カテゴリ:回復過程( 51 )

蛙  故障君その2

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 病院に行くことができず、一日中寝たり起きたりしていた。相変わらず、睡眠時間は2、3時間で変な夢の中でうなされ、覚醒している感じ、寝汗たっぷり。病院に間に合うように、目覚ましをセットして寝たのだけれども、その前に眼が醒め、いざ、その時がくると身体が重くて起きられず、また眠る。眠ることはできるのだから、正確には不眠ではない。健康な眠りではないから、やっぱり睡眠障害か......。

 寝たり起きたりしていたから、体内時計も狂っていて、K子さんから電話があって[なに、こんな早く、朝の6時前やんか]と言うと[何言うてんの、もう夕方やんか]と心配された。K子さんは鬱を脱したところで、最近ではやや躁ということで、早朝から電話をしたくなって困るって言っていたから、そう勘違いしてしまったのかも知れない。

 19時間の間、目覚めては身体が重いから、そのまま眠りに付くということを繰り返したことになる。その途中、[許しと放棄]という言葉をメモしたが、詳しい内容を忘れてしまっている。もう一つのメモ[アンコールワットとしっくり感]は覚えているから、体調が戻ったら書けそうだ。

 明日はクリニックに行き、本屋に行く。予定通り行動する。今日はうなされても、睡眠不足より、まっ、いいかっ!と辛い眠りを選択したのであります.....まだまだ故障君でありますすすす......

今日のながらCD
CAUGHT IN THE ACT/GRND FUNK RAILROAD
*かけてみたけど、あまり元気出んなぁ.....

今日の一文
弱者すなはちわれより少し撫肩に描かれピカソの旅藝人等(サルタンパンク)   塚本邦雄
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by alglider | 2006-04-17 15:32 | 回復過程 | Comments(2)

大阪帝国ホテル 故障君

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 朝から、入院していた病院の月例会に参加して、花見に回ったけれど、故障君です。北海道から取り寄せたラム肉を少し食べて、7時半ごろ別れを告げてきました。頭の中に、太い芯のようなもの、核融合の際にゆっくりと、下げられ、水に挿入されていく心棒のようなもの、がある。主治医の出張で一週間延びてしまった診察に、明日行き、とにかく要相談。眠剤は使用したことがない。さてさて......。

 眠れる眠れないは別として、今日はこれで終了。少し頭の中を覗き過ぎなのかもしれぬぬぬ.......疲れビッチ・アンドロポノフ...... Trackbackありがとうございます。分からぬ言葉もあったけど、また次の奇怪(わざとでござるるる....)に...>+○

今日のながらCD
DREAM OF LIFE/PATTI SMITH
*元気をだそうと思って、これが聞けたらまだ大丈夫....

今日の一文
わたくしのかなしさうな眼をしてゐるのは
わたくしのふたつのこころをみつめてゐるためだ
ああそんなに
かなしく眼をそらしてはいけない
                           無声慟哭(一部)宮澤賢治
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by alglider | 2006-04-16 21:13 | 回復過程 | Comments(4)

堪忍やーっ…うなされている夢って…

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 朝方の4時に寝て、うなされて6時前にやっと目を醒ました。やっとというのは、変な言い回しだと思うでしょ......。そのうなされた夢というのが、うなされて必死になって起きようとする夢なんです。最悪。Tシャツが濡れている。夢の中でお咲きさんに助けを求めようと、わざと大きな声でうなされてみる。そしたらお咲きさんが助けに来るんじゃないかと.....また、お咲きさんの部屋まで行こうとするのだが身体が動かない(ここまで夢の中ね....)。本当は叫んでいたのだろうか? 隣の部屋でぐっすりお休みのお咲さんが起きる昼に聞いてみなあかん。こうなると、うなされる夢の夢だから、何がなんやらの騒乱荘子状態....胡蝶のうなされ・ディ・東京でしたわ....今から、も一度寝てみます愛子......>+○ドテッ
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by alglider | 2006-04-16 06:16 | 回復過程 | Comments(0)

