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澱の溜った日.....

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 土曜日の朝、お出かけ前のお咲きさんに色々と最近の出来事を話し掛けていると、
 [出かける前に、そうぎょうさん話し掛けられたら、忘れ物をするやんか]
 と、言われる。
 そのときは[そうかいな]と半分冗談で終わっていたのですが、昼の例会前に大事な書類を出すのを忘れた、と電話がかかってきた。あちゃー。

 お咲きさんはその日、体調のすぐれぬ父親の件で里帰り。私は言われるままに書類に判を捺してポストに投函した。なにせその夜は郵便局でバイトである。おやすい御用である。で、それで一件落着のはずだったのだが、次の日.......

 お咲きさんがテーブルの上を探している。[どうしたん?]とたんねると。書類がワンセットないという。探して探してした結果、私が、残しておくべき書類も一緒に投函してしまった、ということになった。父親の介護に関する書類である。また手に入れることはできるのだが、なんともバツが悪い。それから私は、新聞を整理しておく棚なども探したのだが..........しばらくして、

 [前日に準備しておかなかった私も悪いんやけど、本当に出かける前に話し掛けるのはやめてちょうだいっ。何回それで忘れ物をしたかっ]

 と嗜められてしまった。[前日に準備しておかなかった私も悪いんやけど.....]と先に言われているから、何も言い返すことができない。ハイレベルなテクニックであるるるぅぅぅ.....

 そんなこんなで[確かに出かける前に話し掛けるとよくない、お咲きさんは朝時間に余裕がないもんなぁ]と気まずい思いのまま、徹夜バイトに出かけた。

 で、気まずい思いをするのは続くもので、今度はバイトでも変なオッサンに絡まれてしまった。たはぅ......

 私は私書箱の担当なのであるが、そのオッサンがこの台車に積んであるの私書箱やから持って降りて、と言う。で、見てみると違う、私書箱ではないのである。膨大な量の中に一つ混じっているだけである。[これ、違いますよ]と言ったら
 [**銀行って宛名は私書箱やないかっ]といきなり怒鳴るのである。
 だとしても、これすべてを持って降りることはマズイ、要らぬ仕事を増やし全体に迷惑をかけるだけである。再び[これ、すべては違います]と正せば
 [分からんのやったら、もうえぇっ!]と口汚い語気で言う。
 なぜにこう言葉が荒いのかさっぱり分からぬ、とほほほ......
 こんなヤツは相手にしておれない、はいはいと退散した.......結局その手紙の山はどこでどう処理されるべきものだったのか、私のところには当然たどり着かなかった。

 気疲れした、澱の溜まる一日であったたたた......

 今日も今日とて、トテチテター、徹夜バイトに行くぞっ v
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by alglider | 2006-07-31 18:32 | 日々是口実 | Comments(1)

パンタ短歌 18

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今日のパンタ短歌

失いしすべてこれからゆだねると思いうらはらレコンキスタと

今日のながら.....

ラジオで野球中継を聞いておるよ
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by alglider | 2006-07-30 15:19 | 短歌 | Comments(0)

パンタ短歌 17

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今日のパンタ短歌

もういいかい問う鬼なくてまあだだよ まだまだとつぶやいておる朝

今日のながらCD

BBC SESSIONS/LED ZEPPELIN
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by alglider | 2006-07-29 18:01 | 短歌 | Comments(1)

パンタ短歌 16

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今日のパンタ短歌

目を閉じて十 (とお) 数えたる逢う魔どき鬼にもなれず闇にもなれず


今日のながらCD

THE GRAND SCHEME OF THINGS/STEVE HOWE
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by alglider | 2006-07-28 11:51 | 短歌 | Comments(0)

何も捨てない パンタ短歌 15

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 調べることがあって、福島泰樹さんの歌集を、本棚からえいやっと引っ張り出した。いつもは国文社の現代歌人文庫を愛誦しているのだけれども、今回の調べものには間に合わない。久しぶりに箱から引き抜くと、湿った香りがして、シミがちょこまかと走り回る。天気も続くみたいだし、これを機に曝書をしなければならぬなぁ。


