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枇杷の葉 + 短歌

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23:51

 駅に向かう


 道沿い。陽の当らぬ団地の裏側に枇杷の木が繁っている。一本、二本、三本といくつあるだろうか。その葉は暗緑色で垂れ下りいかにも重そうに見える。葉の数も多い。その鬱蒼さをどう表現したものかと考えていたのだが、歌友の文さんが




長月の枇杷の葉みつしりさみしければ連らなりて飛ぶしやうじやうとんぼ




 と詠い、この「みつしりさみしければ」はほんとうにうまいなあ、とほれぼれしてしまったのだった。その枇杷の葉に新芽が出はじめている。あんなに陰鬱な肉厚のべろんとした葉に、繊細な光に透ける白い葉が細く、天を指し示している。

 それははっとする光景だが、日に日に重くいつもの枇杷の葉に変わりつつある。





推敲2
か た く な に 黙 し つ づ け し 倦 怠 の 枇 杷 の 葉 芽 吹 き 反 旗 を か か ぐ



かたくなにもだしつづけしけんたいのびわのはめぶきはんきをかかぐ





推敲中
心 地 よ く 裏 切 る も の に 御 加 護 あ れ 枇 杷 の 芽 天 へ 楔 を 打 て り



ここちよくうらぎるものにごかごあれびわのめてんへくさびをうてり







只今のながらCD

THE HUMAN MENAGERIE / COCKNEY REBEL
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by alglider | 2009-03-31 22:42 | 短歌 | Comments(8)

一応 + 短歌

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22:55

 一応、


 昨日の原稿に手を入れて「こんなんできました」とデスクに提出してきた。後で、ああここはこうした方がよかった、と気づいた箇所もあるが、それを訂正するには締切まで随分と余裕がある。そんな細かいことより、大きな意味で、書いた文章の流れが可か不可かが問題なのだが、それは多分経験上大丈夫だと思う。が、求められているものが違っていたらどうしましょう、と少し不安ではある。


 お咲きさんには昨日の体調不良を話してあるので、今日はここまで書いてこんな文章を出してきたと見せると、ああ、この言葉の使い方が間違っているわとか、ここはこうしはったらもっと良くなるわ、とダメ出しが二つも三つも。それ以上に、ここの文の流れが........とか言いだすので「もういいです」と言って、訂正を了承納得したところに朱を入れて、自信をなくしている今現在であります。


 でも、何とか普段の心臓の鼓動に戻りつつあります。少し強めの拍動でありますが。





風 媒 の ゆ く へ し れ ず わ が 想 い 芽 吹 き の 季 節 に 色 も 問 へ ざ り




ふうばいのゆくえしれずのわがおもいめぶきのときにいろもとえざり








只今のながらCD

AN EVENING OF YES MUSIC PLUS / ANDERSON,BRUFORD,WAKEMAN,HOWE
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by alglider | 2009-03-30 20:36 | 短歌 | Comments(2)

ドキガムネムネ + 短歌

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19:46

 何とか


 終えた。今日の原稿のことである。私の不安症は2年半ほど前に発症した。断酒会を回り、お酒を断って1年半が過ぎ、そろそろ社会復帰、と郵便局の夜勤の仕事を始めた。3か月ほど局の仕事が順調に続き、ある夜、郵便局へ向かうため天神橋筋商店街を抜けようとしていると、かつての飲み友達に出会った。彼は中堅の編集会社に勤めている。「やあ、やあお久しぶり」とあいさつを交わすと、ちょうど会社案内を書けるライターを探していた、と言う。彼は、私がアル中で入院してたことも飲み屋発のうわさで知っていたが、以前、私が某女性下着メーカーの入社案内で広告賞を取っていたのも知っていた。で、「仕事をしてくれない?」とオファーを受けた。


 お酒が止まっていた私は、そろそろ本業に戻ってもいいかと引き受けたのだが、これが軽率、失敗、アルコール依存症を甘く見ていた。資料を受け取り、計画を立て、資料を読み込み、いざ原稿を書こうとすると、駄目なのである。飲んでいたときの、締切を守らなかった罪悪感やアンモニア血中濃度の数値が高く激しく記憶力が低下していたことや、さらにそんなことを気にもかけずに飲んでいたことが思い出され「本当にこの仕事がアップできるのか?」という不安で体調はぼろぼろのところまで行きついた。最悪になった。夜は不安で一睡もできず、動悸が激しく胸を突き上げる。これは駄目だと、まだ後戻りできる期間内の一週間ほどで断わりの打ち合わせをした。彼は残念がったが、私は申し訳なさでいっぱいだった。救いは、だらだらと取り返しのつかない最後の最後で放り出さないで、まだ間に合う時点で断わりの判断ができたことだった。これはお酒をやめていたささやかな成果だった。