睡眠障害?…>+〇

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 す、睡眠が浅いんですけど、重いんですぅ、先生......眠れても2時間から長くて4時間....トホホ。そして、起きると身体が非常に重たいんですぅ、先生。しかも夢を見ます。いつぞやなんて、大好きな中島みゆきさんの大邸宅に招待されて(何故か京都にあるんですが.....)、みゆきさんが私のためだけに歌を歌ってくれているのに、気持ちが晴れず、寝汗をかいているんですぅ、先生。こんなアホなことってあるでしょうかっ!みゆきさんが私のためだけにファイトッって、歌ってくれているのに。回りで、みんなが祝杯をあげていたからでしょうか?こんなことって.......そして、目が醒めると、今見ていた夢と過去に見た夢の記憶が、入り交じって何がホンマなんかウソなんか.....といってもぜんぶ夢なんですが.....トホホのホですぅ、先生......

只今のながらCD
RIDING WITH THE KING/B.B. KING & ERIC CLAPTON 
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by alglider | 2006-04-14 06:20 | 回復過程 | Comments(0)

私は女優よ

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             傘化けさん、今日は日傘でしたね....(^^)

 夕刊紙から原稿の依頼をほんの時々頂く。自分で企画を立てての[持ち込み原稿でもいいよ]と言ってもらっているのだけれども、依頼原稿になれていて、持ち込みに億劫になっている。で、お咲きさんにまた睨まれる。葛藤はあっても、心の中だから傍目からは分からない。サボっているとしか見えない。その上、私は説明するというのが、全くもってヘタである。

 で、夕刊紙は政治、芸能ゴシップ、ギャンブル、スポーツ、そしてHネタが大部分を占める。ある日、紙面が少し変わるので、パンタさんHネタやってみません? と言われた。アル中だから、HネタをやるとしたらトコトンHになるかも知れないなぁー、多分編集担当者にここまで頼んでまへん、なんぼ夕刊紙でも載せられるものと載せられへんもんがおますがな、と諌められるかなぁー、なんて思って、お咲きさんにどう思うかと尋ねた。すると[あんたが何を考えてるか分かりませんけど、あんたはHとRICHには縁のない人です]と言われました。傍目でもよう見たはるなぁーと納得も得心もしました。

 それと関係あるような、ないような話になるんやけど、最近、女優に目が行くようになった。飲んでいるときは全然気に留めなかったのだが、酒を止めてからテレビに登場する女優が気になる[この人なんていうの?]と聞くと[あんた知らんのっ]とお咲きさんに、驚かれるのだが、あまりしょっちゅう聞くものだから[最近どうもおかしいわ。これ誰、この人は、って]と笑われる。

 酒を止めて別に色気付いたわけではない。人の表情とか目線が気になるのだ。私は男性だから8対2の割合で女優に目を引かれる。そして、何とも役者という仕事はスゴイものだなぁ、と感心しきりなのである。あれは、メタですよね。演じている自分を見続けなければいかんもの。のめり込み演技ってやっぱり素人っぽい気がする。最近では、小説を読んでいたので『白夜行』を通して見た。随分原作とは違ったけれど、あのまま忠実にテレビにすると冗長だし....。で、女優。子供時代を演じた福田麻由子ちゃん、んで、西田尚美さん、そして前からのお気に入りだった余貴美子さん。いいですね。余さんが出ていると、私が洗い物をしていても、お咲きさんが呼んでくれる。

 でも、黒木瞳さんと川島直美さんを同類項だからチャート式化学のようにカッコで括ろうとすると、お咲きさんに[あんた、世間では別々の評価やし....]と笑われる。[あんたケッタイや]と首をかしげられる。私の女優観はどうもそうらしいのだ。でも女優観察隊員駆け出しの私にはトント分からんピクリン酸なのである。私の同類項はどうも糞味噌らしいのである。やっぱり私の女優評はずれている、ということに落ち着くのだが、とにかくマイブームなのであるるる.....