ウィスキーびん冬の畳に転がってわれに花やぐ眠りの宴

二日酔い無念極まるぼくのためもつと電車よ まじめに走れ

                        歌集『バリケード・一九六六二月』より


切口をさらす刺身に箸刺せばどつとあふれる涙誰がため

戦わず思わず叫ばず語らわずのっぺらぼうの二合徳利

                         歌集『エチカ・一九六九年以降』より


みぞれ降る ひとを思わば朝一合夜五合の酒を飲むかも

なすこともなさず飲んでおれば六月の庭あじさい咲かず

一生を飲んで終われとさすらいのさんざめく川さて渡ろうか

酒のんで飲んでどうする咲く花の瓶に差したるこころざしとよ

                               歌集『晩秋挽歌』より


ワンカップ大関の蓋ひらくためにはあらねどもまた汽車に乗る

吹雪せり窓の外にも情(こころ)にも愛しておるよ酒をくだされ

                              歌集『転調哀傷歌』より


 調べものと同時に、お酒の歌の多い福島泰樹だから気になったものを書き出してみた。まだまだあるんだけれども無作為に(それだけに心に残る歌か......)に選んでみた。


 入院中に、一人のアル中さんが家からの電話に「ジョニー・ウォーカーのマークの入ったグラスなんか全部捨てておけよ」と命令しているのを聞いてしまったことがある。命令している相手は多分奥さんであろう。奥さんもたいへんである。[アル中が命令する立場かっ]などと思ったのだが、3ヶ月の入院生活の中で見舞いに来る奥さんに命令口調で威張っている男患者は多くいた。こら治らんなと思っていると、退院して断酒会を回るとお酒を止め続けていても威張っている人もまた多いのである。不思議であるアル中以前の心の病か........ 

 で、[ジョニー・ウォーカーのグラス]はお酒に関するもの、思い出のあるものを捨て去って、心機一転のために捨てられるのだろう。人それぞれだからそういう方法も、あり、だろう、が、私は何も捨てなかった。どうでもよいものはアル中であろうがなかろうが捨ててしまう、というか失ってしまうし、思い出の付着したものは捨てるには忍びなかった。例えそれが、貝口の猪口といったお酒に絡んだものでも、それにまつわる心までは捨てられまい、と手元に残している。これはこれで、またあり、なのであろう。アル中になったからといって、誰を恨むこともできない、ましてお酒を恨むことなんて私にはできない。それらのお酒にまつわるものものは、また酒断ちに役立つものものでもある。ましてやこれらの歌は捨てられまい........

 途中まで書いていて眠ってしまった。写真は27日に送信、文章は28日の更新になってしまった。朝から暑い、大洗濯をしなければばば........



今日のパンタ短歌

バリケード エチカ 晩秋と読みやれば酒何ならんかつて心よ


只今のながらCD
UNIVISION/GAZEBO
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by alglider | 2006-07-27 12:43 | 回復過程 | Comments(2)

アル中四次元ポケット 事始め

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 関西の梅雨明けはまだらしいが、しばらくはお天気が良いとのこと。今日は本当に暑うございました。夏が来やがった、と言葉も荒く思いながら、都島断酒会の昼例会へ。帰り、友人の旦那がやっている古本屋へ。そこで吉本隆明さんの『追悼私記』を800円で購入。はずみがついて、もう一軒古本屋をはしご、そこで信田さよ子さんの『アダルト・チルドレン完全理解』が350円だったので購入。ますますはずみがついて、中古CD/LP屋へ......。で、[アイ・ライク・ショパン]で一躍有名になったガゼボの2ndとFREE AT LASTをまたまた購入。ガゼボはお遊びね、バイトすると余裕かましてるなぁ。〆て、うーん、忘れてしまったが2000円弱。FREEはLPがあるのだがパソコンで聞けるようにと買ってしまった。ダブりのLPとCDって結構あるよなぁ....たはは

 昼の例会で話したことを、もう一度考えながら帰って来た。またたらたら機会をみて書くけれども、要は、アルコール依存症をドラえもんの四次元ポケットのように扱って、そこから生活の不具合の理由のすべてを持ち出してもアカンし、すべての理由をそこにぶち込んでもアカンというこっちゃ。自分にとってのアルコール依存症とは、と、こんがらがった糸を解いていかねばならぬぬぬぬ........だって、たんに自分の性格が悪いだけかもしれぬ.....とほほほ.....アル中を理由にできる不具合はそれほど多くないような気もする、すると、残りは.....げっ、でありんす。



パンタ短歌明日に向かって製作中


今日のながらCD

FREE AT LAST/FREE



今日の一文

戀よりもあくがれふかくありにしと告ぐべき 吟(さまよ)える風の一族   齋藤史
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by alglider | 2006-07-26 18:14 | 日々是口実 | Comments(1)

久しぶりに院内例会へ

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 院内例会の帰り、夕方の大阪には浴衣姿の男女がちらほら、天神祭はなんとか雨に祟られずにすみそうです。書いている間に無事終了かな?

