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あるのすさび

さびしさを糸でかがればかぎ裂きのかたちしてをり棘のあるらし


by alglider
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眠りの駅 + 短歌

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23:14

 昨夜は


 寝つかれずソラナックスを一錠飲んで寝たら、朝が眠くて眠くて、薬が少し脳に残ってしまった感じだった。薬は関係ないのだけれど、帰りの電車もずーっとそんな感じで、大阪駅でハッと気づいてはあたふたと電車を降りる。隣に座っている人には毎日迷惑をかけてしまっている。申し訳ないなあ、と思ってはいるのですが。


 それが何ともいえない深いような浅いような、以前書いた例えを再び使うと、比重の違う油の中に浮いている一つの球体のような眠りなのだ。ときどき目が覚めて、駅を確かめるのだが文字だけを確認して、風景はもう見たこともない別世界である。もう自分が乗っている電車がシベリア鉄道でもオリエント急行でもバルカン特急でも関係はない。


 慌ててホームに降り立てば、確かにそこが大阪駅だと確信するまでに3分は時間がかかるほど、頭は眠りの中のままで朦朧としている。そこから現実に戻って、乗り換え駅まで歩き現実の家まで戻ってくるのだが、あの3分間は確かに違う世界のホームに立っている。もし、目覚めなければ、あのホームから私はどこへ帰り着くのだろう。誰が待っているのだろうか。いちど見知らぬ駅から、見知らぬ道を行き、見知らぬ角を曲がり、見知らぬ林をぬけ、見知らぬ家にたどり着きたい気もする。


 ま、お酒を飲んでいるときは、見知らぬところで目覚めることがままあったが、それとこれは別の物語。





推敲3→少し訂正を加えました 00:46

秋 の 陽 に 浸 蝕 さ れ し 金 属 の 日 時 計 な が く 文 字 盤 を 超 え




あきのひにしんしょくされしきんぞくのひどけいながくもじばんをこえ







只今のながらCD

CYBORG / KLAUS SCHULZE
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by alglider | 2008-08-27 20:32 | 短歌 | Comments(0)