今日のながらCD
わたしの子供になりなさい/中島みゆき

*BEATNIKS女史、レコードからCDの時代に入ってからの中島みゆきの中では、これがなかなか良いです。それとゼムはパンクが起こってからパティ・スミスがグロリアなんかを取り上げたから尚さらですね。ヴァン・モリソンはどちらかというとソウルフルな声なのになぁ。ご質問の回答は長くなりそうなのでアメリカへメールします(^^)v

今日の一文
けがれなき者よ この海に迷い込むな
幼き者よ この海に憧れるな
あてのない明日と しどけない過去の日々が
すれ違うための 束の間の海だ
櫂もなくして舵もなくして 浮かれ浮かれ身も世もなしに
足は千鳥となり果てて 遠い月夜を物語る
紅灯の海に漂い ひとつふたつの思い出を抱き
紅灯の海は優しい 海と名の付くものは優しい
                                紅灯の海 中島みゆき 
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by alglider | 2006-04-12 16:06 | 回復過程 | Comments(3)

光速スルツカヤ

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            垢嘗さん、お風呂きれいにしてくださいな…

 以前にも書いたが、私の頭の中では言葉と言葉が、そのリズム、韻、意味、反対語、語感で響きあい光速でからみ合い、それをまた私自身が黙ってりゃいいものを、言葉に書き言い表してしまう悪癖がある。今、こうして地球で文章を書いていて、たとえば[マントヒヒ]と表そうとすると、海王星あたりでは[マント][マトン][マット][マッチポンプ][マッチョマン][マシンガン]続いて[ミッシェル ガン エレファント]などなど用意されていて、[マン....]あたりまで書くと、それらの言葉は火星ぐらいまで接近している。小学生のころあまりにも脈絡なしに話すものだから[何を言ってるか分からない]とよく言われた。私の母親も多分にそうであった。

 それを自由自在に操れるようになったか、といえばそうではなく、はたはた困るときがある。アル中病院を退院して、自助会(主に断酒会だが)回りに精を出した。一年目は途中から興がのってしまって500回参加を目標にしたが、交通費が底を突き416回で終了。その自助会から帰宅するときに、まだ退院したばかりだから、家の雰囲気はそんなに明るくない。もともとお咲きさんは口数が少ないから、私のことをどう思っているのか気になって仕方がない。で、明るく帰宅の挨拶をしなければと[ただいまマンボッ♪ ウッ(腰をひねりながらやる)♪][ただいまマングース][ただいまマンドリル]とかやっていた。
それほど気には入ってくれなかったが、努力は認められていたようだった。

 だが、恐ろしい言葉も待っていた。現在、夕刊紙にほんまにぽつぽつと原稿を書いているが、生活費は完全にオンブにダッコのベアハッグ状態。私ゃ三日、千円で暮らしている。お金たくさん稼いでいたときは、すべて飲み代になった。なんの誇張もなく飲み代になった、えぇ、なりましたっともっ。
 [お父さん、面白くする努力もいいけど、経済的にも精神的にも自立してからよ、そういう冗談が言えるのは]。
 全否定でございました。それはそれはもう恐ろしゅうございました。お咲きさん(その上、岸田今日子に少し似てますから)の顔色が変わらないんですもの......。

 まだまだ、仕事に復帰する精神状態でもないのですが、なんとかせねばなるまいアルマイト。アルバイトでも探すか。只今のところ一応、笑いは取れてます。が、調子に乗ると私は第一のことを忘れるからなぁ、なん時、急にシビアなお言葉を頂戴するか分かりませぬ。んで、フィギュアスケートを熱心に見ていた冬のころの話ですが、お咲きさんがタイツ(ていうのかな?)姿で前を通ると、私が[おっ、スルツカヤっ!]と叫ぶと、お咲きさんが[寒いからダブルスルツカヤよっ!]と応える。明日はトリプルアクセルか.....娘が帰阪していた正月[こんなん言うお母さん、彼に嫌われるかな?]とマジで聞いてましたわ....娘は[アホや、二人とも]と爆笑してました...(^^)v ちなみに最近はシングルスルツカヤです。もちろんイナバウワーネタもトゥーランドットネタもあるんですけれど、推して知るべしでありんすルツカヤ...<(_ _)>
 お後がよろしいようで、テンツクテンツク.....

