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2010 大晦日

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20:09


 押し詰まりました。


 もうすぐ今年も終わり。毎年毎年、一年の過ぎてゆく速度がはやくなっていってるような感じ。はい、歳のせいです。子供のころの一年は長かった。「♪ もういくつ寝るとお正月」という歌にリアリティがあった。また世間にはその風情もあったし、店は軒並み休み、みなが正月の中にいた。今は捨て駒のように正月は過ぎてゆく。


 ま、それも気の持ちよう。時の経つのははやいが、ここはひとつ深呼吸でもして、新しい年を迎えましょう。これと言って目標を掲げるわけではないが、先が見えるような筋を通したい。


 知り合った人たち、出会った人たち、旧知の人たち、そして先に逝った者たち、みんな現生でもあの世でも、良い年をお迎えくだされ。




除夜の鐘                    中原中也


除夜の鐘は暗い遠いい空で鳴る。
千萬年も、古びた夜の空気を顫はし、
除夜の鐘は暗い遠いい空で鳴る。

それは寺院の森の霧つた空.....
そのあたりで鳴って、そしてそこから響いて来る。
それは寺院の森の霧つた空.....

その時子供は父母の膝下で蕎麦を食うべ、
その時銀座はいつぱいの人出、浅草もいつぱいの人出、
その時子供は父母の膝下で蕎麦を食うべ。

その時銀座はいつぱいの人出、浅草もいつぱいの人出。
その時囚人は、どんな心持だらう、どんな心持だらう、
その時銀座はいつぱいの人出、浅草もいつぱいの人出。

除夜の鐘は暗い遠いい空で鳴る。
千萬年も、古びた夜の空気を顫はし、
除夜の鐘は暗い遠いい空で鳴る。




只今のながらCD

THE MELODY AT NIGHT, WITH YOU / KEITH JARRETT
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by alglider | 2010-12-31 19:40 | 日々是口実 | Comments(4)

家路

         

         「家路」という曲が好きだ。私にとっては癒しのメロディ。古謝美佐子さんで。暮れに染みるなあ。
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by alglider | 2010-12-31 01:10 | 懐メロ日付変更線 | Comments(0)

場当たりが過ぎる + 短歌四首

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19:57



た ば こ 屋 を 曲 が れ ば き み の 家 あ り き そ れ だ け 覚 え 永 久 が き た り ぬ
たばこやをまがればきみのいえありきそれだけおぼえとわがきたりぬ


L E D ネ オ ン ふ る 街 ひ や や か に き み 見 送 り し わ れ も 冷 た き
えるいーでぃーねおんふるまちひややかにきみみおくりしわれもつめたき


グ ー グ ル で 君 を さ が せ ば 肩 よ せ る 星 雲 ば か り 見 て を り し 午 後
ぐーぐるできみをさがせばかたよせるせいうんばかりみておりしごご


怪 我 を し た 小 指 の う づ き 昨 日 ま で な く せ し も の の 何 に た と へ ん
けがをしたこゆびのうずききのうまでなくせしもののなににたとえん



 この一年を


 あれこれ思い出していたのだが、何も思い出せない事実に愕然とする。もともと一年の大計を立てるタイプではないし、日々ささやかに誠実であればよいとは思っているものの、何を成したか、と問えばなんとも心許ない。


 一昨年より昨年は “意志” を意識した年を過ごして、それなりの反省もして年を越した。しかし、今年はどうだ。こまいかいことを挙げれば、それなりに重要なことはあった。結社歌誌も欠詠なし、月光の合宿にも参加したし、上京も何回かして、何よりもアルバイトから契約社員になった、という出来事もあった。そう振り返れば “こまかい” ことではないかもしれぬが、何か筋が通っていない。これは来年に対策を考えねばなるまい。


 “日々ささやかに誠実に” は基本だが、それを通す一本の歌がほしい。画策というのもは不得手だし良しともしない。われに身の丈にあった道を。振り返れる道を。歌を。


 それにしても今年は多くの友を亡くした。師走歌はすべて挽歌である。



 そんなこんな。



只今のながらCD

SEXTET, PIANO PHASE, EIGHT LINES / STEVE REICH  The London Steve Reich Ensemble, Kevin Griffiths
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by alglider | 2010-12-30 15:20 | 短歌 | Comments(0)

