夢見雑記
2008年 02月 05日
23:41
調子は相変わらず芳しくない。
今、読んでいる天野忠さんの随筆選に、シェイクスピア「テンペスト」の中のプロスペロの言葉、
「われわれは夢と同じ材料で作られていて、そのささやかな生は眠りに囲まれている」
が、引用されていた。そう言われればそんな気がする、というか肯首納得してしまうこの頃の日常である。が、悪い言葉じゃない。柔らかい心地よい空気を深呼吸しているような言葉だ。
昨夜は眠りが浅く、何度も目覚め、その度にどちらかというと心地よくない夢を見ていた。何度も目が覚めたから、何種もの夢を見ていた。が、内容は覚えていなくて、おぼろげな風景や湿気、モノクロの濃淡を覚えているばかりである。
私の両親は何年も前に死んだが、私は母や父の夢を見た記憶がない。周囲や本やテレビなどでは、夢に母(父)が現れて、などとよく聞くが、よくあることなのだろうか? 何だか自分が薄情者のような気にもなる。たはっ。
只今のながらCD
ANTONIN DVORAK COMPOSITION FOR VIOLIN AND PIANO / JOSEF SUK & ALFRED HO-LECEK
by alglider
| 2008-02-05 18:49
| 日々是口実