今日のながらCD
Welcome to the CruelWorld/Ben Harper

今日の一文
鯛焼にある糊しろに似たるもの                   岡崎るり子
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by alglider | 2006-04-11 15:12 | 回復過程 | Comments(2)

口惜しくとも、我、この道を行く.....の巻

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          朱の盆さん顔でかっ♪現在地が分かりまへんがなぁ.....

 ブログ仲間のメールで、アルコール依存症になって失ったものを、またひとつ思い出した。口惜しくもあり、有り難くもあり、やっぱり口惜しいことであるよなぁ。それは[そば]である。そばを食す優雅なひとときをなくしてしまった、ことを思い出した。私は仕事で柴田書店の『そばとうどん』の取材原稿を書いたぐらい[そば好き]だったのである。通だったのである。通通レロレロツーレロだったのである。それが、うううぅぅぅ.......じゃ、食べればいいじゃん、と横浜弁が聞こえてきそうだが、さにあらず、そばはただ食すものにあらず、なのだっだっだ.......

 そば自体は、ずずっと素早く食すので、それほど時間はかからない。時間に限っていうとたわいない。その前が、そばを食す前が大事なのである。重要なのである。その前のないそばの時間なんて、愛のない前戯のないSEXであって、立ち食いそばはつまり風俗店になってしまうのだ。

 まず、私の場合、そば屋には必ず昼下がりに行く(行った。過去形があぁ口惜しい)。そして、さり気なく酒の肴を頼む。季節もの、台抜き(天麩羅のみ)、鰊の甘露煮などなど、これを猫正宗ならぬ〆張鶴などでぐっとやる。ちびちびやっていると、陽が傾いていくのをほろ酔いのなかで感じる。陶酔、桃源郷である。そして、この心ここにあらずの境地から現実に戻す手段が[そば]なのである。ずっずっとそばをたくり、呼吸困難になったところを鼻から息を抜く。すると、そばのかおりが脳に浸透する。まだ陶然としているから、もう一枚食す。そのころやっと正気に戻り、外は逢魔ヶ時を迎えている、という算段なのだ。あぁ、これができぬ。

 池波正太郎さん、杉浦日向子さん、全うされたあなたがたがうらやましい.....お茶の道、そばとお茶の道もあろうかと思ったが、茶道楽、茶貧乏という言葉が中国にはあって茶にはまると、これまた身代をつぶすという。こういった[のめり込みアイテム]はアル中には危険だ。私自身ヤバイと思う。どうすりゃいいのさ思案橋...
 ここ2、3年、そば屋に通っていない私だが、毎年そば屋から[どうされていますか、たまには顔を見せてくださいな]と年賀状が届く。あぁ口惜しい....そうや、べっぴんのみゆきちゃんをそば屋に連れて行く約束もしていたのだった、かえすがえす口惜しい.....

 話は変わるが、今日、摂津断酒連合昼例会の100回記念例会に参加した。遠方から参加した人から体験談が回っている様子なので、こりゃ当たるかな、と思っていたらきっちりご指名を受けた。話しているうちに、かってに話が進み、あぁ私はこうも考えていたのだ、と新しい発見をした。よかったのでござるるる.....記念例会だから紅白饅頭がお土産にでた。もちろんそば饅頭ではない。明後日、饅頭フリークのアル中ララバイさんにプレゼントする。グッジョブッ!

今日のながらCD
BACK STREET CRAWLER/PAUL KOSSOFF

今日の一文
明日こそわたしは渡るだろう
あの吊橋
ひとりづつしか渡れないあの吊橋を
思い出のしげみは 二月の雨にくれてやる
                                 青空(一部) 大岡 信

 

 

 
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by alglider | 2006-04-10 18:36 | 回復過程 | Comments(7)