ぼんやり

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22:51


 何だか


 ぼんやりと過ごしている休日。朝、早めに起きて「ゲゲゲの女房」の総集編を見て、二度寝をして、買い物へ。駅前スーパーの日用品のレジっていつも空いているのに、さすがに年末。で、並ぶことになった。みなさん枕カバーや茶碗や箸などを買い求めている。新年を新しいもので迎えようというわけだ。今の私はそんなことはしないが、育った家はそういうことをしていた。


 何だか、懐かしい光景だった。そういえば、勉強机の上には小さな鏡餅をかざってもらっていた。私の代で終わった習慣がかなりあり、今となっては伝えておけばよかった、と思うものがある。時代の移り変わり、懐古的感傷といえばそれまでだが、きっと甘えがあったのだ。


 今日は昨日の続き。そういうふうに新年を迎える。何かをあらためる、というには外的な儀式が必要な気がする。年をとるとよけいにだ。明日は少しかわったことをしてみよう。



 そんなこんな。



只今のながらCD

MOONSHINE / COLLAGE
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by alglider | 2010-12-29 20:07 | 日々是口実 | Comments(2)

ぼちぼち掃除 + 短歌二首

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22:07



夢 に 見 し き み は 最 後 の 夜 回 り の 路 地 か ら あ ら は れ 路 地 に 消 へ ゆ き

ゆめにみしきみはさいごのよまわりのろじからあらわれろじにきえゆき



た れ ひ と り 意 志 を 継 が な い 君 の 死 の 悲 し と 言 ふ は た や す き 別 れ

たれひとりあとをつがないきみのしのかなしというはたやすきわかれ



 朝


 9時ごろに目覚め「ああ、今日は休みだから昼まで寝よう」と、二度寝したら、次に起きた時は午後1時を回っていて、一日の短いこと。駅前スーパーの年末割引券の期限も過ぎてしまったので、買い物の用事を明日でもいいや、と後回しにして、食器類や俎板や薬缶などを磨く。明日はレンジをきれいにする予定。


 お咲きさんは今日が仕事納めだが「映画を観て帰ります」というメールがきて、遅いようだ。ハリポタでも観ているのだと思う。私はCD 三昧の中、家事をこなす。だけど、充実感がないや。ちょっと寝過ぎたね。睡眠は体の疲労回復にいいけれど、過ぎるとそれだけ反比例して罪悪感をもたらすからなあ。



 そんなこんな。



只今のながらCD

THE PSYCHOMODO / COCKNEY REBEL
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by alglider | 2010-12-28 19:53 | 短歌 | Comments(2)

好きだったころのエルビス・コステロ

         

         ロッカーは内股が基本だとは思うけれど、コステロの足首っていったいどうなってるんだろ?
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by alglider | 2010-12-28 01:29 | 懐メロ日付変更線 | Comments(2)

仕事納めちゃいました + 短歌二首

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22:51



ひ と り 逝 き き み が 着 き し は 水 の 駅 そ こ か ら 還 る い の ち の 方 へ

ひとりゆききみがつきしはみずのえきそこからかえるいのちのほうえ



歩 む た び 重 く な り ゆ く 夕 暮 れ を 背 か ら 降 ろ し て 夜 に ま ぎ れ ぬ

あゆむたびおもくなりゆくゆうぐれをせからおろしてよるにまぎれぬ




 今日で


 今年の仕事終了、休みである。来年の4日まで休みの心づもりであったが、4日から出てくださいとのこと。うう、心づもりが崩れるのって堪えるんだよなあ…ま、気持ちを切り替えましょう。


 ぼちぼちと掃除を始めて、んで、歌集を読みなおして、短歌も詠んで、買いためた小説も読んで、と頭の中ではいろいろすることが巡り巡っているが、さてさてできることは何分の一であろうか。


 追悼の歌、挽歌を作っていると、そこからもれていく思いがある。詩がひとつ生まれそうだ。ぼちぼち。



 そんなこんな。



只今のながらCD

BLANK GREY CANVAS SKY / PETER BRODERICK MACHINEFABRIEK
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by alglider | 2010-12-27 20:52 | 短歌 | Comments(2)

吹雪鬱 + 短歌

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21:34



残 さ れ し 子 供 は オ モ チ ャ で 遊 び を り 明 日 を し ら ぬ 白 い 花 の 香


のこされしこどもはおもちゃであそびおりあしたをしらぬしろいはなのか



 今日は


 昼に吹雪のような天候になった。で、買い物に行く予定をすべて取りやめ。お咲きさんの実家に暮れから正月にかけて行く予定だったが、これも取りやめ。肺炎で入院していた義母が退院して、私や娘(義母の孫ね)が帰ると喜ぶんだけど、気を遣いすぎるところがあるので、実子のお咲きさんと妹さんだけの帰省になったのである。


