ポプラ雑記

f0100480_18523848.jpg


23:25

 熱い珈琲を飲んでいる。


 最近、ポプラの木を見なくなった。中学生のころ、仲の良かった友人の家に向かう途中に大きなポプラの木があった。幼稚園児の思い出でもないのに、それがとても不思議な、ありえない風景として残っている。


 そのポプラの向こうには、アニメに出てきそうな酪農家のスイス風の家があって、木造の三階建てである。一階の扉は大きく外に向かって開かれていて、中には馬や牛がいるような気配であるが、知れない。外からの階段で、その三階にある観音開きの窓へ上れるようになっていて、その家の住人、子供たちが体を乗り出して手を振っている。いくら昔の話で、住宅が密集していないといっても、町の中に酪農家の家が、それも一軒だけ唐突にあるわけもなく、思い違いにはちがいないのだが、夢や幻のたぐいではなく、その家の前の大きなポプラの木が忘れられない。


 その中学の友人もポプラが好きと言っていたので、学校からの帰り道、同じ木を見ていたにちがいない。さて、その友人はどんな家の前に一本のポプラが立っていたと話すだろうか。


 今は見なくなった、ポプラの歌を書きたいと思っている。私はポプラの木が好きだ。柳も好きやけど、ふふ。




只今のながらCD

ADVENTURE / TELEVISION
[PR]
Commented by at 2008-03-22 07:54 x
柳が芽吹いて、細っこい浅黄の糸が風に揺れながらきらきら光っています。柳、好きです。
これからは欅の芽吹きや、紫陽花の芽吹きも、雪柳や連翹も、

アイス、美味しいのめっけて食べちゃったヽ(^。^)ノ
Commented by 高人 at 2008-03-22 09:39 x
「柳も好きやけど、ふふ」って、なにやら吉原堤の柳が一瞬頭をよぎりましたが、まさか悪所界隈の柳ではないですわね^^;

それにしても、そのスイスの酪農家風の家というのは不思議ですね。
中学生の頃の記憶が大幅に変形を蒙っているというのも珍しいように思います。ふうむ、、、
Commented by パンタタ at 2008-03-22 18:01 x
文さんへ
近所に柳があるようですね。うらやましい。
私の周りにはなくて。大阪の中之島に行くと今きれいと思います。
一度、文さんが水上バスで写真を撮っていた辺り。
今、白木蓮もきれいです。
アイス。美味しいの、というのは高価そうですね。

ゆきやなぎ雪崩れてゆきて午後悲し露光オーバーの春を生きたり
Commented by パンタタ at 2008-03-22 18:04 x
高人さんへ
悪場所の柳ではないですよ。へへ。
うーん、でも一回、時代小説のように柳の陰から袖を引かれてみたいものです。ふふ。

おかしいんですよ、この記憶。大阪の衛星都市の住宅地内に酪農家が一軒ってね。うーん、どう考えても変だ。
Commented by 高人 at 2008-03-22 18:39 x
柳の陰から、ってユーレンみたいでんがな^^;

私は、学生の頃、五条大橋の袂で、遣り手婆ならぬポンビキおばさんに引っ張られそうになったことがありました。
すみません、本題から完全に逸れてますね^^;
Commented by パンタタ at 2008-03-22 21:12 x
高人さんへ
ユーレンというか、五条の大橋なら、弁慶と牛若丸ですな。
by alglider | 2008-03-21 18:52 | 日々是口実 | Comments(6)

さびしさを糸でかがればかぎ裂きのかたちしてをり棘のあるらし


by alglider
プロフィールを見る
画像一覧