 今、私は新聞社の内勤アルバイトで原稿を書いているが、変化はあるがルーティンワークの範囲内である。今回、映画紹介の原稿を書くに当たって、職場ではいつもの仕事があるので、残業はせず家で書く段取りをつけた。もうお酒をやめて4年も経つのだからという判断もあったし、今の仕事が順調ということもあった。が、それもまだ甘かった。今日も昼からパソコンに向かうと、動悸が激しく高まってきて、不安の帳が晴れ上がった春の日中に落ちてきた。うーん、どうしょう。締切までまだ3週間ほどあるのに「もうできないかも」という不安がふつふつと湧いてくる。諦めて、明日、職場で残業するか。職場なら安全であり、家で原稿を書くという行為が過去を思い出させ、不安の引き金になっている気がする。


 で、しかーし、精神安定剤を飲んで、音楽を聞きながら、珈琲を飲んで、煙草を吸って、とごまかしごまかししながら、んで、やり遂げた。まだ手を入れなければならないが、大筋は書きあげた。ここまでやっておけば、あとは職場で細かい訂正をすれば何とかなる。そこまではたどり着けた。精神的にしんどい一日だったけど、心臓の動悸も激しく破裂するのではないかと身体的にも恐ろしかったのである。今も少しバクバクしてるが、太極拳に行っていたお咲さんも帰宅し、そのことを話し、何とか持ち直すであろう、な一日であった。


 追記。思いばかりでなく身体までも悔やんでいるのなら、それをよしとし、体からのお告げと思いやっていくことにした。





姉妹短歌

迷 ひ 道 た れ の 灯 せ る れ ん ぎ よ う か 黄 の ぬ く も り は 標 と な り て




まよいみちたれのともせるれんぎょうかきのぬくもりはしるべとなりて








只今のながらCD

HAMBURGER CONCHRTO / FOCUS
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by alglider | 2009-03-29 18:23 | 短歌 | Comments(12)

病院 + 推敲短歌

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23:31

 前立腺肥大


 は肥大だけで、癌・悪性腫瘍のようなものはなかった。それでひと安心というわけだけど、前立腺肥大の症状は頻尿であって、日によって違うが、なかなかめんどい(面倒な)病気なのである。出もの腫れものところかまわずと言うが、時間もかまわないのである。今日は断酒会に出席したが、他の人が話しているときにトイレに行きたくなる。話したはるときに中座するのは甚だ失礼なのだが、仕方がない。と、こういうふうにミミズもカエルも礼節も皆ごめん、てな感じで不便で礼を欠く症状なのである。


 病院へは予約していくが、ま、待たされることになる。待っている間、子供が通路を走っても注意しない親が結構いるので「かなわんなあ、足引っ掛けたろか」なんてことは思わない(ちょっと思てるけど)。泣き出して、よけうるさなり、親にインネンつけられるのがオチである。若い娘さんも、病院へはコンコンと響くヒールは遠慮してほしいものだなあ........と思っていたら、病院の事務職の人も伝達に走っているではないか。まあ、こっちは運動靴だけれども、打ち合わせを見ていてそれほど緊急とは思えなかったのだけれども。


 明日は家で仕事をやっつけてしまう。決意表明、オーッ! と書けば威勢がいいが、不安でもある。旅に出る前の憂鬱に似た気持ちだ。







推敲短歌
何 ご と か 思 ひ 出 せ な い 夜 の 隅 れ ん ぎ よ う の 黄 照 ら さ れ て あ り




なにごとかおもいだせないよるのすみれんぎょうのきいてらされてあり









只今のながらCD

LIVE AT MONTREUX 2003 / YES
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by alglider | 2009-03-28 19:04 | 短歌 | Comments(8)

備忘録 + 短歌

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23:46

 更新が遅くなって


 しまった。明日は淡路の病院へ行く。CT、エコーの検査結果は良性だったのだが、前立腺肥大の泌尿器科にかかっている。前回、前立腺癌の検査だといわれ採血をしている。その結果を聞くのと、今の処方されている薬は朝に二錠なのだが、一時間ほどすると動悸が激しくなるので一錠にしている。それも相談。


 それから二週間出席できていないマイ断酒会へ。それから刑事コロンボを録画しながらフィギュア選手権を見て、映画紹介文の続きを書いたりして、まあ忙しい。


 うん、備忘録みたいな内容になってしまった。






何 ご と か 思 ひ 出 せ な い 夜 の 隅 れ ん ぎ よ う の 黄 ゐ 照 ら さ れ て を り




なにごとかおもいだせないよるのすみれんぎょうのきいてらされており








只今のながらCD

UNION / YES
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by alglider | 2009-03-27 21:47 | 短歌 | Comments(6)

