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あるのすさび

さびしさを糸でかがればかぎ裂きのかたちしてをり棘のあるらし


by alglider
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東京日記1

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23:29

 震えていた


 原稿を持つ辰巳泰子さんの手は小刻みに震えていた。人は何かに懸けるときや自分に科したものに挑むとき、震える。それは経験することだ。


 5月31日、東京に着くと雨が降っていた。同震いひとつして、迎えに来てくれていたNEU!さんと会釈をかわす。雨空にかかわらず、東京の街の色はふんだんな色にまみれている。いつも思うがどの街より色の数が多い。


 辰巳さんに「手が小刻みに震えていましたね」と言うと「前よりましやった」と関西弁が返ってきた。


 雨は止む様子もなく、気温は下がり冷たく、肌を濡らす。


 自らかすかに震えることができるものに向かったことが、最近、私にあっただろうか? 「前よりましや」と何かひとつ越えたことがあっただろうか?








只今のながらCD

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Commented by at 2008-06-04 08:34 x
旅をすると出会いがあります。この業界の仲間においては、それは回復の力になります。出会い、感じ、気づき。修養だ、ステップだとの、小難しい分析説明もありますが、前者の方が私はシンプルだったりします。
Commented by パンタタ at 2008-06-04 21:31 x
慎ちゃんへ
慎ちゃんも遠出してたみたいやね。
そう出会い、感じ、気付きですね。
by alglider | 2008-06-03 22:32 | 日々是口実 | Comments(2)