お出かけ雑記

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23:47

 うん、今日は、


 予定してた四天王寺さんへは行かず、「ムンク展」のチケットを買っていたのを思い出して、お咲きさんと兵庫県立美術館へ行ってきた。お天気もよく、普段の服装だと暑いぐらいだった。これは人出が多いだろうと諦めて行ったんだけど、そうでもなく、まぁ、ゆったりした鑑賞となりました。


 写真は安藤忠雄さん設計の兵庫県立美術館の内部。メソポタミアのジッグラトみたい。


 観終わったあと、食事をしながら「ムンクって全然精神的な危なさがないわね」とお咲きさんが言うので「そうやね」とムンクって案外スノッブだなと思っていた私は相槌をうった。1930年代の最後の作品「建設現場の労働者たち」なんて急に顔が描かれていてリアリズムだし、もろに当時の思想背景の影響をうけている。自己の世界を突き詰めた、というより形にして自分の側において眺めていた人ではないのかな。そう意味では、やや病的に自己愛の人だったのかもしれない。スノッブではあるが世間的に要領のいい人ではなかったことような気はする。


 で、梅田に戻り、二人でジュンク堂に寄って、お咲きさんは角川文庫の歳時記の「春」を求め、私は寺山修司さんの未発表歌集「月蝕書簡」を購入。




み ず か ら を 預 け ん と 来 し 駅 前 の 遺 失 物 預 り 所 の 窓 の 雪

                                     寺山修司





只今のながらCD

TAKING TIGER MOUNTAIN / BRIAN ENO
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Commented by ノエル at 2008-03-03 00:03 x
ムンクについて一つ利口になりました。
「思春期」も「叫び」も好きな作品なんです。
こんな風に気持ちを表現できたら軽くなれるだろうなと思ってました。晩年の作品については無知なので、逆に興味を感じました。
スノッブで病的に自己愛の強い人だとすると、ムンクに親近感が湧きます。
Commented by パンタタ at 2008-03-03 00:27 x
ノエルさんへ
利口になったなんて、とんでもないですよ。
たんに私の感想ですから。
「叫び」はきてませんでしたが、有名な「マドンナ」や「病める少女」はきていました。この二つを見ていると、ムンクは性愛や死に傾いた画家ともいえるかも。また奉仕の人かもしれないな、とも感じました。でも、やはりスノッブな感じかな。違うかも。
Commented by NEU!(ノイ!) at 2008-03-03 00:48 x
昨年、上野でやっていたとき、観ようかどうしようか迷って、
結局、観に行かなかった。
高校生のときに関心を持って、展覧会にも行って、
部屋にも「病める少女」「マドンナ」を貼った私だったが、
いつのまにか、それほど好きな画家ではなくなっていた。

だってさ、絵が泥臭いんだもん←滅茶苦茶スノッブ。
Commented by ヨーコ at 2008-03-03 19:23 x
わたしも上野の美術館でムンク展を観ました。
「叫び」、五木寛之さんの本の装丁から、あまりにも有名になりましたが、わたしも好きな作品です。
今回の美術展には、(叫びは)ポスターのみでしたが 意外だったのは、「建設現場の労働者たち」の力強い筆致と構図でした。
まさか、このような作品をものする人だとは思っていなくて、もっと病的な絵画だけを描く作家だと思い込んでおりました。
俗物でも、洗練されていなくても、いいと思いました。
観てよかったです。。。
Commented by パンタタ at 2008-03-03 20:15 x
NEU!さんへ
私も「病める少女」のリトグラフの方を飾ってたなぁ。
泥臭いというか、少々投げやりな気もしました。
どこの時点で筆を止めたんだろう?って。
Commented by パンタタ at 2008-03-03 20:21 x
ヨーコさんへ
そう言えば五木寛之さんの本の表紙にありましたね。
そうですか、労働者の絵を見ましたか。
意外だったでしょう、ねぇ。
私、あの絵を悪く言ってるんじゃないですよ、
ただあそこに至るまでの気持ちが分からなかったんです。
すっと変わってしまってて。
どこでどう、あのタッチに気持の折り合いをつけたのだろうって。
まぁ、その途中の絵がきてなかっただけかもしれませんが。
ひょっとしたら病的に楽天家かもしれません、
よく分らないけど。
by alglider | 2008-03-02 15:21 | 日々是口実 | Comments(6)

さびしさを糸でかがればかぎ裂きのかたちしてをり棘のあるらし


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