懐メロ洋楽 + 短歌

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23:42

 さっきまで


 なつかしいポップスを聴いていた。昔は季節ごとにラジオで聴けたものだが、最近は流れることがない。で、とうとうCDを集め始めだした。ベストヒッツほんにゃら、とかベリー・ベスト・オブなんちゃら、というのは30曲近く入っていて結構安価なのだが、お目当ての曲は二、三曲だったりする。


 エルトン・ジョンのように膨大なヒット曲を持つ御仁は別格。さっきまで聴いていたのは、アルバート・ハモンドの「カルフォルニアの青い空」と「落ち葉のコンチェルト」。こういう邦題がなんとも懐メロ洋楽ポップスの香りぷんぷんでいい。そして、ロボの「君と僕のブー」、ギルバート・オサリバンの「アローン・アゲイン」、バッド・フィンガーの「明日の風」などなど。いいなあ。


 ま、そんなこんなで仕事をしてます。







や さ し さ と 春 に 言 ふ な ら 手 を よ ご し 首 は 洗 つ て 桜 を 待 て り




やさしさとはるにいうならてをよごしくびはあらってさくらをまてり









只今のながらCD

AT THE RAINBOW / FOCUS
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by alglider | 2009-03-26 23:46 | 短歌 | Comments(6)

さくっと + 短歌もさくっと

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23:39

 家で


 する仕事を持ち帰っている。締切はまだまだ先なのだが、「やらねばっ!」という気持ちを持続させるために、毎日一時間は仕事に当てようと思っている。


 この「やらねばっ!」が毎日のこつこつとした継続にうまくつながったとしたら、ちょっと私も成長したような気になれるのだが、ってもう諦めムードやんか。いかん、いかん。








ゆ き ず り の 怒 り チ ロ リ ン 風 は こ ぶ 春 の 鈴 音 と ど こ か へ 去 り ぬ





ゆきずりのいかりちろりんかぜはこぶはるのすずねとどこかへさりぬ








只今のながらCD

MOVING WAVES / FOCUS
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by alglider | 2009-03-25 22:06 | 短歌 | Comments(4)

息抜き。

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21:13

 只今、


 仕事中。で、息抜きの更新。久々の映画紹介文だから、あれやこれやと思いが巡りキーボードがなかなかチャカチャカと快調な音をたててくれない。以前から担当している人との違い(より上手くとかいう意味ではなくて、言い回しや視点の違い)もやっぱり出した方がいいだろうしなあ、なんて余計なことじゃなくて必要なことなんだけど、文章以外の思惑も考えてしまって、さっぱり進捗しないわ。


 さ、お仕事、お仕事。









只今のながらCD

GOING FOR THE ONE / YES
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by alglider | 2009-03-24 18:32 | 日々是口実 | Comments(10)

うふふ。

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23:38

 当然


 明日も仕事なのだが、少しゆっくり寝ていられる。いつものルーティンワークではなく目先が変わって、映画の紹介記事を書くので昼から試写会である。そのまま帰宅して原稿を書いてもいいので、余裕はないが、ちょっとうれしい。


 うふふ。原稿の締め切りには間があるので、とにかくラフをだぁーっとあげてしまって、あとは私用の締め切り、歌誌のほうに時間を割く。うふふ。





推敲1
か た く な に 黙 し つ づ け し 倦 怠 の 枇 杷 芽 吹 き 春  反 旗 を か か ぐ




かたくなにもだしつづけしけんたいのびわめぶきはる はんきをかかぐ





 そして今日中に寝ること。








只今のながらCD

FOCAL POINT / McCOY TYNER
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by alglider | 2009-03-23 21:25 | 短歌 | Comments(6)

お元気で + 短歌

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23:48

 午前中


 マンション自治会の来年度役員総会のための資料作り。やっと長かったお努めが終わる。四月五日で解放されます。


 午後からは今週中に横浜に引っ越しをしてしまうアル友さんにさよならのあいさつをしに行く。どうか、お元気で。メールで送った言葉だけど「過去は清算できずとも、意義深く思い出すに値するものにすることはできます」。自分にも言い聞かせています。


 あとはクリームさんとNEU!さん頼んだよ。知ってる女性だから。








こ と さ ら に 黙 し つ づ け し 枇 杷 の 上 に 反 旗 を か か げ 淡 き 芽 は 立 ち





ことさらにもだしつづけしびわのへにはんきをかかげあわきめは
たち


明日推敲だな。これ。時間切れ。




 そして今日中に寝ること。









只今のながらCD

THE MELODY AT NIGHT, WITH YOU / KEITH JARRETT
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by alglider | 2009-03-22 17:29 | 短歌 | Comments(7)

さびしさを糸でかがればかぎ裂きのかたちしてをり棘のあるらし


by alglider
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