきおくはしめりしだのごといちにちひっそりこうごうせいする
只今のながらCD
KARLHEINZ STOCKHAUSEN PIANO MUSIC / ELISAVETH KLEIN
by alglider
| 2008-01-03 17:20
| 短歌