墓とブラキオ君

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 郵便物を出した帰り、墓へ散歩に行った。夕方の5時ごろで、もう参っている人はいないだろうと思っていたら、供養花を代えている二人の女性がいた。こちらは用もない墓への散歩だから十分に怪しまれる条件がそろっている。しかも、透明のビニール袋にはブラキオザウルスのブラキオ君が入っている。墓に参っている振りをした。しばらく拝んで、事の成りゆき上とはいえ、どなた様の御墓前に手を合わせたのかと、視線を投げかけると、大きく[墓]とだけ墓石に彫られてあった。こんなのは初めて見たけれど、多分、指定席なのね。でも実際に名前を刻み込むときを迎えたときは、この大きく刻み込まれた[墓]の文字は削り取るのだろうか.....。

 私はよく墓へ散歩に行く。これは、なにも閑とした雰囲気とか佇まいが好きというような寂た趣味ではなく、また夜な夜なフランケンシュタイン博士になるためでもない。ただ名字を見て歩くのが好きだからだ。だから散歩も急がない用向きのときも知らない道を行くことが多い。ぶらぶらと表札を見てまわる。何が面白くて、何が悲しくてそのようなことを、と尋ねられても[好きだから]としか答えようがない。ただ、珍しい名字を発見するとわくわくするし、どこの地に多い姓だろうと想像を巡らし思いを馳せ楽しんでいるのである。近くの散歩コースには[中西]さんというの変哲もない家があるけど、その角を曲ると[西仲]さんである。このような配置の妙も味わえる。お咲きさんに、あの[土居]さんの前を通ってなんて道順を説明すると[土居]さんって何処ってことになる。こんな私だから、年末年始に〒で年賀状のバイトをしたときは、十分に堪能させていただいた。だって、出向かなくても、向こうから[髭]さんとか[鹿熊]さんとかがいらっしゃるんだもの。

 この僻は今に始まったことではない。つまり、アル中回復過程で始まったことではなく、アル中絶好調、それ以前と三行程を通して延々と行われている私の典雅な趣味です。絶好調期のそれは、今から思えば随分と危険な行為だったと言える。缶ビール片手のうつろな眼の髭面蓬髪の男が、何の用事もないと一目で判別できるし、ふらふら歩いているんですもの。庭に面したところなんて、下着泥棒と通告されても申し開きはできぬ。とはちょっと誇張かな、まぁ、運が悪けりゃ職質ぐらいの怪しさだったと思う。
 
 ただ、これは断酒会の体験談でも喋らしてもらったんだけれども、表札を見て歩くことは、何も珍名奇名さん探しではないから、当然のことながらよく知っているお名前さんを見て歩くことになる。おぉ山田っ、そう言えば小学校のときに転校してしまった山田君はどんな人生を送っているだろうか?、と。懐かしい過去の旅路に出かけることができる。無料よ無料....。ただし、アル中になってからは、山田君どうしてるかなぁ?から、山田君どんな人生を送っているだろう?になってしまった。やんぬるかな。また、こんな良いこともある。さんざん迷惑をかけた人々、あのころあのとき、の名前に行き当たることがある。私はずっと、気になっているのに、どうしても思い出せない人がいた。迷惑を掛けッぱなしだったのにだ。しかし、この奇癖のおかげで、その名前に行き当たった。○○さん、●●君、あのときは締めきり間に合わなくてごめん、と見知らぬ人の門前で頭を下げる私だった.....。

今日のながらCD
From The Cradle/ERIC CLAPTON

今日の一文
日本脱出したし 皇帝ペンギンも皇帝ペンギン飼育係りも      塚本邦雄
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by alglider | 2006-04-04 16:55 | 回復過程 | Comments(2)

私の楢山節考 (ダイエットな新刊本改題)

 そうそう、これが以前から頭の隅で背中のマン真ん中にできた発疹のように気になっていたものの正体だ。これこれこれよね.....。

 [身に迫ってくる迫真のリアリズム(頭が頭痛、腹を切腹、馬から落馬、海の海賊、山の山賊と一緒やないかっ!)!著者の全身全霊、生死をかけた真実のレポート。これを読んだら世界への視点が変わること保証します。/○●堂・足裏嘗男]

 [私の知らなかった愛の物語り。最終章をめくる時、私も人生の一頁をめくってしまいそうで思わず躊躇しました。でも今年のベストテンに必ず入ってくる作品です。●○書店・綾乃小路アヤメ]

