ブログトップ

あるのすさび

さびしさを糸でかがればかぎ裂きのかたちしてをり棘のあるらし


by alglider
プロフィールを見る
画像一覧

28 回忌 + 短歌

f0100480_2023970.jpg


23:16

 今日は

 仕事で、私のファンである79歳のおばあちゃんから電話があって「何の日か分かる?」と尋ねられ、前ふりに「きけわだつみのこえ」の文庫本を読んでいるという会話があったので「ああ、開戦の日ですね」と答えた。


 そして、私はジョン・レノンの28回忌であることを思いおこした。ジョンが撃たれて死んだのは私が25歳のときで、大学生協の書籍専従職員になるためにアルバイトをしていたときだった。ステレオなどを扱っている店舗のラジオから、その死は流れてきた。私はその場でへたりこんでしまい。すぐ店長に休憩をもらった。


 生協のレコード屋まで行き、Kちゃんと店前の階段に二人で腰かけ、ぼーっと空を見上げて煙草をふかしていた。どっちがダコダハウスの方かは知る由もないが、煙草の煙の行方を目で追いかけていた。しばらく二人で無言の時間を過ごしたあと、何を思ったのか、私は立ち上がって電話ボックスに行き、母に「ジョンが死んだ」と知らせたのだった。


 過ぎてみればそれだけのことだが、それだけのことをはっきりと覚えているのが、なんとも自分でも痛ましい。12月だというのに炎天下のような風景として頭に残っている。

 即興で五首作ってみた。





母 に 伝 え る 公 衆 電 話 の 手 は ふ る へ 「 ジョ ン が 撃 た れ た 開 戦 の 日 に 」




ラ ジ オ か ら 臨 時 ニ ュ ー ス の 死 が 流 れ 空 に 告 げ を り I don’t believe Jesus




嫉 妬 ふ か き 男 と 知 り し わ れ も ま た 告 白 で き ず に 思 い 出 を 生 き




子 供 ら の Daddy come home 叫 び 声  知 り つ つ 酔 へ ば 家 は 遠 の き




五 十 過 ぎ 天 命 知 ら ず 空 か ら は 今 も 聞 こ え る Give Peace A Chance




*I don’t believe Jesus は「GOD」の歌詞から引用
*嫉妬ふかき男は「JEALOUS GUY」を訳す
*Daddy come homeは「MOTHER」の歌詞から引用
*「Give Peace A Chance」はそのまんま曲名





只今のながらCD

LENNON LEGEND / JOHN LENNON
[PR]
Commented by at 2008-12-08 22:52 x
写真だけだと何も欠くことは無いが、
前から気になっていたことがあるのです

あのですね、
上の電話マークみたいのは、何ですか

好奇心に感謝感謝
Commented by パンタタ at 2008-12-08 23:28 x
磯さんへ
この電話のマークは携帯から送りましたというマークです。
写真は携帯から先に送って、文章をあとから付け足しているので、
このマークが付きます。
もちろん文章だけを携帯から送ってもこのマークですが。
PCに直接、写真や原稿を入力すれば、このマークは付かないんですよ。
Commented by at 2008-12-09 07:42 x
パンタタさんの文章は、そのまま詩です。

この秋創刊された関西発の詩の雑誌「びーぐる」、すこしずつ読んでいます。わたしには書けないけれど^^
Commented by パンタタ at 2008-12-09 22:01 x
文さんへ
は、ありがとうございます、って。
ただ思い出を書いただけなんですが.........
詩の雑誌に手をお出しになっている......うーん
Commented by tsukisitau at 2008-12-15 17:06
開戦した日とインスピレーションをうけたジョンがいのちを奪われた日がおなじとはなにかの符号かとおもってしまいます。
ブラジル移民が100年前。戦争が60年前。テレビが50年前。
なにを得てなにをうしなってきたんだろう。
Commented by パンタタ at 2008-12-15 22:26 x
桜さんへ
喪失感を得たのじゃないでしょうか。
by alglider | 2008-12-08 20:23 | 短歌 | Comments(6)