ことり

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 そののち歌会


 というWeb 歌会を短歌を通じて知った、やねうらねこさんが開催している。リンクしてますんで興味のあるかたは覗いてくださいませ。そこで出されていたお題「手」。それに投稿したものが下記。「ことり」というのは「子捕り」で、子供のころ遊びに出掛けるときに「はよ帰ってこな、ことりにさらわれるでぇー」と、母親に言われたものだ。「ことり」が「小鳥」ではなくて、子供をさらって売ってしまう、あるいは誘拐である「子捕り」の意味であると気付いたのは、だいぶんと大人になってからだ。


 「小鳥」ごときにさらわれるものかと、「子捕り」を知らない子供(私たち)は、遅くまで、親に叱られるまで外で遊んだ。でも、知らないうちに何人かは消えていくのだった。


 その言葉のあいまいさと「たそがれ」の無分別を意識して「ことり」と假名にしたのだが、失敗で分かりにくかったようだ。たとえ「小鳥」でも短詩としての情景はあるような気がして、自分では気に入っている歌になった。


ダチュラ十一首 sutanka にまとめました。sutanka ←クリック






気 を つ け て こ と り が く る よ た そ が れ は 手 と 手 を つ な ぎ 二 人 が き え て





きをつけてことりがくるよたそがれはてとてをつなぎふたりがきえて








只今のながらCD

TAKING TIGER MOUNTAIN / ENO
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Commented by くも at 2008-07-13 05:05 x
たそがれの雰囲気が出ていますね。
Commented by パンタタ at 2008-07-13 11:17 x
くもさんへ
ですよね。よかった。
Commented by ボブ at 2008-07-13 19:39 x
「気をつけてことりがくるよたそがれは手に手をつなぎ二人がきえて」

パンタタさんの歌だったんですか。
携帯からだと、「そののち歌会」見にくくて、鑑賞の途中までは拝見していたのですが、最後はみてませんでした。すみません。
鑑賞のなかで「子捕り」という読みをされた方がいらして、なるほどと思ったくらいで、鑑賞力のなさをしりました。
そうか、なるほど・・・・・凄いな、詠んだかたも読んだひとも、と。
外から見ていても勉強になります。

「ダチュラ」の歌、まとめていただいたんですね。
まとめて読むと「ダチュラ」と「問いかけ」との関わりがよくわかりました。
ああいう風に深めていくのか。まとめてくださってありがとうございます。

最後のが一番好きです。
Commented by おぽんち at 2008-07-13 20:07 x
胃の具合はいかがですか。
天候不順ですから、お大事に。
Commented by パンタタ at 2008-07-13 20:44 x
ボブさんへ
「ことりがくる」と大人から言われたことのある年代ですよね。
同い年ですもんね。小さいころ意味が分からなくて。

ダチュラは深めた、というより深まっていったというか、
尻取りみたいな感じで作っていきました。
Commented by パンタタ at 2008-07-13 20:47 x
おぽんちさんへ
アルコール専門病院にはいろんな薬があるんで、
みなさん併発する病気をいっぱい持ってるもんで。
で、市販よりかなり安く胃薬を手に入れました。
ちょっとましな気がします。
天候不順というより猛暑ですね、今年も。
暑っ。
Commented by Joe at 2008-07-14 09:54 x
幼い頃、子捕りに追はれた記憶があります。

夕方三輪車に乗つて遊んでゐたら、
「ぼんぼん、おっちゃんの自転車に乗せたろか」といつて大男が近づいてきた。
自転車の荷台には大きな篭が付いてゐた。
「三輪車があるよつて、ええわ」といふボクを、
しつこく「乗せたろ乗せたろ」と追ひかけてきた。
夕闇の中の大男のシルエット…恐かったなぁ~

今でも鮮明に覚えてゐる戦前の話です。
Commented by パンタタ at 2008-07-14 21:31 x
Joeさんへ
「ぼんぼん」というのが怖いですねえ。リアリティがめちゃあります。
その丁寧な不気味さ。
本当に声をかけられた人と初めてコンタクトしました。
Joeさんの大体のお年を文さんからうかがってましたが、
戦前の話ですか。
私の時代で覚えているのは「吉展ちゃん事件」ですね。
子供ながら、母が引き合いに出したのでよく覚えています。
by alglider | 2008-07-13 00:54 | 短歌 | Comments(8)

さびしさを糸でかがればかぎ裂きのかたちしてをり棘のあるらし


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