 マンションを出て、駅に行く裏道を歩いていると、10メートルほど先で老婆が倒れた。側を歩いていた小学生二人が近寄るが、あれこれ逡巡して抱き起こすふうもなし、ありゃ、こりゃいかん、と走っていって、抱き起こそうとするが足を軽くくじいたのかなかなか起きあがれずへたり込んでしまう老婆である。その老婆は、前掛け(エプロンという言葉は似合わない)をして籐の籠を持って買い物に行く人である。いつもすれ違うたびに、自分の母親の時代を思い出させてくれる人である。ただ、すごく腰が曲がっていて苦手である。というのも、私は横溝正史の『八墓村』(だったと思うのだが)のテレビドラマで、腰の曲がった老婆に変装した犯人がすれ違いざまに砂を詰めた瓶で被害者の頭を叩き割るというシーンを見て以来、腰の曲がった老婆が恐くて仕方ないのである。もっとおしなべて言えば、豹変するものが恐いのである。だから駆け寄るのには少しばかりの勇気がいったのであった。まぁ、それはよいのである。よいのであるが、この老婆、なかなか立ち上がらないものだから、半ズボンの私は薮蚊にさんざん血を吸い取られてしまった。薮蚊は老婆よりアル中の血を好むらしい。かゆかゆ。

 整骨医の診察券をがま口から取り出して、電話をして誰かを呼べというが、そんなの来るわけがないでしょうが。診察券を見ると駅前のG医院である。しゃーないので、手を貸してゆっくりゆっくり一緒に歩き出す。かゆかゆ。老婆は腰が曲がっているから下を見ている。いつもならときどき前も見て気をつけるのだろうが、今は、私が手を貸しているものだから、足も痛いものだから、安心と苦痛で下しか見ない。気をつけるかな、曲がるかなって思っていると、案の定止めてあるバイクに突っ込んでいく。抜けそうな細い腕をぐいっと引っ張る。かゆかゆ。病院に着くまでに[北海道から出て来て、このマンションに来る前は此花区に住んでいたこと、お姉さんは38歳で亡くなったこと、自分は80歳を超えていること、沢山子どもを生んだが二人は死んだこと、今は息子と住んでいるが嫁が金を持って逃げたこと、馬鹿息子であること、などなど]多くのことを知った。かゆかゆ。

 で、予定の電車に乗れず一本遅れてしまう。こうなると心太式に予定は遅れ、摂津富田駅前から出る院バスを逃してしまった。仕方ないので市バスを利用する。入院していたときに、例会の帰りによく利用したので懐かしかった。老婆のおかげかもしれん。このころまでかゆかゆ。

 一ヶ月振りに院内例会に参加。毎週火曜日なのだが徹夜明けなので行けずにいた。で、この病院は久しぶりに行くと必ず指名される。なにか話さないといけないのである。で、最近思っていたことを話したのだけれども、話は苦手だから上手くいかなかった。んで、ここに纏めてみる。書く方が得手である。こんなことを言いたかったのだ。

 [以前、知人と用事があって居酒屋に行った。私はアル中だからお酒を飲まない。何品か肴を注文して食を楽しむ、お茶を飲む。その知人はお酒を飲む、かなり好む方である。しかし、私への配慮でその知人もお茶にすると言う。遠慮は要らぬ、目の前でお酒を飲まれても私は平気である。いいよ飲んでも、いやぁやっぱりお茶にしとくわ、とやり取りがあった末、知人もお茶を注文した。週に五日お酒を飲んで二日体のために休肝日を設ける。明日の仕事に差し障りのないようにお酒を飲む。これらは自分のためのお酒のコントロールだけれども、この知人のしたことは私のためのコントロールなのである。同じコントロールでもハイレベルである。一段格調高く美しいコントロールである。このように人を思い遣ることでのコントロールを私は、自分の酒断ちにも当てはめて考えたいと思ったのだ。逆の立場ならきっと飲んでいる、私がいる。アル中ではないが飲んでいる私がいる。それはアル中でなくても、お酒に卑しいのである。お酒に卑しいからアル中になったとは言えないけれど、私はアル中になる前からお酒には卑しかった。ただたんに心は貧しかったのである......云々]

 んんで、話は変わりますが、iMacのモニター回りの半透明のプラスチックの枠の中に虫がいるのである。蛍光灯の傘の中に虫が入り込むのと同じような塩梅で、iMacの枠に入り込んだものらしい。2、3匹いる。虫籠にモニターを付けてネットをしているような気分の今日この頃なのである。とほほほ......