 [天地動転!まさかまさかのドンデン返し!このトリックの発見は太陽系の10番目の惑星の発見に等しい。「このミス」のランキング一位は早くも決定した。オレ寝られなかったっす。/ブックス●●オセロ店・塔々昌夫]

 以前というのがどのくらいかというと、私がアルアル大病院Ⅱを退院したころだから、一年三ヶ月前ぐらい。私はミステリーファンだから、書店でドドーンと平積みされて、●●云々の衝撃ミステリーなんてドカドカ派手なポップで飾られた文庫の山に目を引かれた。その本は[報復/ジリアン・ホフマン/吉田利子訳/ヴィッレジブックス ソニーマガジンズ/860円+税(こんな出版社知らんかった。時の流れを感じる私。理由は後ほど出てきます)。私にとってはまぁまぁの内容だったけれども、売れたみたい。ん、売り上げは別にいいのよ、お父さん。そうであった、そうであった、お咲き。そう、問題の背中のマン真ん中にできた発疹の正体は、この文庫に付いていた腰巻きである。あの、腰巻きって翻意や宣伝文句の書かれている帯のことね。はいはい、確かに赤いのアリマス。そういえば[報復]も赤でしたね。

 んで、その[報復]の腰巻きの裏のほうにあった、この一文が頭の隅に残っていたわけなんです[全国の書店員さんからの熱い賛辞がよせられています]それで、サンプルとして上記のように?の訳の分からん出足にしたの(^^)v んでもって、これやこれやって記憶が甦ったのが、一昨日の新聞の新刊広告によってで、この全国の書店員さん戦略が新聞でも用いられていたの。こんなんで購買欲をそそられる人がいるのだなぁ、という現実に驚いているわけっす。版元も代理店も高い広告費を出すのだから、それ相応の効果が望めるのね。しかし、私には怪しくこそあれ、まったくの説得力を認めることができないでいる、で、泣いているの(ToT)。

 私は大学を卒業して、就活は一切せず、バイトをしていた大学生協の書籍部にずるずると面接・筆記試験を 優秀な成績でもって通過して専従となった。本の上にも5年、働いた。まだISBN導入前、POSシステムもなかったころだ。だからこそ、大学生協という特殊事情も手伝ったが経済であれ人文であれ芸術であれ理学であれマンガ雑誌(少年チャンピオン断トツ全盛、死刑!)であれ身を持って覚えた。徹夜でスリップ(本に挟み込んでる紙片)を数え、整理した。本(屋)を覚えるということ、また売るということは総論は流れを知り、各論は内容に分け入るということだ。そりゃ、分け入っても分け入っても青い山、っていうこともある。しかし、人生至る所に青山あり、だ。組合員さんに本を紹介する(売る)ために書評誌の編集にも携わった。確かに女性誌の新刊ラッシュのときグラム・重さで評するという画期的なアホな雑誌評もやったが........。現存する女性誌はSayぐらいか....?。まぁ、とにかく苦労したのだ。

 そそそれが、新刊に書店員のショート(評)コメント、賛辞やとぅ、おぅ、責任とってもらおうやないかないか道頓堀よ!けつねうどんが好きで油揚げ職人になる人生は分かる、うどん屋になる脱サラ人生もよう分かる、本が好きで本屋に、編集者に、文筆家になるのも儲かるか儲からへん関係なしに、めちゃくちゃ親身によう分かる。しかし、責任取られへんところにおって[休日返上間違いない!]やとぅ、ウソやったら時間返してくれるんかい(`曲´)/マズイ、ヤバイ(これ本来の使用例)ヒートアップし過ぎとるがな、クールにいかな、これからのNIPPONはCOOLがウリらしいからネ、遅れんと付いていきましょそうしましょ。今、私の足元から無作為に二冊本を取り出したけど、腰巻きには菊池信義、三浦雅士、偶然小難しい人たちがでてきたけど、ちゃんと責任取りますよ、当然。例えデーモン閣下が面白おかしゅうに[この本は悪魔の世界のベストセラーだ、ワッハッハハ]と書いても、大槻ケンヂさんが[開くと特撮の世界へ]と自分のバンドをチャッカリ宣伝したとしても、それは責任の所在がはっきりしている。何か苦情がでれば書店員評も出版社が責任をとるだろう。しかし、署名入りには個人が負うべきものがある、大袈裟やけど文責とはそういうものだと私は思うのだだだ........っ。自信があるんやったら[本の雑誌]の書店員評をやってみたんさい、どやっ。