 そんなこんな、買い物も慌てる要素がなくなり、一日中家で過ごす。窓から見える雪雲、暗く、低い。それで気持ちが苦しくなり、低気圧もあって少々、鬱。胃の調子も悪くって安定剤を飲むタイミングが図れない。時間が長く感じる。今日の昼の鬱は久しぶりにきつかったわ。今、現在はまあまあに戻ってます。


 ああ、明日は今年の仕事納め。もう、気分はとっくに納まってしまってるので、行きたくないなあ…頑張ろっと、一日。



 そんなこんな。



只今のながらCD

WALTZ FOR DEBBY / BILL EVANS TRIO
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by alglider | 2010-12-26 16:07 | 短歌 | Comments(6)

初雪 + 短歌二首

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22:14



静 か な る 男 だ つ た よ 赤 ら 顔 で 少 し ど も つ て ワ イ ン を 飲 ん で

しずかなるおとこだったよあからがおですこしどもってわいんをのんで



生 き て こ そ ひ け ら か せ た の に も う 本 の 数 行 に す ぎ ぬ ワ イ ン の 知 識

いきてこそひけらかせたのにもうほんのすうぎょうにすぎぬわいんのちしき



 今日は


 前立腺の診察へ。毎度、ぼやくけど薬代が高くって。通院は3カ月に1回でいいことになったのだが、3カ月分の薬代が1万5千円かかる。はあ~、とため息がでる。症状がややましかな、という程度で、その薬で劇的に改善されたわけではないのだが、今のところベターを選ぶしかない。


 ああ、それにしても寒かったなあ。雪が降りました。初雪。大阪にしたら珍しいよなあ、風も強くって、ぶるぶるっと震えドトールへ避難。歌集を読んでしばし休息し、家路へ。暮れにお咲きさんの実家に帰るので、必要なもの買いにホームセンターへ。して、昨日ケーキを食べなかったので、イチゴのタルトなどを買って帰る。


 今からデザートの時間でおます。遅いなあ…



 そんなこんな。



只今のながらCD

JANIS / JANIS JOPLIN
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by alglider | 2010-12-25 20:17 | 短歌 | Comments(0)

クリスマスのブタ + 短歌二首(推敲しました)

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22:47



金 曜 日 電 話 で 知 り し き み の 死 の 送 り 辺 の ご と 生 ご み を 捨 つ

きんようびでんわでしりしきみのしをみおくりべのごとなまごみをすつ



死 は 隣 り き み は い づ く の 天 空 の オ リ オ ン 仰 ぎ 息 を の み し か

しはとなりきみはいずくのてんくうのおりおんあおぎいきをのみしか



 世の中は


 クリスマスなのだが、もう子供が中学生になったことから特別なことはしていないなあ。で、クリスマスだというのに、相変わらず追悼の挽歌である。今月は挽歌しか詠まないことに決めたのである。


 挽歌を載せながら、まったく関係ない話を。クリスマスの思い出話である。娘が3歳のころ 「 サンタさんに何のプレゼントを頼むの? 」 と訊けば 「 ブタのぬいぐるみ 」 と答えた。また、なんの偶然か、その年のキディ・ランドには新製品のブタのぬいぐるみが山積みされていたのだった。私は躊躇なくそれを選び、クリスマス用にラッピングしてもらった。


 娘が寝込んでから枕元にプレゼント(ブタ)を置く。それで、朝、娘は 「 わ~、ブタだぁ~ 」 ということになった。それはそれでいいのだが、娘が大きくなってから 「 私はあの頃からサンタの存在を疑っていて、もし本当にサンタが居るのなら、ブタなどというふざけたプレゼントのお願いをすると、きっと拒否するだろう、と試してみたのだ 」 と言う。うう。そんなことを考えるおませちゃんだったのね、と知ることになる不甲斐ない私であったのだった。しかし、いいブタだったのになあ。のちのち私の昼寝用の枕になったのだ。



 そんなこんな。



只今のながらCD

BIRDS / TRACE
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by alglider | 2010-12-24 22:02 | 短歌 | Comments(2)

さびしさを糸でかがればかぎ裂きのかたちしてをり棘のあるらし


by alglider
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