パンタ短歌は明日に向かって製作中



今日のながらCD
EAT A PEACH/THE ALLMAN BROTHERS BAND



今日の一文

顔を覆い我はかがめりとりかこむかごめかごめの囚はれの中      齋藤史








 
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by alglider | 2006-07-25 22:06 | 回復過程 | Comments(3)

天神祭

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 今日と明日、大阪は天神祭でござる。残念ながら雨の船渡御になりそうです。徹夜バイトの帰り、天満宮に寄り道をした。いつもはコンビニの前でたむろそていそうなオネェチャンたちも法被を着てさらしを巻いてなんやら楽しそうでござった。

 何年か前、天神祭の船に乗ったことがある。取材した蕎麦屋さんが、講に入っていて、記事のお礼にとその乗船券(?)を手配してくれたのである。滅多に乗れるものではなかろうと、粋な計らいに躊躇なく「おおきに」て言うてましたわw  へて、私と娘と蕎麦の写真を撮ったカメラマンとで大川辺りで待ち合わせ.....人込みの中を[あんたら、花火見学や夜店目当てだっしゃろ、わてら船でっせ船.....]と誇らし気に歩いたのだった。乗船するときにビールをくれる。私は娘の分もビールにして二缶ゲット。しかし、足りないではないか、と不安がよぎる当時の私なのでありました。

 行き交う船どうし何やら挨拶をしているみたいだ。そのとき、花火がどど〜んと打ち上がった。上がったはよろしいのだが、船は其処まで到達していない。花火は先の先である。銀橋やツインタワーに隠れてよう見えへんのである。「こら、あかんわ」と娘と言い合っているうちに、船は花火の下まで行かず、元へと舵を返したのであった、とほほほ.....
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by alglider | 2006-07-24 08:53 | 私的季語 | Comments(5)

失礼します.......

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 今日は多忙にて更新の時間がとれませんっ。徹夜そして徹夜で、今夜を乗り切れば休みが続きます。そのときゆっくり更新を..........短歌もながらCDも一文もなしです。したらばっ/
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by alglider | 2006-07-23 20:47 | 日々是口実 | Comments(0)

以上でも以下でもない パンタ短歌 14

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 心が騒がない、と書けば、アルコール依存症で自助会に行っている人ならば、[それは酒に走ることがない、平穏で心のベターな状態]と判断するかもしれない。しかし、それがひとつもよろしくないのである、と思う。

 自助会のひとつ、断酒会では体験談が中心である。[体験談に始まって、体験談に終わる]とも言われる。事実に徹しようとするこの方法論には、お酒をやめるために無用な意見や方法論の対立を回避しようとする先人達の知恵が垣間見える。しかし実際、それを実行するのは結構難しいことで、[昨日、甲子園に行きましたが、飲みませんでした]てな近況報告なら別だが、やはり話すということにはその人それなりの判断や意見などが入ってくる。本当に自分の起こした事実のみに徹するというのは、一種の修行みたいなものだ、と思う。そこを、どう今の心持ちなどと絡めてどう語れるかが、それこそその人の体験談歴であったり話芸であったりする。事実を語るのではなく、体験を語るというのは、事実を物語化することで、極端にいえば[真実]という[嘘]を語ることなのである。

 で、その物語に[心が騒がない]ので、ひとつもよろしくないのである。断酒会には、あの人の体験談は聞く価値があるなどと噂にのぼる名弁士がいらっしゃるのだが、そういう人の話は大概の場合悲惨な事実を含んでいる、[心が騒がない]のである。私が慣れたのか、鈍ったのか、衰えたのか、はたまた語る人が話芸に精進せずにいるのか、耳に届く[体験談]は、[事実]以上でも以下でもない、単なる[事実]にしか過ぎないし、例え[意見]であろうともそれは[意見]にしか過ぎぬ日々が続いている。

 有名だが[一滴の涙も含んでいない海はない]という例えがある。しかし、その[涙]が感じられぬ。最近、私に届けられる海は、例えそれが暴風雨に荒れ狂うものであろうとも、どうしようもなくただの海なのである。多分、私は疲れているのだろうけれど、まことによろしくないのである。



今日のパンタ短歌

口ずさむワイナンロゼスふと途絶え何を埋められたる向日葵


今日のながらCD

FILLMORE EAST LIVE/THE ALLMAN BROTHERS BAND
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by alglider | 2006-07-22 17:42 | 回復過程 | Comments(1)

さびしさを糸でかがればかぎ裂きのかたちしてをり棘のあるらし


by alglider
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