 ん〜で、疲れてきたから先を急ぎまするる....。騙されるほうが悪いのよ、また、そんなの知ってて購入するのだから別にいいじゃん、てな声もあるでしょう。でもね、でもね、騙されるにも別にいいじゃんにも、ささやかな礼節というもんは介入しますよ。親しき仲にも礼儀ありやし、私の財布にもお咲きさん(奥さんです)口座名義のファミリーVISA CARDありだ。

 またこうも思うのだ。本を対面販売の八百屋のオッチャンが売るように、売ったらアカンと。安いで、安いで、旨いよ旨いよ、の掛け声で本を売る感覚が分からないし、それ、ちゃいまっしゃろと思う。ダイエット(やっと登場です)の宣伝みたいに、三日で10キロ痩せましたっていういかがわしい体験宣伝してしまうわけ。やっとるけど.....。ましてや、私の好きなネーミングのスリムドッカンのネーム勝負するの........。書店員が読んで興奮して眠れず赤い眼して[オレ徹夜っす]ていう写真登場させるん。

 本は書店に行って自分の眼で確かめて買うのが一般的なパターンで、当然のことを言うけど書店員が作り上げた本の陳列こそが書店の顔やんか。平積みだけではない。ジャンル分けの流れ、構成、棚の位置、通路の幅、すべてが顔だし、そして、味のある顔は内容への踏み込み度合いで確実に変わってくる。書評ではないのよ、ましてや自分で書いた書店員評なんて何をか謂わんや。インターネット販売も同じだし、ブックサービスも一緒だ。その努力をしている書店員が、自分の売る本に自分の書店員評ですか。新刊の腰巻きは店内ポップの延長なの?どうすんねん、プンプン。冷静に考えておかしいと思わない?責任とかさぁ、自信とかさぁ、自分の能力とか色々さぁ、お客さんお金出して買うんよ、と平穏な気持ちのありようで尋ねる私。自分で自分の子供を誘拐して身代金要求?本を売りたい薦めたいのポップはええけど、公の腰巻きは違うでしょ書店員さん。努力するとこ違うでしょ。古い話なるけど、上野千鶴子の[セクシィ・ギャルの大研究]と浅田彰の[権力と構造]をね、これ片やカッパノベルスのペラペラ装丁、片や頚草書房の単行本見た目全然違うし一般へのデビュー作やし、ネームバリュー全くないし、内容で並べて平積みにして書店の顔作ったわけ。ちゃんと予想を超える結果をだした。売れたわけ。そんなん楽しいですよ書店員として。普通やん当たり前やんのホクホクした努力ですよ。店員さんへ小言がこの文の論点ちゃうのよ。別に白川静の今年のカレンダーを店員に袋に[丸めて入れていいですか?]尋ねられたから言っているのでは決してないのよ(^ ^)。

 私は怒っているのでも決してありませぬぬぬ......。私はもともと怒りの感情は少ない人で、お酒を断ってからほとんど怒りの感情はない。しかし、前にも書いたように[私は現象にか過ぎない]と心得ているから、先は分からんちんなのだ。そして、怒っているのではなく[分からんちん]をそのままの?マークで描いているのだ。断酒して得たものは、分からないものを分からないと描き他人に伝える、という平穏の感情だ。店員さん個人から離れて時代の方へシフト。実は次が論点というか私の悩み。今までぜーんぶ前振り。本当は私の悩み嘆き節なんです、この文章の伝えたいところは。えぇ、時代ですよ。軽薄短小いいっすよ、カジュアルいいすよ、フリーター結構、ニートますます、アキバこそっり覗いてみたい、リストカットちょっと恐い、書店員評分からない。同じ土俵でしょ。今の時代それを文化として世間として捉えなおさなければならないんでしょ。分かっとりますがな。でも今の私はその手掛かりを少ししか持たない。それも多分古い。旧態依然。残念至極なのである。書店員評のどこに購買者への説得力や訴求力、いや、それがなくても効能があるのか分からないでいる。これって面白い!っていうアイデアさえ書店員評に感じられない私。でも効果三本で一本やから代理店やってるんでしょ。こういうときの大塚英志さん頼み。大塚さんどうか橋渡しをおねげぇしますだ、カムサムニダ<(_ _)>

