午前様になる

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 忘年会の


 季節ですね。金曜日ともあって十一時近くになっても、街は人でいっぱい。まっすぐ歩けない。ま、昔の私もまっすぐ歩いてなかったけど…うう。


 仕事が終わってから、宴会まで時間があったので、喫茶店にて歌詠みをする。私のなかでしばらく懸案の言葉だった[ポインセチア]の形が何となく見えてきた。ええ感じである、と思う。


 歌になる原形のようなものがあって、それがそのまま歌になる場合も、ままあるが、たいていにおいて、そういうふうに置換的に詠まれた言葉の三十一文字は射程距離が短いし、また焦点深度も浅いことが多い。なぜなら、歌にまで昇華しなければならないことは、その中でまだ生のままで眠っているからだ。私という酵母による私が醗酵していないことが、ままあるのだ。目覚めさせなければならぬ。





只今のながらiPod

LIVE ALIVE / STEVIE RAY VAUGHAN
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Commented by at 2008-12-20 00:01 x
そうだったんだ。
私の場合、すっと三十一文字になると、そのまま推敲できないで終わってしまうんだけれど、そんな歌は確かに「射程距離が短いし、また焦点深度も浅い」やうに思ひます。
それをもう一度醗酵させなければいけないのでせうね。「枇杷の葉みつしり」のやうに。

まだ電車の中かなぁ。
お疲れ様。
お先にやすみます。
Commented by えなんちょまー at 2008-12-20 00:50 x
寝過ごさないで下さいね。
(始発まで戻って来れません・・・。)
Commented by パンタタ at 2008-12-20 01:10 x
文さんへ
「枇杷の葉みつしり」ですよね。
すっとできて、その時点ではもう手の入れようがないということありますね。歌人の河野里子さんなんかは一度作ってみて発表まで最低三か月なんて書いていたような気がします。
Commented by パンタタ at 2008-12-20 01:11 x
えなんちょまーさんへ
隣の酔ったおっさんが眠ってしまって、いびきをかきながら肩にもたれかかってきて閉口しました。
無事に帰ってきました。終電の一本前でした。
Commented by moonlight_swallow at 2008-12-20 20:37
>呪 わ れ し ポ イ ン セ チ ア と つ ぶ や け ば ひ た く れ な ゐ の 寿 歌 の 降 る

冒頭の「呪われしポインセチア」でどきーっとして
意識が完全に引き寄せられました。
華があるしの読み応えもある歌だなあと思いました。

>すっとできて、その時点ではもう手の入れようがないということありますね。

あーあるある。ありますよね。
発表まで三か月以上かけて熟考、推敲するという
河野さんのスタンスもよく分かります。
ぼくの場合考えすぎて何がなんだかどっちがいいんだか
自分で分からなくなってきて最終的には元のかたちに
戻ることもままあります。
Commented by パンタタ at 2008-12-20 21:45 x
燕さんへ
ポインセチア、載せてしまったけど、まだ推敲するか、
まだ書いて連作にするかなあ、って思っています。
考えて何だか分からなくなったら、
忘れるぐらいノートの隅っこに置いておくのがいいのかもしれません。
昔にメモしてた言葉が、数学の方程式を解くアイデアのように
使えることがありますもんね。
Commented by すずぼん at 2008-12-22 17:38 x
すっと出てもう推敲しようがないものと、醗酵を待つべきものと、最近やっとわずかずつ、なんとなく、感じられるようになってきたような・・・
といっても、醗酵させなければ歌にまで昇華できないものがほとんどですが。

なんてそれらしいこと言うほどの歌を生み出せる作者ではありませんが私は。。。
Commented by パンタタ at 2008-12-22 21:57 x
すずぼんさんへ
何かえらそうなことを書いてしまいましたが、
ま、自分に言い聞かせているわけです。
歌誌にだすときまでには、なんとこか形にしていたいものです。
このブログに載せているのは、三十一文字の覚書みたいなものです。

何をおっしゃいますやら、雀さん。
ええ歌作らはりますがな、いや、ほんま。
by alglider | 2008-12-19 23:28 | Comments(8)

さびしさを糸でかがればかぎ裂きのかたちしてをり棘のあるらし


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