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あるのすさび

さびしさを糸でかがればかぎ裂きのかたちしてをり棘のあるらし


by alglider
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当然の死 + 短歌

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23:38

 何か


 空気にひそんでいるようで、私もお咲きさんも眠い眠いとお互いに言い続けている。ついにお咲きさんは仮眠に入ってしまった。私もさっきまでうとうとしていた。なぜだろう。今日は病院がお盆休みで、午前中はゆっくり寝ることができたのに。やはり、何かこの空気の中にひそんでいる。眠たくなる何か、とは何かいな?


 この半年ほどは死のことばかりを思っているような気がする。考えているのではなく、胸の底に澱のように思いがもやっとたまっている。恐怖とかではなく、死という当然が生という当然と等価になってきたのである。だから、生きていると死もまた一緒にずっとそばにある。そんなことを呆然と実感しながら生活をしている。お酒を飲んでいるときは、今よりもものすごく近くに実際の死があったのだが、気づく状態ではなかったのである。お酒をやめてから、不思議なもんで、死が当然なものとしてあるようになった。


 等価なら、毎日、悟った人のように楽しいことを楽しく笑い、悲しいことを悲しみ、涙して暮らしていけば充実というものがあるのだろうけれど、残念ながらそこまでの境地には至っていない。ただ、当然の死があることを、一番確かなことのように、それが普通の生活ように思えてきて、恐れることもなく、さてどうしたもんかなあ? と思いあぐねているのである。







移 ろ い を 告 げ る 木 霊 が 降 つ て く る な か な か 死 な ぬ か な か な な の か




うつろいをつげるこだまがふってくるなかなかしなぬかなかななのか







只今のながらCD

TWO FOR THE SHOW / KANSAS
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by alglider | 2008-08-16 13:16 | 短歌 | Comments(0)