 ね、これほどにも私は謙虚である。私が本屋で働いて得たものが通じなくても信じている。ここまで書いてしまって、逆にそれは無効ですよと私が責を問われるのなら、私は私を育ててくれた[本屋]をおぶって嘆き節、もとい、楢山節考するしかないのであるるる.....悲しいいいい....。

今日のながらCD
EAT A PEACH/ALLMAN BROTHERS BANND
Shepherd Moon/enya
*BLOG MAKING REPORTパソがフリーズばっかりして、聞きたいALLMANの曲MOUNTAIN JAMまでいかないのでenyaに変えたenyaならどこでも一緒なのだ.

今日の一文
言葉なんかおぼえるんじゃなかった
日本語とほんのすこしの外国語をおぼえたおかげで
ぼくはあなたの涙のなかに立ちどまる
ぼくはきみの血のなかにたったひとりで帰ってくる
                           帰途(抜粋) 田村隆一



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by alglider | 2006-04-01 20:59 | 回復過程 | Comments(4)

私は現象にしかすぎない1

 明日(もう今日か・・)はアスパラクラブで当たった映画『ナルニア国物語』を見に行って、帰りに扇町のAAに寄ろうかしらん、と思っとります。んで、余裕をかましてたらプーシキン美術館展も4月2日の最終日が近付いて来てるがな・・光陰矢の如し・・お咲き(上方落語では嫁さんのことをこう呼ぶことが多い)さんに「もう、うかうかしてたら見逃すがな、いつ休み取れます?」と聞いたら「えっ、一緒に行くの?」と言われてしまいました・・婚姻闇の如し・・。

 プーシキンで見たいのはモネの『睡蓮』とマチスの『金魚』だ。前回の続きになってしまうけども、マチスはさておき印象派のモネを「おぅ、結構美しいやん」と感じられたのは退院してからだ。技術は技術、印象派の理論は単純で納得し難いものがあって、これまた私の心が硬直していた証や、秋刀魚かはこれからの検証、生き方になると思うねんけど・・・。アルコールを止めてたら、私の何が変わっていくのだろう、というのは楽しみなところだが、私は「止まっているという現象にしかすぎない」とアンビバレンツな今日この頃だ。ところでポロックの映画見ました?半端じゃありませんよね、あのアルコール(**)。あんな飲まんでもと、チューもため息ものだ・・。

 今夜は疲れているんで、このぐらいで寝むりまするるる・・。

今日の一文
 もう三日も飲んでないのであって、実になんというかやれんよ。ホント。酒を飲ましやがらぬのだもの。ホイスキーやら焼酎やらでいいのだが。あきまへんの?あきまへんの?ほんまに?一杯だけ。ええわい。飲ましていらんわい。飲ますな。飲ますなよ。そのかわり、ええか、おれは一生、Wヤングのギャグを言い続てやる。君がとってもウイスキー。ジーンときちゃうわ。スコッチでいいから頂戴よ。どや。滑って転んでオオイタ県。おまえはアホモリ県。そんなことイワテ県。ええ加減にシガ県。どや。松にツルゲーネフ。あれが金閣寺ドストエフスキー。ほんまやほんまやほんマヤコフスキー。どや。そろそろ堪忍して欲しいやろ。            町田康『くっすん大黒』

 
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by alglider | 2006-03-28 01:40 | 回復過程 | Comments(4)

さびしさを糸でかがればかぎ裂きのかたちしてをり棘のあるらし


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